未完

ミサイル抱えた黒金魚
掬い上げたあたしは空虚
木っ端微塵のあたしの屑は
かき集めても血が足りぬ

毎日陽気は異様に妖気で
毛布に絡む蒸気がふらつく
迫りくる空中浮遊の冬を噛みしめ
重たくなった瞼をこじ開け
寝息によく似たタメ息吐き出す

ピーピカピーピカ鳴り響く
脳に発令された警報
絶えず耐えず耳から漏れれば
矛盾だらけのレバーを降ろす

日常的な活動内容
疑問文の言葉の末に
身体を巻き付け日が暮れる

本当の自分自身と向き合う日まで
あと何人犠牲にすれば

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