『アクティブ過ぎるほどのアクティブラーニング化』
どうも、大学生塾講師の川嶋です!
近年よく耳にするようになった「アクティブラーニング」。
受動的ではなく能動的に自発的に学んでいこうといったスタイルの勉強法です。
自分から行動して学んだものは脳に記憶されやすいものです。
科学的にもアクティブラーニングが最強の勉強法だと言われています。
でも、なかなか自分から学ぼうと行動することって難しいですよね。
人間は基本的に楽な方向に進もうとします。
新しい知識を脳に刻み込むことは、しんどいこと。
けど、成長したい。
そんな人に勉強をアクティブラーニング化する方法を知って、少しずつ生活に取り入れてほしいです。
僕も実践中なので一緒にやりましょう!
勉強をアクティブラーニング化する方法には、大きく2つに分かれます。
1:想起
2:再言語化
今日は、1:想起について紹介しようと思います。
◇1:想起
「想起」とは、簡単に言えば「思い出すこと」です。
人間の脳がもっとも活性化し、頭に情報を刻み込むのに最適な時期は、思い出す作業をした直後なのです。
僕が中学生のとき、「もしは何度も受けておく方がいい」とアドバイスされたことがあります。
実際に部活を引退した9月からの模試をすべて受けました。
何度も模試を受けることは大正解で、単に慣れるだけでなく、必要な情報を思い出そうと頑張るほど脳はいい方向に強化されます。
想起こそアクティブラーニングの1番大きな柱であり、勉強するなら絶対知っておくべきものです。
想起には3つのテクニックがあります。
「クイズ化」「分散学習」「チャンク化」です。
今回は、その中でも僕が行っている「クイズ化」についてです。
単純ですよ。
覚えたい情報をクイズにして、自分の記憶度をテストする方法です。
皆さんに身近な問題集や単語カード、テキスト暗唱、模擬テスト。
これらはクイズ化の代表例なのです。
ただやるだけでは非効率的ですが、「意識して情報を思い出す」要素が含まれていれば、それはすべてクイズ化になります。
心理学の世界では、「検索練習」とも言われています。
過去の研究によれば単なるテキスト再読と比べて、およそ50~70%も記憶の定着率が上がることが分かっています。
例えば、テキストを読むときは、こんなクイズ化を行います。
1.テキストを1ページ読んだら、いったん本を閉じる
2.今読んだばかりのページに何が書いてあったかを思い出す
自分が読んでいて「ここ面白い表現だったな」などと思ったところを頭の中で記憶をチェックします。
読むたびにミニテストを行うイメージです。
読んだばかりの箇所でも、案外忘れていることが大半です。
最初なんかまったく思い出せなかったです。
慣れてきたら、1つの見出し毎、1セクション毎といったアレンジを組んで自分に合ったペースをつかみましょう!
それだけでもただテキストを読み直すよりは、確実に学習効率がアップします。
これは、ノートをとるときなんかにも活用できるテクニックです。
テキストを読んでいると、「ここまとめたいな」と思うことがあると思います。
その時ただノートにまとめるのではなく、テキストを閉じて、まとめたい内容を思い出しながらノートに書きだします。
テキストを見ながらノートをとっても、脳に情報は定着しません。
読み取った情報を頭で思い出しつつ、「金属には3つの特徴があって、、、1つは伝導性で、、、」というように考えながら書くことが重要です。
さらに声に出すとさらに定着率が上がります。
五感を刺激するほうがいいと聞いたことがあると思います。
音読しながらだと、「短期記憶」にも刺激できるので書き出すより頭に入りやすくなります。
これを専門的に「マルチモーダル」というそうです。
ただ読むだけでは、受け身の勉強法になってしまいます。
これでは、記憶の定着に時間がかかり、定着する前に「飽き」が来てしまいます。
すると、先ほども言いましたが人間は楽したがるのですぐやめてしまいます。
皆さんも経験したことがあり、悩んだことがあると思います。
最初はしんどいかもしれませんが、アクティブに勉強する姿勢を作っていきましょう!
では、また!👋
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