【管理者必見】改善より向上を意識する
「改善」と「向上」は似ているようで大きく違います。改善は悪いところを直す、向上はよいものを伸ばすという意味になります。
改善:悪いところを改めて、よくすること。
向上:よりすぐれたものに高まること。
改善はプラス評価にはならない
目標設定やミーティングなどでは、ほとんどが「改善」のために行われます。〇〇改善ミーティングのように、ミーティング名自体に「改善」が入ることも多いと思います。
しかし、改善とは悪いところを直すなので、「マイナスを0」にするものです。これだと、個人としても組織としても改善は当事者にとってはプラスですが、周りから見ればプラスとは言えません。しかし、苦手なものできないものをできるようにするのは相当なエネルギーがいります。そこから、プラスに持っていくのは並大抵の努力ではできません。
何故、改善を求められることが多いのか?
何故、プラス評価になりづらいはずの改善が求められることが多いのか。それは、ラクだからです。駄目なところは見つけるのも指示するのもできるようになったと判断するのも非常にラクです。つまり、管理側がラクだから改善を求めることが多いということです。
逆に向上は非常に難しいです。そもそも、何が得意なのかを見つけるのも難しいですし、その得意をさらに伸ばすアドバイスも難しいです。既にできていることなので、どこまでやればよりできたと言ってよいのかの評価も曖昧になりがちです。そのため、向上を指示することは少ないです。
向上のほうがよい理由
自分が何かを選ぶとき、「値段そこそこ」「性能そこそこ」「見た目そこそこ」ではなく、「値段最安」や「ビジュアルが好み」などマイナスがないではなく、プラスがあるものを選ぶと思います。これは仕事であっても同じで、プラスという武器を作るのが大事だと思います。
まとめ
事前準備がラクでエネルギーが大量に必要かつ効果が薄い改善
事前準備が大変でエネルギーがあまり必要でない効果が高い向上
短期的に見るか長期的に見るかでもどちらをすべきかは変わるのでバランスですが、どちらかに偏っているなら見直してもよいかと思います!
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