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2023年に演奏した曲の備忘録

今年、地元の友人に誘われて何度かスタジオで演奏する機会があった。

もはや、部屋のインテリアと化していたベース。

3年ぶりくらいに楽器を手にとって弾いてみると、それはもう初心者に逆戻りした気分になる。こんなに難しかったっけ。

大学の軽音サークル時代の同期、先輩も交えながら、ゆるゆると演奏したい曲を演奏する空間はとても心地よかった。スタジオ後の飲み会のほうが本番だった説も否めないが。

とにもかくにも、今回は2023年にスタジオで演奏した曲をゆる〜く振り返ってみる備忘録です。

3ピース時代

ソラニン/ASIAN KUNG-FU GENERATION

最初、スタジオに入ろうと誘ってくれた友達(Gt.Vo)の提案曲。アジカン直撃世代なので、聴くだけで胸が締めつけられる。

特に『ソラニン』という楽曲は、学生のころ、先輩が卒業ライブで演奏しているのを観て、本当に泣きそうになったことがある。今回は3人だったので「Rotti」Ver。

イントロの時点で涙腺に響くのは、映画の影響もあるけれど、純粋にリフの切なさが心の琴線に触れるから。あと、冬に冷たい缶コーヒーを飲みたくなるのもこの曲のせいかもしれない。

荒野を歩け/ASIAN KUNG-FU GENERATION

映画『夜は短し恋せよ乙女』の主題歌としても有名な一曲。森見登美彦作品とアジカンの相性の良さと言ったら。あらためて、夜、散歩をしながら聴きたくなる曲だなとしみじみ思う。

ベースはそこまで難しくなくてひと安心した。

初回のスタジオを終えて、次はそれぞれが1曲演奏したい曲を提案する形に。

Trash/ドレスコーズ

友人(Gt.Vo)の提案曲で、ドレスコーズの初期の楽曲。初めて聴いたけれど、ドラムがタイトでめちゃくちゃかっこいい。

あと、ベースの音が全然取れなくて、耳コピするのにたいそうな時間がかかった。スタジオで合わせると楽しい。

Fever Believer Feedback/ハヌマーン

大学同期(Dr)の提案曲。いや難しすぎる。3年ぶりにベースを触ったやつが弾いていい曲じゃない。ハヌマーンは社会人になってから聴き始めたけれど、軽音サークルの人たちがこぞって演奏していた気持ちがようやくわかった。文句なしにかっこいいわ。いやベースは難しいし、曲は速すぎるけども。

そして、自分が提案したのは『さよならポエジー』の『金輪際』という楽曲。しかし、公式で発信されている音源がなかったので、他のおすすめ曲のMVを貼っておく。

神戸発のロックバンドで、3ピースでやるならこのバンドを演奏したいと常々思っていた。まっすぐに響く歌詞と力強い意志を感じさせる歌声。ぜひ聴いてみてくださいね。

4ピース時代

3ピースで演奏できる曲にも限りがあるということで、もう1人ギターを増やそうと、新たに大学の先輩を誘って4人組バンドになったタイミング。

ギター担当が2人とも歌えるので、選ぶ曲の幅が広がった。そして、好みがぜんぜん違うのがおもしろかった。

This fffire/フランツ・フェルディナンド

スコットランドのロックバンド、フランツ・フェルディナンド。最初に聴いたときは「なんなんだこの曲は」と思ったが、合わせてみるとギターやベースのフレーズのかけあいが楽しい。ちなみに、推薦したドラムスはフランツ・フェルディナンドの顔ファンらしい。

REMINDER/ストレイテナー

新しく加入した大学の先輩(Gt.Vo)の提案曲。シンプルなロックサウンドにのるホリエアツシの声が有無を言わさずかっこいい。ただ、この曲だけベースは半音下げなので、チューニングを変えるのがけっこうめんどくさかった。本当にそれだけがネックだった。

バタフライ/ASIAN KUNG-FU GENERATION

またもや、友人(Gt.Vo)提案のアジカン曲。最近、アーティストのキタニタツヤがライブでカバーして話題となった。どちらかというと暗めの雰囲気の一曲だけれど、サビで跳ねるリズムがバンド内でピッタリとはまると演奏していて楽しい。

10匹の熊/THE PINBALLS

大学の先輩(Gt.Vo)の提案曲。10匹の熊と書いて『テンベア』と読ませるセンス。THE PINBALLSは昔から好きだったので、現在は活動休止していることを知ってショックだった。ガレージロックの無骨さに憧れるきっかけ。

歌詞は『山月記』を彷彿とさせるストーリーが描かれていて、大サビで大暴れするメロディラインの構成がたまらない。最後のサビで指は限界に達してるが。

明るい未来/never young beach

自分の提案曲。ゆったりと弾ける曲がいいなと思い、最近、よく聴くネバヤンの曲をリクエストした。何となく年の瀬に聴きたくなる曲。勝手に忘年曲と命名した。

スタジオで演奏してみると、これがめちゃくちゃ楽しかったのだ。良い曲だとは思っていたけど、こんなに良い曲だったんだと再認識させられた。

2024年に向けて

来年は、キーボード担当も増やして、少しづつ演奏できる曲を増やしていこうと画策しているらしい。星野源とか、フジファブリックとかやりたいね。いや、練習しないとね。

それはそれとして、せっかく大学のころは必死にベースの練習をしていたのに、インテリア状態にするのはもったいないなと思っていたので、これからもゆる〜くスタジオに入りながら、好きな曲を演奏し続けていきたいなと。

それでは、また来年。
良いお年を。

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