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私たちがいる世界

結構大事なことを指先だけで報告した。
いつでも連絡が取れることが、少し不便に感じた。
アカウント同士の希薄な繋がりに安堵してしまっている状況がなんとも不安になる。
端末ひとつ、静電気で飛んでしまう数字の羅列に現実世界の大半を占められ、ほんとうのことなんてこれっぽっちもわからずに、消費し続ける毎日。
現実世界で表に出てしまう前に、テキストにおこして全世界配信してしまった悪口。
文字に残らないごめんなさいが怖くて、文字に残してしまった好きの二文字。
私たちはなんて薄っぺらい世界で生きてしまっているのだろう。

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