見出し画像

自分の人生を歩んじゃ、ダメ?学生時代のカナダ留学・社会人留学のコスタリカの比較トーク!~IIBC Cafe Globe #24 山口晴希さん

10月10日は祝2周年!第24回目のIIBC Cafe Globeでした。

Cafe Globeを開店することに至った背景はこちら

今回のゲスト

今回のゲストは山口晴希さん。

1広島生まれ広島育ちの29歳。小中高では、サッカー・水泳・ソフトボール・弓道をしており根っからのスポーツ女子。大学では幼児教育を専攻。大学を休学してカナダへワーホリをしたり、ヨーロッパ・東南アジア・南米を1人旅。南米へ行った際に、英語が使えずスペイン語の世界に触れたときにいつかスペイン語留学をしたいと夢見る。
大学卒業後は幼稚園教諭として3年、保育士として2年勤務。そのかたわらで訪日外国人に向けたツアーガイドも行い、2020年よりNPO法人PEACE CULTURE VILLAGEのスタッフとして平和公園ツアーの企画・運営や平和学習プログラムの統括を行う。
2022年4月~6月で大学の時の夢を叶えるためにコスタリカへスペイン語留学へ。次のビジョンは広島を訪れる海外の人と広島の学生たちを繋げるコミュニティづくりをすること。

はるきさんと私

2020年5月の緊急事態宣言中、休校中の子どもたちのためにと色々おうち遊び情報提供やオンラインビンゴ大会を開催していた私に「この企画真似させてください!」と友人経由でDMをくださったことでつながったはるきさん。去年12月に鹿児島にいらした時にちらっとお会いできたのですが今回ゆっくりお話ししたい、とCafeにお呼びしたのでした!

わたしと出会った当時2020年のはるきさんの働き方は3年間働いていた幼稚園を退職し、朝の2時間(7:30-9:30)だけ5日間、週合計10時間働くという保育士の仕事をベースの収入にしながら、ほぼボランティアに近いNPOの活動をしていた時。保護者の方から家に子どもが居続けてどうしよう、しんどい、といった声を聞いていて、そんな彼らと何かをオンラインでしたいと考えていた矢先に私に出会ったという。すごいタイミングです。すごい。

今回のお茶

Cafe Globeでは、ゲストのゆかりのある「お茶」と、ナビゲーターの私がその時おすすめしたいと思った「お茶」を交換して、飲みながらお話をしています。

今回はるきさんが送ってくれたのは、大崎海星高校の高校生が地域おこし協力隊と一緒に立ち上げたミカタカフェというところのコーヒー。高校生達が地元の業者さんとかと話をして開発したコーヒーだそうです。以前クラウドファンディングもしてたみたいですね。
自分も高校生や大学生と一緒にこうした何かイベントなどを立ち上げたいと思い、紹介も兼ねて送ってくださいました。

「ミカタカフェ」のインスタを見つけたのでシェア!↓

今回私が送ったのは、桜島の小みかんの紅茶。最近活動が活発なので(笑)普通に足湯をしたりカフェにいったりと桜島に寄るので、その時購入した紅茶です。

今回のカフェ。

さて、今回のカフェです。

今回はるきさんは報告会で使ったスライドをちょっとアレンジして見せてくださり、それを見ながらCafeトークを進めていきました。

 はるきさんは小中でサッカーと水泳、中学でソフトボール、高校で弓道をやっていたという、バリバリのスポーツ女子。ある程度の球技はカバーしているという…!
元々色々な物・事が好きな&体を動かすことが好きなタイプで、長く続けたサッカーとは打って変わって、高校ではあえて「できないことをやってみたい」と弓道をチョイスするという、興味があることにはどんどん挑戦する性格のよう。
 
そんなスポーツバリバリのはるきさんの英語や海外との出会いには、中学校の時に出会った英語教室の先生。
小学校からサッカーをやっている友達から、自分の幼稚園の頃の先生が英語教室を始めたから、と誘われ、一緒に行ってみたところ、その先生が幼児教育を専攻し、幼稚園の先生をやって退職後、オーストラリアにワーホリで行っていたそうで、かなり影響を受けたそうです。
 
ということで、大学では「一人旅」に魅力を感じ、バックパッカーを挑戦。
フィジーでの泥風呂経験やタイでの昆虫を食した経験、カナダでワーホリ中に浴衣を着た写真や、スペインとフランスを旅行した時の写真等を見せてもらいました。
そんなはるきさんの初海外はオーストラリア。とにかく海外に行きたい!という想いを抱き、「でも一人で行くのは不安だし…」と思っていた中、大学の専攻が幼児教育であった流れで、現地の幼稚園にボランティアに行くという2週間のプログラムを発見、参加します。(今思うとパッケージツアーなのでめちゃ高かった、とはるきさん。)あれ。英語教室の先生と同じような…!✨
そこでは、可愛い子どもたちと全然会話ができず、相手が行ったことを繰り返して言って「Yes!」と言われて会話終了、という、対話ができない経験をしたそう。
 
さて、大学を卒業し、まずはるきさんは幼稚園の先生になり、3年働きます。
大学時代の海外での経験から、「働きながらも海外と繋がりたい」と思うようになり、夜や土日を使って異文化交流のボランティア活動などに参加。そこに参加していると「自分の中でこのまま幼稚園にい続けていいのかな」と思うようになり、「世界一周に行こう」と決意。2020年の3月に退職します。しかし、コロナにより世界一周の計画は一時中断。たまたまこのタイミングで出会ったNPOのスタッフの方からのお声がけで立ち上げの支援に入ります。世界一周をするという意思は変わらずなので、期間限定での関わり方を選びます。
 
そんなはるきさんが今広島で活動されている理由を知りたいという声があり、聞いてみました。
はるきさん本人、色々なところに巡ることは楽しみつつ、「自分は行こうと思ったら行ける」と思っていたそう。特に海外で何かがしたいということも、ゲストハウスを作る案があってもしっくりくることもなかったとか。しかし、大学時代、周りがワーホリを羨ましがったりする中で「私もサポートするから絶対行ったほうがいいよ」と伝えても、なかなか一歩踏み出せないまま卒業した友人を見て、自分の経験を通して誰かがどこかに行きたいとなったときにサポートできる側になりたい、と思うようになり、世界中から人が集まる特別な場所である広島で、その「ブリッジ」をできる人でありたい、と思うようになり、広島を拠点に選んだそうです。

さて、はるきさんは学生時代にカナダへワーホリ留学、そして最近まで社会人留学でコスタリカに行かれていました。その2つの経験を経て、色々と比較して話してくださいました!✨ぜひYouTubeの動画でも見ていただきたいのでこちらでは簡単に私が学んだことを…
・入れ替わりが激しいコスタリカ
コスタリカ留学の方ではスペイン語を学べる語学学校が通学期間を1週間から選べて、毎週月曜日が入学式、金曜日が卒業式があるため、かなり入れ替わりが激しかったそう。はるきさんは12週間いたそうですが、大体2~4週間の方が多く、一番少ない時はクラスに4人しかいない時もあれば、めちゃくちゃ多い時もあったとか。一方でカナダで行った学校は規模が大きかったそうで、4技能(RWLS)別かつレベル別にクラスがわかれており、規模間の大きさに驚いたそう。
・アジア人と絡みたくない人はコスタリカ
カナダ留学では基本韓国人の方と一緒にいたはるきさん。コスタリカではアメリカやヨーロッパから来た人が多く、アジア人が自分しかいないという状況に。スペイン語でのコミュニケーションになりますが、マイノリティ環境でチャレンジしたいならコスタリカかもですね。ひい。
 
はるきさんはカナダで英語、コスタリカでスペイン語を学んだわけですが、その語学力についてもきいてみます。
まず、カナダに行く前は英語をすごい勉強したとのこと。はるきさんは大学時代在学生ていた文教女子大学にある「文教Englishコミュニティセンター(通称BECC)」という建物の2階の「日本語を一切使ってはいけない」ルームに行き来していたそう。そこは英検やTOEICの教材があり、海外のドラマや映画が観放題、そして毎時間必ずネイティブの先生がソファに座っていて、宿題の質問や何気ない話ができる空間があったそう。そこになんと「毎日通い詰めました私」とはるきさん。この環境の存在はかなり大きかったそうです。毎日空きコマには必ず赴き、「英語はすぐできるっていう感じではないからちりつもで」継続を意識したそう。だよなぁあ。
ただ、1,2年生の時はそんなBECCにも足が運べない時期があったのだとか。高校時代から存在を知っていたBEC。学科が幼児教育であることもあり、英語など、グローバルなコミュニティがなかったので、ここに行けば、と行ってみたら、自身がリーディングとライティングはできるけど話せない、という典型的な日本人の壁にぶちあたります。しかし周りは「英語オンリーとか無理!」と立ち寄らず、最初は1人で行っていましたがやっぱり話せない。と避けていたそう。ただ、3年生のタイミングで「ワーホリに行く」と決めていたそうで、そこで通い詰めると決意。決意を固めたら「自分に負けたくない」的なスポーツ魂がでるのか、はるき氏。
 
そんなはるきさんが受けたカルチャーショックを聞いてみました。
カナダ留学では、ホームステイ先がカナダ人かと思いきやフィリピン人だったこと、学校にアジア人が多い、など、カナダ人と出会えると思って行ったけど自分の生活の導線上家のフィリピン学校のアジア人という感じだったので、「行ったら現地の人と喋れるって言うのもなんかそうじゃないんだな」と痛感したそう。
そして、カナダ留学でのイメージのままコスタリカに行ってみたところ、授業が午前中で終わり、午後が丸々空いて、「何をすればいい!?」と驚いたこと。週2回学校主催のアクティビティがあったものの、時間も1~2時間程度。ひたすら勉強して過ごしたそうですが、「国ごとに違うんだな」と驚いたのだとか。
 
ちなみにそのアクティビティを紹介してもらいました。
カナダでは卓球やテニスやみんなでクラブに行くといった、あまり日本と変わり映えしない、一緒にいるメンバーが留学生なくらい、とはるきさん。一方コスタリカは自然が豊かなこともあり、乗馬、トレッキングといった「ネイチャーなアクティビティ」が多かったそう。お国柄!
 
また、ホームステイの話ですが、カナダで滞在していたフィリピン人のおうちではパーティースタイル(食べたい量を自分でとるみたいなスタイル)だったそうで、コスタリカでは近所に家族親戚がいるというおうちにいたそうで、どちらも団らんする時間が多く、とても楽しかったのだとか。カナダでは家では英語、コスタリカでは家では完全にスペイン語。最初はGoogleさんと一緒に常日頃共にしていたそうですが、だんだんと耳が慣れてきて2か月目からGoogle常備でなくても大丈夫になっていったそうです。コスタリカの家ではオーストラリアの時同様、子どもたちのスペイン語がわからない!ということもあったそうですが、一緒にスペイン語のアニメを観たりしてだんだん耳を慣らしていったとか。ちなみに、コスタリカではホームステイか寮かで選べたそうですが、学校から「寮だったら一緒にいるメンバーがヨーロッパやアメリカの方=基本会話が英語になるよ」と言われてホームステイを選んだとか。「何か改めて比べたらだいぶ違ったんやなーっていうの後から気づきました」とはるきさん。だよ!!
 
この流れで食事の話も。ホームステイ先では朝と夜の二食付き、といった食事の選択もできるそうで、コスタリカではこの二食付きを選んだそう。ホストマザーがお料理上手で、スープ系のごはんが多く、寒い中食べるこのスープがとても美味しかったとのこと。(赤道近くではありますが高所のエリアに住んでいたので3か月滞在している間ずっと気温が20度をきっていたとのこと。さらに毎日15時くらいから雨が降るという。)チャーハンなども出たそうで、食事には困ることはなかったそう。

さて、参加者からいただいていた質問で、「留学で一番大事な事は」とあったので、はるきさんに聞いてみます。ここも資料を用意してくださったのでぜひYouTubeでご覧ください!笑
そこでも印象に残っていた私の備忘録だと…←
学校選びの時には規模感や授業スタイル、課外アクティビティの有無や内容、一緒に学ぶ留学生がどこから来ていることが多いか、そしてそれと予算を相対的に考えて、何が自分が譲れないかを考えるということ。
というのも、はるきさんの経験談で、カナダでワーホリする時に、学校の選び方で以下の3つの選択肢に出会ったのだとか。
1)   日本にエージェントがあって、日本人の人たちと一緒にコミュニケーション取りながら現地のカナダの話を聞くかたち
2)  カナダにしかオフィスはないが、日本人のスタッフがいて現地でサポートしてくれる
3)  広島とか日本にもオフィスがあるし、カナダにもオフィスがある
もちろん3が一番費用が高いわけで、消去法的に現地のオフィスのみの2を選択、手数料や仲介料が無料なところを調べ、その時に学校から「何をしたい?」「どこに行きたい?」と聞かれるので「何がおすすめですか?」「アクティビティに精通している学校がいいです」など希望を伝え、適した学校を探していったそう。
確かに、自分はどうした環境だと学びやすいか、居心地がいいか、といった、自分の考えを持ったうえで探すというのは大事だなと思う私。実際現地に着いてから、言ってることと違う!といったこともなかったそうです。
 
そんなはるきさんですが、周りの人やゼミの先生などは留学(ワーホリ)に反対派だったそう。
英語を勉強しに行くならわかるがワーホリは遊びだから、みたいに言われ、帰ってきたらどうするの?と言われ、直接ではないけれど、否定的な空気感を感じていたそうです。
そんな中で、英語教室の先生はご自身も行かれ、色々な日本人を見ているからこそワーホリは意見が分かれると教えていただいたり背中をおしてもらったそう。「なんとなーく行っちゃって、なんとなーく過ごしてると何でここにいるんだろうと思いながら過ごす期間もある。実際あった。そういう意味で、自分は何がしたいみたいなののアンテナを張り続ける、っていうのすごい大事だなーと思った。」
実際カナダのエージェントとの初日の面談で、「後悔じゃないけど何で行ったんだろうってなって終わる傾向にある」といったアンテナを張ることの大切さをエージェントから教えてもらったそうで、自分は何が好きで、何を大学でやっていて、1年どんな風に過ごしたいか、ということを考えるワークをしてくださったそう。この存在がかなり大きかったのだとか。ここで、大学で幼児教育をやっていることを伝えたら幼児英語を教える資格の存在を教えていただいたり(費用的に厳しくご両親からお金を借りて資格を取得したそう!)もしたそうで、「アンテナ」の大切さを実感。
学校が終わった後の仕事探しの方でも、ワーホリビザの期間が長い人が採用される傾向にあることを知り、それでも英語を使った仕事がしたい、と探して、たまたまカナダの大学に通学している方で旅行会社にインターンしている人に出会い、そこに直感的に連絡をした結果働かせてもらったり。「何かこう、自分がしたいって思ったら、とりあえず行ってみる、ダメ元で行ってみるみたいなところすごいあると思ってて、そういう感覚ってすごい大事だなって思ってて。」みんなの中では何となくやってみたいけどやめとこうかな、と思うものを、「すごいやりたい」と思うところが結構ご自身にあるのだとか。実際、行動に移してみると次につながることもあり、「こうしないとマジ自分損するわー」的な考え方を加速させたのにはカナダでの経験もあったようです。
 
そんなはるきさんに、「困難に立ち向かう勇気はどうやったら獲得できますか」という質問が。はるきさんは「結構自分の事に関しては怖いもの知らずかもしれない」、と。「みんなで何かする時とか、大きなプロジェクトとかとなると、誰かに『大丈夫』って言ってもらわないと進めないんですけど、自分の事に関しては結構『なんくるないさー』の沖縄の血入ってるのかなー、くらいのごとく結構どうとでもなるでしょうみたいな感覚はすごいあって。」
子どもが好きなはるきさんは、先の不安を考えていない、失敗というものが存在しないで、やるべきことをやっている子どもたちを見ていると、自身も感化されるのだとか。感情も子供のように素直に出すし、そうした子ども心のようなものを今も大事に持っているところがあるのかもしれない。とのこと。精神年齢低くあれ。
 
こうして話している間に、ワーホリか留学か就職かで迷っているという方からのメッセージが。
はるきさんはワーホリ後は大学に戻るという選択のみだったので、その人次第とは言いつつ、ご自身の社会人留学として選んだコスタリカの方の経験をシェアしてくれました。
はるきさんは当時幼稚園での勤務を卒業し、時短の保育士とNPOの仕事を掛け持ちして2年働いており、NPOの仕事によりコミットしたいと思うようになった時、「しばらく海外に行けないだろうな」と感じます。
そんな中、大学の卒業旅行で南米のペルー・ボリビア・チリに行った際に全然スペイン語をかじっていたにもかかわらず通じないことに驚きながらもスペイン語の音に魅了され、今の英語力も満足はしていないけれど、英語を伸ばすより全くスキルがないスペイン語を学ぶことに興味を持ち、漠然と興味を持っていたスペイン留学という選択肢があったことを思い出します。そして、属しているNPOが平和教育の団体で、コスタリカが世界的にも珍しく軍隊のない国(1948年に軍隊を解体、その軍の予算も教育と医療と環境保全に分配したという)、軍隊がないことが当たり前の国であることを教えてもらい興味を持ち、「コスタリカの奇跡」という映画を教えてもらいどういう平和活動があるのだろうかというところに興味を持ち、これがコスタリカ留学に繋がったのだとか。ちなみに、その平和教育については、どうやって現地で学んでいたかというと、ボランティアやインターンは特にせず、インタビューをしていたそうです。平和の事を考えて学ぶ人がいるのかという驚きや、軍隊がないのが当たり前で特に違和感なく過ごしている現地の方との出会いなどがあったそう。
そうした経験から、「大学時代にはワーホリしてるし、社会人になってからもう1回コスタリカに行くってやっちゃってるから、全部やっちゃえばみたいな感じ?」

ここで「休学してよかった」というお話をしてくれました。
色々な意見がある中、休学と言うだけで「すごい線はみ出てるね」と言われる中、海外に行ってみたら、休学が当たり前。社会に出る前に、いろんなところを見て行こうみたいなところがすごいあるなーっていう感覚を持った」とはるきさん。カナダでも休学してきている日本人や社会人を3年程度やってきている日本人かの2パターンが多く、皆口をそろえて「大学で休学してよかった/したほうが良かった」と話していたそう。
 
戻ってきた後の生活をどう取り戻したり乗り越えているのかという質問も。
そこに関しては、はるきさんはコスタリカに行く前働いていた保育園は完全に退職。今働いてるNPOにオンラインで関わらせてもらっていた延長で、戻ってきてから正式に社員になったそう。そこの不安がなかったのは「確かにでかいな」とはるきさん。幼稚園を辞め世界一周に向けて保育士とNPOの二足の草鞋を個人事業主のような形で働かせてもらっていたはるきさん。コスタリカから戻ってきたタイミングで社員にと声かけていただけたのは恵まれていたのだなあと。コロナでリモートという働き方も広まってきた中で、海外に居ながらもオンラインで関わるということができたからこそ今はるきさんが正社員に慣れたというところもあると思うので、そうした繋がりを飛ぶ前から作るというのが大事なのかなと思う私です。
 
ただ学びたいという理由で留学することに対してどう思うか聞きたい、と大学院留学を考えている方からの質問がありました。「すごい周りの大人は理由を欲しがるなと思ってて。なんで『学びたい』って言うだけじゃ…ダメ?」と首をかしげるはるきさん。
「留学することに対して何を、とか、その後どうするのか、という風に色々と質問をくれるじゃないですか。でも私の中では学んでいく先にまた新たなものが見えるっていう感覚がすごくあって。それだけ皆さんの中で不安って、なかったらどうするのってなるかもしれないけど、なかったらないで(人生)立ち止まれる。すごい理由を求められているけど、大事なのはすごいやっぱ自分の人生だってところだし、自分は自分だし、学びたいっていう気持ちがあるんだったら『学んじゃダメ?』みたいな、逆に聞きたいなーっていう感じですごい思うし。」
周りはどんどん結婚し家族を持つ中で、肩身が狭いという感覚を覚えるときもありつつも、「その人たちはその人たち」「私はまだそこじゃない」と自分がしたいことがある・それをするのが自分の人生と感じているそう。
自身のコスタリカへの社会人留学も、ずっと幼稚園の先生を続けるのはな、と悶々とした中で見えた世界から挑戦したこと。ワーホリに行った先で見えた世界でそのまま日本で就職をしない選択肢もあったかもしれないので、「人生に正解はない」「自分でこう作っていく、というか後付じゃダメ?」と思うそう。確かに、最初カナダに行った時は特にやりたいことがあるわけではなく海外に行きたい!という衝動から動いているはるきさん、「何かやりたい、がない状態で海外に行くのはダメ?」でもいいんじゃないかと思う私。
 
「皆さんすごいだいぶ先の扉と言うか、ここに見えない何かの所に向かって走って行こうっていう、だから逆算する、というのは、確かに不安になるけれど、そんなに先を見なくても、まず今、自分が何かしたいか・何に時間を使いたいか、というところを大事な基準としてほしい。」そう言うはるきさんがバイブル並みに大事にしている本を紹介してくれました。ひすいこたろうの「あした死ぬかもよ?」です。

広島で、原爆で一瞬で命がなくなるということを話したり勉強していく中で、いつなんどき何があるかわからない中、「この先を考えるよりも今今自分が何をしたいっていうところをすごい大事に進んでいくっていうのが、もちろん『それでやって将来どうなるの?』と思うかもしれないけど、『死なないよ結局』っていうのはすごい思う。」とはるきさん。「どんなことをしても、だからこそ、いつなんどき何が起こるかわからないその日のために何かやりたいことをやった方がいいなーってのはすごい思うので」読むと何かやろうってすごい思えるような本ということで、早速Kindleでダウンロードする私です。

盛り上がってあっという間に時間に。最後にモカからも、海外と日本の違いで一番はるきさんにインパクトがあったものは?という質問が。日本って靴を脱ぐという文化があり、海外にはそれがないという中で、現地の子どもたちはどのようにハイハイして大きくなるのかなというところを考えながら行ってみたところ、コスタリカで「普通にハイハイしてる」ということを見たのが衝撃だったそうです。さすが、幼児教育専門のはるきさんならではの視点でした。でも確かに、普通に人が歩くところハイハイするのか…!「それで海外の人生きてるんだったら、日本人って清潔すぎるんだなっていう風に落ち着きました」
 
最後は、平和活動をするはるきさん=ピースということでアベンジャーズっぽくみんなで集合写真!

 そして、はるきさんから参加された皆さんにメッセージが。
「私の海外での学び・魅力は、1つ目に「日本がもっと好きになる」というところ。日本と海外の違いを感じることによって「日本ってこれすげーな」、特にトイレは一番すごいなって思うんですけど、日本食もそうですし、優しさもそうですし、おもてなしの心もそうだし、すごいやっぱ日本を俯瞰して見れるので好きになれるってのが魅力だなって思います。2つ目に日本の当たり前が当たり前じゃないってところをすごい痛感できる時に、レールに敷かれていた考えを持っていた私が、色々な角度での物事の考え方・人とのかかわり方を体験できるというところ。3つ目に、誰かに何か助けを求めないと進めないって、何もできないってところがあること。日本だとスマホがあれば1日誰か助けを求めなくても生きていけるんだと思うんですけど、一人旅とかしてても、やっぱり海外はそうはいかなくって。色んな人に色んなこと聞いたりとか、助けてもらったりとかしながら過ごすっていうところで、人とか優しさとか温かさに触れられるっていうのが海外の魅力だなーって思っています。ぜひ皆さん海外に一歩踏み出してもらいたいなと思っています!」

話を聞いていても、画面越しにはるきさんのエネルギーが伝わってきて、とても心が熱くなる時間を過ごせました!感謝です。
 

そんな当日のカフェの様子は

懇親会タイムは入っていませんが、最初の1時間の様子はYouTubeで公開します。お楽しみに!(もう少々お待ちを!)

もっとはるきさん

カフェ以降もはるきさんの活動をみてみたり、応援したい!と思った方へ。Facebookでの申請OKとのことだったので、是非ご連絡+メッセージをお送りしてみてください!

次回のカフェ。

ということで、次回のカフェ。11月10日20時からです。

お申込みや詳細はこちらから。

集合写真とかアップしてるのでぜひカフェのFacebookもフォローしてくださいませ~!

次も楽しみです!


こんな私ですが、ぜひサポートお願いします。 いただいたサポートは、自分に沢山の学びと気付きの機会を与えてくれた人や団体、そして社会に還元していきたいです。