戦争が起こると株価はどうなるか?
戦争が起こると、なんとなく株価が下がりそうなイメージがあるのが我々一般市民ではなかろうか?
戦争と株価の関連性について、いちど詳しく検討してみたいと思っていたところ、下記のようなストライクゾーンど真ん中の記事を見つけたので、このnote記事にピン止めしておこうと思う。
第一次世界大戦中、第二次世界大戦中の米国の株価の動きのまとめが下記である。
戦争が起きたからといって、一方的に株価が下がり続けるということはない、というのが教訓といえる。真珠湾攻撃から米国が攻勢に転ずるまでの1941年~1942年6月ごろまでに米国株は底打ちするが、その低下も決して大きなものではなく、「戦争は株価変動の直接的な大要因とはならない」と言えるのではないだろうか。
続いて、日本株についても言及されている。
第二次大戦中の日本は禁輸措置をとられ苦しい経済状況であったはずだが、特別大きな変動が株価に見られたわけでもない。
むしろ、戦後一段落してから急激に株価が上昇している。
次に、2001年のアメリカ同時多発テロの影響をみてみよう。
株価は一時的に急落しているが、1か月後には持ち直している。
その後の動きをみても、リーマンショックという「金融危機」の方が、株価に与える影響は大きかったといえる。
ということで、戦争は株価変動の一要因となりえるが、長い目でみればほとんど影響がない、というのが結論・・・つまらないけれど、株式投資をする上では知っておくべき結論かも知れない。
ちなみに、ウクライナ戦争によって我々はガソリン価格の上昇や食料価格の上昇など日常生活に悪影響を受けているが、株価は大きく影響を受けていないこともここに記載しておく。
やはり、金融危機・(コロナ等による)経済活動停滞の影響>>戦争の影響、と言えるのではなかろうか。
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