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ウサギノヴィッチにエッセイマガジン。主に短編小説の書評のようなエッセイ中心だが、文学周りだけでなく、サブカルやガジェットまで取り扱う、なんでもエッセイ。
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2019年3月の記事一覧

錯覚の春夏冬 ♯2(ウサギノヴィッチ)

どうも、ウサギノヴィッチです。 今日は「錯覚の春夏冬」の第二回です。 第一回目はこちらです。 前回の夜の続きで朝食の二人の様子です。 さて、錯覚はそろそろ始まります。 物語とは関係ないしに。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  朝ごはんを作るのはゆうだった。彼女の料理の腕前は人並みだった。ただ、それを彼女に言うことはなく、かと言って「すごく美味しい」と誇張して言うこともなく、褒めるときは褒めるがそれは直感的なものだった。今日はハムエッグとレタスと

「死にたい」とかいう奴は五年後のことを考えてから死ね(ウサギノヴィッチ)

 どうも、ウサギノヴィッチです。    今日は太宰治の『葉』についての自分の感想みたいなものをあげたいと思います。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。鼠色のこまかい縞目が織りこまれていた。これは夏着るであろう。夏まで生きてみようと思った。」  これが出だしの一文である。「死のうと思った」がいかにも太宰治らしい言葉のチョイスだし、読者を引きつける。  ただし、この着物の件や夏まで

AirPodsを使ってみた(ウサギノヴィッチ)

どうもウサギノヴィッチです。 今日は仕事をしている最中からそわそわしていました。仕事では一人先輩が休みだったで、諸先輩方は大変にもかかわらず新人の特権「定時上がり」を発動して、いつもならゆっくり座って帰る電車を、二本も早く乗って帰って来ました! そして、家には小箱がテーブルに置かれていました。 夕飯もそこそこに自分の書斎にこもって、「いざっ!」っていうときに、iPhoneのメジャーアップデートがあってそれがないと対応できないとな。 焦る気持ちを抑えて、動画を見ながら、

明日出来たら、新しいAirpodsのレビューやります。

チェリーブロッサム コンプレックス(ウサギノヴィッチ)

 どうも、ウサギノヴィッチです。    日差しが暖かくなって、電車の窓際に座っていたら、眩しいながらもウトウトしてしまいました。  春がやって来てますね。  春が来るとメランコリックな気持ちになっちゃうんですよね。同じことが秋にも起きるですが、秋の場合は完全にダウナーな感じなんですが、春の場合はアッパーも入ってるんですよね。    桜の木になにか引き寄せられるものがあって、坂口安吾や梶井基次郎の世界観というか、ようは華やかなものとダークなものがごちゃ混ぜになっている感じ、そう

錯覚の春夏冬 ♯1 (ウサギノヴィッチ)

 どうも、ウサギノヴィッチです。    今回から週一程度に小説をあげていきたいと思います。  タイトルは、『錯覚の春夏冬』。  ここであらすじとか書くのは少し野暮かもしれませんが簡単に。    新人作家の永井は、早朝覚醒とインポテンツに悩まされていると大袈裟だが、患っていた。それは自分の心の中で抱えている闇とも言える悩みが起因しているところがあった。だれかにすがりたい気持ちがあるし実際彼女いるが、それは違うという二律背反の気持ちがあった。  そんな気持ちは噯気にも出さなかった

友人が小説の新人賞に出すと言うので、その小説の下読みをしている。オファーが来るなんて珍しくて、結構緊張して一文一文読んでいる。普段読む小説より丁寧に読んでるつもりだし、なんて感想を言えばいいのかをすでに考えている。そのせいなのか、集中力も増して電車で危うく乗り過ごすところだった。

窓の外貴方はなにを見ているのお願いだからこっちを向いて 君見れず通りに過去の人思う結局忘れない人のこと 二人が肩並べ会話もなしでいるそれでも春はやってくる (ウサギノヴィッチ)

冬すぎて目に見えぬ粉吹き荒ぶ自宅警備が私の仕事

ネットの断捨離的なこと(ウサギノヴィッチ)

 どうも、ウサギノヴィッチさんです。    note始めて1か月が過ぎました。思っていたよりリアクションが多くて、やって楽しいです。  みなさん、ありがとうございます。    もうすぐ桜が咲くとか咲かないとかいうニュースを耳にします。季節の変わり目はどうもメンタルにきますね。それとともに時間の流れの早さを感じます。この間、初詣に行ったと思ったら、もう桜なの? と思ったり。自分はアクティブな人間ではないので、花見みたいなものはしないので、会社の帰りにいつも行く公園で花見をしてい

明日の夕方から夜にかけて文学ラボを更新します! 内容は最近考え自分の行動とかネットでのことだと思います。まだ原稿書けてないから、予定は未定です!(ウサギノヴィッチ)

春のコーヒーショップで考えた歌(ウサギノヴィッチ)

秋の日の照らす光はなだらかな斜めの線が春のよう   「さよなら」と言った君の右腕捕まえて訳を聞かず抱きしめる   燦々と空の彼方にある丸を掴んでみる妄想をしてる   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    どうも、ウサギノヴィッチさんです。  いつもより早い登場です。相方のPさんがバテたとかそういうのではなくて、ソロでやってみたいと思ってみたいと思ったからこうして更新しました。  その名も「ウサギノヴィッチの文学ラボ」です。ダサいかもしれないですがよろしくお願いします。更新は不定