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自分の『好き』を語る。『ダンス☆ダンス☆ダンスール』

 こんにちは(o・ω・o)オタクです。
 
 ヴァイオレット・エヴァーガーデン以外のことでオタク語りするのは初めてです。
 
 本当は今日は【メタ認知読書】について説明しつつ自身も学ぼうと思っていたのですが、こんな時間なんですが、タイトルにある漫画を読んでしまったので、このnoteを書いてます。
 
 みなさん、『バレエ』観たことありますか?
 私はないんですよ。
 今からその話をするっていうのに観たことがないと言うのだからお話になりませんわ。って感じでもあるんですけど、
 そんな『バレエ』未体験者(観賞したことがないという意味で)の私ですら
 
『なんて面白いマンガなんだ!!』
 
 と涙を流してしまう漫画を紹介させてください。
 
 
 
ジョージ朝倉『ダンス☆ダンス☆ダンスール』

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 既刊18巻。
 週刊ビッグコミックスピリッツで連載中のマンガです。
 

あらすじ
 
主人公の村尾潤平(むらお じゅんぺい)中学二年生は、幼い頃バレエに出会う。
バレエに魅了され、バレエスクールに通うことを熱望するが、
父の死を期に『家族を守るため男らしくあらねば』とその道を諦め、バレエに抱いた感情を心の奥にしまう。

潤平は父親が望んでいた格闘技『ジークンドー』を習い、クラスの人気者として中学生活を送っていた。
そんな潤平の前に転校生 五代都(ごだい みやこ)が現れる。

母親がバレエスタジオを経営する都は、潤平の身体能力、格闘技で培った動き、センスを感じ、バレエ教室に誘う。
 
胸に奥底にしまったバレエへの憧れは消えることなく潤平の中にあり続け、バレエにもう一度触れたことでその想いは溢れ出す。
 
『男がバレエを踊るなんて』という偏見や羞恥心を感じながらも、潤平はもっと深く、バレエの魅力にのめり込んでいく。

 
 第1巻冒頭部分はこんな感じです。
 
 この後男性バレエの友達ができたり、舞台に立ったりなど。
 ネタバレとまでは言いませんが、かなり王道なストーリーが展開されます。
 では何がこの作品の魅力なのか?
 少し掘り下げて紹介しています。
 
 
 

▪️肉体表現

 先ずはこの2枚の画像をご覧ください。

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①はバレエを幼少から習っている男の子(中学二年生)
②は一般の女の子(中学二年生)

 です。
 
①だけを見たら、「こういう身体の描き方をする漫画家なのかな?」とか「この人下手なのでは?」など、人によって感想を持つかもしれませんが、
②を見てみるとそうでないことが解ると思います。
②の右のページなどは、けっこうリアルなその年代の男の子の身体を描いていると思います。
 

 そしてこちらをご覧ください。

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 おそらく14~17歳の男の子だと思いますが、足が細長く、かつ筋肉質なのが分かります。
 
 つまり、『リアリティ』です。

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 この手前の男の子が主人公の潤平。

 既にけっこう成長してる時ですが、明らかに筋の浮いた腕や足であることがよく分かります。
 
 私はマンガなどのフィクションの中にも『リアリティ』が在るのが好みなので、作画などでこのような現実に即した表現があると、それだけでも良い印象を持ちます。
 
「身体の造形や筋肉の動きにこれだけこだわっているのなら、きっと作品の中身にも強いこだわりがあるのだろう」
 と思うんですよね。
 
 
 

 

▪️エグいくらいカッコいいバレエ演出
 

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 この通り。こだわりがすごいんですよ。

 これはWeb上に散見するシーンなんですが、この辺りのページはこれでもピークのシーンではないんですよね。
 
 普段漫画を読まれない方には伝わりづらいかもしれませんが、1コマ1コマの作画量がとてつもない作画カロリーです。
 アシスタントがもちろんいるでしょうが、それにしても「ジョージ朝倉どんだけ描き込むんだよ」という細かい絵です。

 1枚目の少年。
 ポーズと表情だけで「バレエが楽しい」ということが伝わってきます。
 
 2枚目のそれぞれの動きとポーズ。
 舞台の上で演目の見所。歌舞伎で言う『見得を切る』瞬間瞬間を切り取っています。

 3枚目の1コマ目。
 潤平腕の筋肉の隆起がとてもキレイですよね。
 ダンスの中でもダンサーの美しい身体が1枚1枚丁寧に描かれています。
 
 
 
 

▪️キャラクターの心象描写
 

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 最後の1枚の画像はセリフがネタバレ要素強いので修正入れました。
 
 断片的なページですが、それぞれのページに在る『』が伝わっていますでしょうか。
 
 私は全部読んでいるので、1枚1枚見るだけで涙が出そうになってしまうのですが、漫画を通して読んでいただければ、このマンガが持つエネルギー量を体感できると思います。
 
 
 

 画像を多く載せましたが、あまりネタバレだとは思っていません。
 バレエという音楽・ダンスカテゴリーのマンガなので、演目のシーンにおいて読者は『』と『セリフ』と『オノマトペ(擬音)』でしか情報を得ることができません。
 
 それでもなお、感動を引き起こすバレエダンスの力がこのマンガにはあります。
 
 私の紹介で少しでも興味が湧いた方は、ぜひ読んでみてください。
 
 
 胸が熱くなる瞬間が、きっとあなたにも訪れます。
 
 
 
 今回はここまでです。
 
 
 ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。
 また発信したいオタク熱が湧いたら、リコメンドだったり解説だったり考察だったりを書きますので。
 その時はぜひお付き合いくださいませ。


 それではまた(o・ω・o)ノシ

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