![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77465349/rectangle_large_type_2_1d452d450071452be716e5e81fb52d0d.jpeg?width=800)
【コラム:『Tokenise:マイノリティの広告塔』というカルチャー】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
うーん……。
今回、ちょっと難しいカルチャーについて知る機会があったので知識整理の意味合いも兼ねてnoteでシェアします。
キッカケはコチラの動画。
BrooklynTokyoさんというYouTuberが投稿したものなのですが、現在放送中のアニメ【SPY×FAMILY】のキャラクターを黒人化したファンアートがTwitterに投稿され、それが炎上したそうなんですね。
カエルはこの動画を見るまで炎上してたことすら知らなかったのですが、この動画の中ではたびたび起こる『アニメ・漫画キャラクターの黒人化』について、なぜそれが第三者に良く思われないのか?を、白人・アジア人と、黒人のカルチャーの差も含めて解説しています。
そんな動画の中で出てきた単語が今回のタイトルでもあります『Tokenize - Tokenization』です。
ちなみに『マイノリティの広告塔』というサブタイトルはカエルが掴んでいる『Tokenize』のイメージ。
なお、Tokenizeがすごく分かりやすく使われているTwitterのTLがあったので引用。
こういうのを英語圏ではtokenizeと言う。
— yuko asanuma (@yukoasanuma) July 23, 2021
イメージアップ(もしくは挽回)のためにマイノリティ当事者を利用すること。 https://t.co/NgmkobILNk
ちなみに、英Wikipediaでは以下のように説明されています。
トークニズムとは、特に職場や教育の文脈で人種やジェンダーの平等のように見せるために、過小評価グループから人々を採用することによって、マイノリティグループのメンバーを包括するための機能的または象徴的な努力のみを行う慣行です。
トークンの個人を職場や学校に含める努力は、通常、社会的包摂性と多様性(人種、宗教、性的など)の印象を与えることを目的としています。
BrooklynTokyoさんの解説をズバッとかいつまんで言うと、
黒人は映画・アニメなどの創作物カルチャーにおいてマイノリティであり、『黒人で有名なキャラクター』はほとんどいない。
だから有名なアニメキャラクターを黒人アレンジする。
これは非黒人に対する黒人の嫉妬の現れ。
そして日本の創作物には『人種』の価値観が薄く「〇〇は白人だ。〇〇は黒人だ」という決めつけはほとんどない。「〇〇は〇〇というキャラクターだ!」という認識が強い。
しかしアメリカでは「キャラの髪の色などもあり、「アニメキャラクターのほとんどは白人だ!」と言われている。
そういう背景があり、アニメ・漫画ファンの黒人達は「日本は黒人を差別する!」と信じる傾向がある。
これらの背景が重なり、黒人アーティスト(絵師)が非黒人キャラを黒人にアレンジするのが流行った。
という感じ。
『Tokenize - Tokenization - Tokenism』は人種差別にだけ使われる言葉ではありませんが、今回のような二次創作や、黒人が活躍している!などのシチュエーションではその見え方が顕著になってしまう。
ってことなのでしょう。
人種差別に関しては「根深い問題だ」なんて簡単にまとめられる話ではありませんし、
アニメの二次創作で黒人アレンジされたキャラクターがSNSに投稿されることも違法性はありません。そもそも投稿者には『Tokenize』の意識すら無い可能性すらあります。
ですが、『発信者』の意図と『受信者』の認識は必ずズレるものです。
『Tokenize』だけでなく『ツイフェミ』などもそうです。
ツイフェミとは、Twitter上でフェミニズム的な言動を展開する人々またはその現象を指す俗語。
何かと炎上しやすい昨今、基本的に第三者である我々は色んな視点を持つことが大事だよなぁ、とカエルは思います(o・ω・o)
てことで『Tokenize』について紹介しました。
みなさんはご存知でしたか?
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60854523/profile_e32a1e0750780c9db14ee369a139bdcd.png?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
【1分で読めるnoteシリーズ】
1分で読めるnoteのまとめ それぞれは全部無料で読めます 読んでみて「これは価値がある」と思えたら、100円投げ銭してくださいませ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?