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【宣伝‼️】小学生『女子グループ社会』の内部事情とは?/<小説・true-blue>(プログレス出版)

「クラスのみんなと仲良くしましょう」「トモダチは大切にしましょう」と担任の先生から何度も言われた小学生時代。先生の言葉は絶対(低学年時代は特に)だったので、みんな素直に「はーい」と返事。でも入学直後から意地悪な世界は既に存在していたよね(T_T)

道徳の授業の後半によく観せられていた、教育テレビの某番組。視聴後に口から出た感想と本心は必ずしも同じだとは限らない。だってここで求められているのは「先生が評価してくれる答え」だから…。

そうそう、長女が小6の時「お母さん、聞いて。アイツが『いじめ撲滅ポスター』で賞をもらったよ」なんて苦々しい顔をしながら教えてくれた。アイツとは、気分次第でグループの誰かをよく仲間ハズレにしている女子のこと。グループ外ではあるけれど、娘も何度か意地悪なことを言われたことがある。うーん(; ̄Д ̄)先生方、それってツッコミ待ちなの⁉️

こんにちは(〃∇〃)桂-kastura-です。電子書籍執筆の時は、このペンネームを使用しております。今回は自分の作品紹介ということで、この名前で登場しましたo(^o^)o

小説なテーマのひとつが『女子グループ』。この言葉を聞くと未だにネガティブな響きを感じてしまう私です(>_<")

小学校中学年あたりから教室にいくつかの女子グループが出来上がっていて、自分も特定の女子数人とつるむようになりました。

でも「その子たちか好きだから一緒にいた」のか、それとも「意地悪な世界に一人取り残されるのが嫌で無理をしていた」のか、判断しかねる時期もありました。いやぁ、今振り返るとグループ「内」での方が色々ありましたからね~(´Д`|||)

「あー‼️ めんどくさい」って何度思ったことか。

でもそんな世界だったからこそ、本当の優しさや居心地の良さに気づけることがありました。

ストーリーはフィクションですが、私や娘たち、そして友人たちの実際にあったエピソードも織り交ぜております。

この世界は本当に大切なものに気が付けば捨てたもんじゃない。

そんな気持ちを込めて執筆しました(//∇//)

true-blue<1>「背中合わせの少女たち」

「true-blue」は3部作になっています。

この「背中合わせの少女たち」編は、いつの間にか出来上がっている女子の上下関係について書きました。

女子の上下関係に関して、今でも印象に残っているエピソードがあります。

長女がまだ中学生だった頃の話ですが、朝、私は団地内で登校中のエリちゃん(仮名)という女の子を見かけました。彼女は娘の同級生で昔は仲が良かったのですが、この頃はすっかり疎遠に…。(ま、いわゆる『女子あるある』の理由です)

私の4、50メートル先を歩いていたエリちゃん。すると私の背後から「エリちゃーん!!待ってぇ!」という声と共に私の横を駆け足で通り過ぎる女の子が…。その子の名前はミホ(仮名)ちゃん。エリちゃん同様長女と「昔は」仲が良かった女の子でした。

その声に気が付いたエリちゃん。振り向き、ミホちゃんの姿を確認したものの、すぐに向き直り再びスタスタと歩き始めます。ちょっとでも手を振れば印象は違ったのでしょうが、本当に振り向いただけ(;゜0゜)

(えっ? エリちゃん行っちゃうの?)

娘と疎遠になった女の子たちのことなど本当はどうでもいいのですが、ついつい気になり、そのまま観察を続けてしまった私です(性格悪ぅσ( ̄∇ ̄;))

エリちゃんの背中には『来るなら勝手にくれば?』というようなオーラが漂っているよう…。そしてミホちゃんは走っては休み、また走っては休み(カバン重いからなぁ)を繰り返し、やっとエリちゃんの横にたどり着きました。

2人の性格はある程度把握していたものの、「露骨な上下関係」に改めて驚いてしまった私でした。

もしもミホちゃんが先に歩いていたのであれば、後から来たエリちゃんを喜んで待っていたと思います。いや、待つどころか自分の方から駆け寄ってしまうのでは…。そして間違っても『そのままスタスタ歩く』という選択肢は彼女にはないでしょう。

(そ、それでいいのか? ミホちゃん)

私がそんなふうに思ってしまった理由は、『かつての自分がミホちゃんと同じタイプだったから』なのかもしれません。

作品内では、主人公であるヒトミがグループの『女王様』マユミの怒りを買い、理不尽で陰湿ないじめが始まります。

少なくとも最初はフラットだったはずのトモダチ関係。いつから変わってしまったのか?境界線になるような出来事はあったのか?ヒトミの疑問は小学校時代の私の大きな疑問でもあります。

true-blue<2> 「そのフィルターをぶち壊せ‼️」

高校生時代に好きだったバンド「JUN SKY WALKER(S)」。彼らの代表曲の1つに『♪明日が来なくても』いう歌があるのですが、「人の目を借りて自分を見ていた」という歌詞が当時、私の心に刺さっていました。

集団の中で生きていれば、多かれ少なかれそんな思いはあるはず。そしてその傾向が特に強ければ「トモダチ選び」にかなりの影響を及ぼすことでしょう。

その一つが「あの子と仲良しのポジションにいる自分は最強」思考。まあ、本当に気が合えば全く問題はないのですが…。

以前Yahoo!知恵袋で「私のグループの子たちは地味で嫌‼️  どうやったら別の『イケてるグループ』に入ることが出来るのか?」という投稿を目にしたことがありました。(ほとんどの解答は「無理して入っても仕方がない」というものでしたが…)

足を引っ張るようなトモダチとは距離を置き、自分の存在を大切にしてくれる子を選ぶべき…と声を大にして言いたいのですが、これは簡単そうで難しいですよね。それが出来ていたら、私はあの頃の友人関係で苦労しているはずないのですから┐( ̄ヘ ̄)┌

ヒトミの前に現れたヤスコという同級生は、自分にとって居心地がよい相手だと直感が教えてくれます。

でもヤスコに対する周りの評価は逆…。一緒にいたら自分の価値も同じようになってしまう。

そんなヒトミの判断は…?

「本物の」トモダチになれそうな子が自分の前に現れた時、「自分の目」でしっかりと見つめる強さが欲しいですね(*´ω`*)

※余談ですが、トモダチ関係で色々思うところがある若い方は、先ほど紹介したバンドJUN SKY WALKER(S)の『♪ガラスの街』をオススメしたいです。

true-blue<3>「青い扉の向こう側」

一人のトモダチのために集団を引っ掻き回すことができますか?

私の答えは「NO」、…っていうか「無理」です。気が弱いので…(/。\)

グループの一部の子たちもそうでしたが、昭和独特のむちゃくちゃな先生もいた(当時は『言われるがまま』でしたが…)ので、後半のヒトミくらい大暴れして卒業できれば気持ちよかったかなー…なんて思っています。

まあ、後半以降はヒトミに「こんなことをしたかった」という願望を託した感じでしょうか( ̄▽ ̄)ゞ

そして、このストーリーの舞台は自分の育った町をモデルにしています。名称や一部の設定は私の都合(笑)で変えてはありますけどね。

地元の方が読んだらきっとバレバレだな(^_^;)))


最後に…

この小説は数年前、地元の文学賞に応募し、一次審査は通過したものの、賞に届かなかった作品でした。

その後、Twitterが縁で知り合えたプログレス出版さんのご指導で加筆修正。めでたく電子書籍での出版へ\(^-^)/改めてプログレス出版の皆様には感謝申し上げますm(_ _)m 

Amazon kindle unlimited 読み放題会員の方は¥0で読めます。もしもこのnoteを読んで興味を持った時にはクリックして頂けると嬉しいです(*>∀<*)

またプログレス出版では多岐にわたるジャンル(雑学、子育て、スピリチュアル系などなど…)の電子書籍作品を販売しておりますので、そちらも合わせてよろしくお願いいたしますm(_ _)m

最後まで読んで頂いてありがとうございました(⌒∇⌒)ノ"

桂(katsura)

1巻のリンクをはらせていただきました↓


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