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ショートショート あなたの幸せを願う

「は~、今日も推しのライブがある。」

「私もオタ活してる。推し活出来るって幸せよね。」


そうなんだよ、推しがいるだけでそれだけで幸せ。
こんなことで僕等は幸せを感じる。

もしこれがなかったらと思うだけでゾッとする。
推しの笑顔が見た時、僕は気付いたんだ。
この人の笑顔を見た時が僕にとって1番の笑顔。

確かに自分が幸せを感じるのも嬉しい。
でもそれは推しのライブに行けば自ずと叶えられる。

でも推しの笑顔はコントロール出来ない。
だから僕が笑顔にさせたい、もちろん僕が全て叶えられるなんて思っていないけど、推しの幸せのかけらにはなれるはず。
そのかけらで良いから、僕は彼の幸せのかけらでいたい。

「そうだな~、僕等みんな人間だから幸せに生きたいよな。
推しだってそうだよな。」

「どうしたのよ急に。」

「いやふと僕達は推しに幸せにしてもらっているように、推しにも幸せになってもらいたいなと思って。」

「確かに。私も推しには幸せになってもらいたい。」

そうやって幸せは誰にもなる権利がある。幸せに生きる未来があって欲しい。あなたの幸せを願っている。


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