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Illustration0630 Pumps

hhのコピー

"彼女はとてもきちんと化粧をして金のイヤリングをつけ、深いブルーの素敵なワンピースを着て、上品なかたちの赤いパンプスをはいていた。僕がワンピースの色を賞めると、これはミッドナイト・ブルーっていうのよとハツミさんは教えてくれた。"(ノルウェイの森 / 村上春樹 著)

この小説は高校の頃に人から勧められて読んだんですが、ところどころに出てくる色彩の描写がとても綺麗だったことが強く印象に残っている。
僕自身は男性なので、こういう色彩を綺麗に纏うのが今んところ社会的に許される女性という生き物って羨ましいなと思ってました。別に男でも身につけりゃいいじゃんというツッコミはもちろんその通りなんですが、こういうシーンでサマになるかというと別の話なんだよな。

「物語中のパンプスの色、赤じゃん」というのは描き終えてから気づきました。

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