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国連総会2022年の岸田総理演説のざっくり解説

岸田首相が国連総会で演説を行っているが、そのキャラの地味さゆえに注目度も低い。けれども、地味に大事なことも言っているのでまとめてみたい。

ポイントは2つである。

①ロシアにやたら強気
②国連改革に言及

国連演説は、日本がどのように世界にコミットするかという立場表明の場でもあるので、注目度低くても超重要である。それでは、サックリ解説、いってみよう♪

ロシアにやたら強気

日本の総理として3年ぶりに対面での国連総会に出席した岸田総理ですが、演説ではロシアを名指しで批判し、法の支配の重要性を強調し、国連が変わらなければいけないと訴えました。

岸田総理
「法の支配に基づく国際秩序の徹底のため、力と英知を結集するときです。そのためにどうしても実現せねばならないのが国連の改革であり、国連自身の機能強化です」

上記記事より引用

岸田首相はロシアにやたら強気である。タカ派と見られかちに安倍元首相より、ハト派と見られる岸田首相の方がロシアに厳しいのは興味深い事実である。

いわゆる保守層に嫌われがちな岸田さんであるが、そのキャラのせいか、こういうところも保守派に評価されてないのは皮肉なところだ。

ロシアに対して強気なのには一長一短あり、特に北方領土問題での出口戦略は常に考えておく必要があると思うが、この岸田さんの姿勢は意外とフランスで評価されてるので過去記事と併せて指摘しておく。

国連改革に言及

岸田総理はロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、国連の安全保障理事会が機能不全に陥っている現実を踏まえ、安保理を含む国連の改革と機能強化を訴えました。その上で、「改革に向けて文言ベースの交渉を開始する時だ」と述べ、国連改革に向けた具体的な決議案の作成を呼び掛けました。

上記記事より引用

ロシアは拒否権を持つ国連常任理事国であるが、今回の戦争後もその地位にとどまり続けるとするなら、国連はよりいっそう無意味な集まりということになってしまう。

国連がなおその存在意義を有し続けるためには、国連改革が必要である。

そして、国連改革の先には、日本の常任理事国入りがある。これこそ、日本が戦後レジームから脱却するための最大の象徴的イベントとなる。

従って、日本が国連改革の旗を降ることは、戦略的に極めて重要なことであり、少なくとも岸田さんにはその視点はあるようである。

今回の国連演説でも、国連改革に言及したことは評価しておきたい。

今にして菅さんの国連演説を見返しても示唆に富んでいる。

(画像は写真ACから引用しています)

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