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【瞑想の科学:瞑想で起こりうるデメリット】

 昨今の健康ブームで必ず取り上げられるほどに認知されている『瞑想』
 スピリチュアルな話ではなく、科学的な研究が進んだことや、Googleなど世界的企業が会社内に瞑想用の施設を備えるなど、多くのメリットゆえ取り上げられる事が増えた『瞑想』です。

 しかし、実は『瞑想』にもデメリットがあるという研究もあります。
 
 端的に言うと、「瞑想にのめり込めばのめり込むほどデメリットのリスクが上がる」内容となっています。

■元論文

■身体的な変化
・知覚機能が過敏になる。光や音に敏感になったり、幻覚を見る
・痛みや緊張が増す
・睡眠不足になる

■精神的な変化
・恐怖、不安、パニックが増す
・モチベーションや努力する気持ちが低下する
・物事への関心が薄くなる
・自分と他人の境界が曖昧になる

■人間関係の変化
・他者とのコミュニケーションが上手く取れなくなる。また意欲が低下する

■その他
・スピリチュアルなものや宗教観を信じやすくなる
・超常現象や謎の現象を信じやすくなる
・意思決定が変化する

 これらの挙げたデメリットは、メリットと表裏一体で、この真逆の事を感じる人も多く存在するしています。
 
 かく言うカエルも、物事への関心の変化や、意思決定の変化など、瞑想を始めてから変化を自覚しているものも確かにあります。
 
 瞑想には『脳機能の向上』や『創造性の向上』というメリットがありますが、一方でこれらは「今まで感じなかったもの、信じなかったものに対して共感する」という現象(感情)を起こす可能性があります。
 ゆえに、「スピリチュアルなもの強く信じるようになった」「人間関係が変化した」など、良くも悪くも転ぶ可能性が出てくる訳です。
 
 瞑想仲間ができるなど、人間環境の変化も起きるでしょうしね。
 瞑想を始める前と後で、否応なしに変化を感じることもきっとあると思います。

 デメリットを並べて語ると「やっぱり瞑想って怪しのかな?」とも感じてしまいますが、ストレス耐性を強化したり、体内炎症レベルを下げたりと、心身に対して大きなメリットをもたらすのも事実。
 
 瞑想にハマった時にも、自分の内面の変化をマインドフルネスに客観的に観察してみると良いかもしれません。


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