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勉強に役立つ“音楽”の利用

どうも!
大学生塾講師の川嶋です!😄

音楽の力ってすごいですよね。
音楽に何度も救われたという人もいるはず。
でも、「勉強×音楽」はマイナスの効果になってしまうのが事実です。
実際僕も高校生の頃は音楽を聴きながら勉強しているときもありました。
気づけば音楽にノリノリになっている時間のほうが長くなってしまって、勉強が進んでいないという結果に終わったことが多々あります。

今日は、音楽も勉強もという方に正しい音楽の使い方をする勉強法について、お話しようと思います。


◇BGMは勉強のジャマ!

勉強するときに好きなアーティストの音楽をBGMにしている方が多いんじゃないでしょうか。
これは、科学的に勉強のジャマにしかなっていません。
BGMを流している(アップテンポ、ゆったりした音楽、環境音)部屋と流していない部屋で勉強して認知テストを行うと、完全に無音の部屋にいる人だけに能力の低下が見られませんでした。

なので、どんなに好きな音楽を聴こうがテストの成績は下がるので、結局は無音状態がベストなのです。

◇BGMは脳への負担がデカすぎる!

この現象を「無関連音効果」と呼びます。

目の前の作業とは関連のない音楽が耳に入ると、脳がついそっちの方に引き寄せられ、メロディやリズムのパターンを理解しようと頑張り始めます。

このとき、脳はふたつの作業をこなす必要があるので大きい負担がかかります。

でも、音楽を聴いた方が勉強がはかどったという人もいますよね。
僕もその経験があります。
科学的には、逆効果だと言われているのに、勉強時になぜBGMを流してしまうのか。
答えは単純です。
音楽が気分を改善してくれるからです。
音楽の力はすごいんです。

好きな音楽を聴くと、ヒトの脳内にドーパミンアドレナリンなどの物質が増加します。
どちらも人間のモチベーションや活力に関わる脳内ホルモンで、テンションをあげてくれます。

しかし、それも一時のお話。
脳の働きまでが向上したわけではありません
前向きな感情になったせいで、まるで作業効率が上がったかのように勘違いしているだけなのです。

◇学習効率を上げる音楽の利用法は?

BGMは勉強の敵だと言っておきながら、利用の仕方で学習効率があがります。
イギリスのウェールズ大学が編み出した、「ミュージック・ウォームアップ・テクニック」です。

1.勉強の10分前までに好きな音楽を聴く
2.音楽を止めて勉強を始める
3.勉強の休憩中にまた好きな曲を聴く

この繰り返しが音楽のメリットを最大限に活かします。
勉強する直前まで音楽を聴くことで、テンションを上げポジティブになったその勢いで勉強が出来るからです。

環境音(家の外の車の音、家族の会話など)も脳のパフォーマンスに悪影響があります。
環境音を完全に取り除いた状態が一番勉強に適しているのです。

◇自然音だけは脳の注意力を上げる

先ほど「環境音」を聞いても脳のパフォーマンスは悪くなると言いました。
しかし、風の音や鳥の鳴き声といった「自然音」は逆に人間の注意力を上げます

自然音の特徴は、人間にとって程よい集中力を保つのに役立つ点です。
僕たちの脳は、リラックスしすぎると気が緩んでしまって注意力が続きません
興奮が大きすぎれば集中しすぎて視野が狭くなってしまいます
その点、自然音は人間のリラックスと興奮のシステムへ同時に働きかけ、両者のバランスを適正に調整する作用を持つようです。

今回のポイントとしては、音楽を聴きながら勉強しない。
「無音」や「自然音」で勉強できる環境が望ましい。

ということです。

朝の公園や土手なんかがいいのかもしれません。
僕も一回やってみようかなと思います!

では、また!👋

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