【1分で学ぶ健康習慣の科学40:○○○○を使ったコーヒーで健康効果がアップするみたい】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
コーヒーにまつわるお話。
コーヒーは飲み物の中ではトップクラスで身体に良いものなのですが、飲み方や飲む量によっては害になってしまうケースも知られていますよね。
害になってしまうケースというのは、個人差でカフェイン代謝が悪い人はカフェインが身体に蓄積されて血管への負荷になってしまう場合などです。
コーヒーが健康に良いとされる基準量はコーヒーカップ1〜5杯
となっており、カフェイン代謝が良い人の場合は1日25杯以上飲んでも問題ないそうです。
まあ25杯も飲む人は稀だと思いますが。
さて、今回ご紹介するのは、「コーヒーの健康効果をより高める」方法。
参考論文はコチラ。
「コーヒーはどんな淹れ方をすると良いのか?」
を調べたものです。
20〜79歳の男女50万8747人を対象に、1985年から2003年の期間を追いかけた観察研究。
期間内の総死亡率と、飲み方、淹れ方を調査しています。
【調査ポイント】
・どんなコーヒーをどのような飲み方で飲んでいるか?
・1日のコーヒー摂取量
・運動習慣や健康レベル
【結果】
・調査期間の死亡者は4万6341人
・そのうち1万2621人が心疾患
【具体的ポイント】
・参加者の59%がフィルターで入れたコーヒーを愛飲。20%が無濾過のコーヒー。9%がフィルター使用と無濾過コーヒー両方。12%はコーヒーを飲んでいない
・フィルター濾過のコーヒーを1日1〜4杯飲んでいた参加者の死亡率が最も低かった
・コーヒーを飲まない人より飲む人は死亡率が15%低かった
・60歳以上の男性の場合、コーヒーを飲まない人に比べて、フィルターを使わずにコーヒーを飲んでいる人は心疾患による死亡率が高かった。逆に、フィルターでいれたコーヒーを飲んでいる場合は総死亡率が低かった
ということで、
✅フィルター濾過コーヒーを1日1〜4杯飲むと最も死亡率が下がる
という結果に至ったとのこと。
なぜフィルター濾過が良いのか?というところですが、
✅コーヒーに含まれるカーウェオールとカフェストールという成分が、総コレステロールとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増やす
からだと。
ただ、コーヒーを飲まないよりも無濾過でコーヒー飲む方が良いようなので、飲み過ぎなければ無濾過でも死亡率が上がるという訳ではなさそう。
加えてカーウェオールとカフェストールには以下のような効果も認められています。
※Wikipediaより
近年の研究でカーウェオールが破骨細胞の細胞分化を阻害し、骨に対して有益な効果を持つことが示唆された。
別の研究ではカーウェオールが抗炎症、抗血管形成効果を持つことが確認され、未濾過のコーヒーの摂取とがんリスクの低下の間の疫学的な関係が説明された。
カフェストールは、フレンチプレスのコーヒーやトルココーヒー等、未濾過のコーヒーに最も多く含まれる。
ドリップコーヒー等の濾過したコーヒーは、無視できる程度の量しか含まない。
フィルター濾過すると、カーウェオールとカフェストールはそれぞれ1/20〜1/30まで減少するとのことで、より健康効果を高めるならフィルター濾過のコーヒーのが良さそうではありますが、カーウェオールの抗炎症作用や抗がん作用は失われてしまうとのこと。
一長一短の部分もある訳ですね。
ともあれ、「コーヒーが大好きで1日10杯は平気で飲む!」という方は濾過コーヒーでないと、カフェインなどの摂りすぎになる可能性があるので注意したほうが良さそうです。
言わずもがなですが、精製糖たっぷりのコーヒーはコーヒーの健康効果を台無しにするのでコーヒーはブラックで飲みましょう(o・ω・o)
【参考記事】
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