かわむら

北海道出身20代。東京で映像関係の仕事に就きました。音楽・映画・写真・イラスト浅く広く…

かわむら

北海道出身20代。東京で映像関係の仕事に就きました。音楽・映画・写真・イラスト浅く広くすきです。

最近の記事

生み出されたものが作者の手から離れて大衆受けされるようにぐにゃぐにゃになった作品を観ると息苦しくなる

生み出されたものが作者の手から離れて大衆受けされるようにぐにゃぐにゃになった作品を観ると息苦しくなる

    ニュースで誰かの訃報が流れる度に、アジカンの新世紀のラブソングが再生される

    ニュースで誰かの訃報が流れる度に、アジカンの新世紀のラブソングが再生される

    私が死んだらどれだけの人が悲しんでくれるのだろう

    私が死んだらどれだけの人が悲しんでくれるのだろう

    優勢彼女

    たまにはいいでしょう?彼女に襲われるのも。 優しくて、かしこくて、わがままな私も受け入れてくれて、未熟な私のことも尊敬しているなんて言ってくれて、人任せにしない、働き者。何一つ欠点なんてないの。 だけど今日は少しだけ、ムッとしてしまった。あなたの悪いところがあるとするなら、欠点がないところ。いつも余裕な素振りで、いつも私ばかりいっぱいいっぱいで、何をやっても敵わなくて、負けず嫌いな私は悔しくなってしまったの。 いつもより大人っぽくメイクとヘアセットをして、得意料理の野菜の

    優勢彼女

    素敵な君への少しの嫉妬

    一部再開された飲食店が路上でテイクアウト商品を売り出す駅前で、いつものように夕飯の買い出しをする。 なんか、お祭りみたいだね 隣を歩く君は自粛疲れなんて言葉は知らないみたいに早足で進んでいく。 僕はいつもより強い力でその手を握った。どんどんと進んでいってしまう君が僕から離れてしまう気がした。

    素敵な君への少しの嫉妬

    灰色

    閉じられた空間の淀む空気に息苦しくなって窓を開けた。正面の通りを通るトラックが湿気た音を立てる。煙草を辞めて1年、時々息苦しくなると燻る煙を眺めたくなる。 チャットアプリを開いて、履歴を遡る。あいつのところで指が止まって、大きく一つ、呼吸をしてアプリを閉じた。 部屋の奥で名前が呼ばれて、軽く返事をして窓を閉めた。

    なんとなくムシャクシャしてしまって、気分転換にひとりで散歩してようやくおさまったのに帰ってきた途端にめちゃくちゃムシャクシャすること言われたので散歩中にやめようと決心したクリープハイプ思考を復活させます

    なんとなくムシャクシャしてしまって、気分転換にひとりで散歩してようやくおさまったのに帰ってきた途端にめちゃくちゃムシャクシャすること言われたので散歩中にやめようと決心したクリープハイプ思考を復活させます

    SNSかたおもい

    あれ、名前が変わってる。 そういえば、就職したんだっけか。 自由な大学生だった彼が務め人になってしまった。 脱色した髪を黒く染め、怠惰そうだった先輩的な態度もニコニコと後輩感を出して愛想を振りまいているのだろうか。 自分たちの世界が狭いものだったと感じたり、自分のこだわりにこだわりきれなくなってしまったりするのだろうか。 —— コンサートスタッフの派遣アルバイトでちょくちょくかぶった先輩。 彼は都内の有名私大に通っていて、専門学生とフリーターの多い派遣の中では珍しい人

    SNSかたおもい

    殴り書き

    がんばっているひとはえらいと思うよ。 ただ、苦しくなる。 彼らは何も悪くないのだけれど、 彼らと自分を比較してしまって、苦しくなる。 頑張っていることは素晴らしい。 だけど私はがんばれない。 今のままでいいや、そう思える毎日を送ってしまっている。 その毎日から、何かを削ってがんばろうと思うことがない。 仕事も何がああああああああああああああああああああああ 自分を正当化しようとつらつらと醜い言葉を並べて、格好をつけて、 がんばっているひとから距離をとって 情けないなあ。 や

    前を向くための頭の整理

    将来は何になりたいの? あなたのキャリアプランは? 社会を知るほど、答えられなくなった問い。 生きる年数を重ねるほど、この先何が起こるかわからないということを知っていった。 だから、考えることをやめてしまった。 ときどき、将来について考えてみる。 2年くらい今の仕事を続けたら、同職種に転職して、少し無理をしたとしてもステップアップできる環境に身を置く。そこからさらにステップアップして憧れていた仕事に。 なんて、トントンと都合よく予定を立てていくと楽しくなってくる。自分の未来

    前を向くための頭の整理

    私たちがいる世界

    結構大事なことを指先だけで報告した。 いつでも連絡が取れることが、少し不便に感じた。 アカウント同士の希薄な繋がりに安堵してしまっている状況がなんとも不安になる。 端末ひとつ、静電気で飛んでしまう数字の羅列に現実世界の大半を占められ、ほんとうのことなんてこれっぽっちもわからずに、消費し続ける毎日。 現実世界で表に出てしまう前に、テキストにおこして全世界配信してしまった悪口。 文字に残らないごめんなさいが怖くて、文字に残してしまった好きの二文字。 私たちはなんて薄っぺらい世界で

    私たちがいる世界

    お互いに語学を教え合う男女、ジャンフェス帰りにヒロアカの物語と声優について語り合う女子2人

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    似ているねって言われたけれど、全然違うの。私は知っているよ。

    似ているねって言われたけれど、全然違うの。私は知っているよ。