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1分モチベーション- 時間術より計画術

1日24時間どう効率よく使うかを扱った本は多い。決まり文句は「1日は誰にも平等に24時間ある」だ。

数字はその通りだが、能力、メモリー容量の個人差というのが更に大きいので、なかなか決まり文句通りにはいかないのだ。

一日中、起きている間ずっと勉強している人間と、スポーツしてデートしてもほとんど同じ成績という人がいるのも多くの人が経験しているし、単に単位当たりの時間の使い方だけの問題ではないのは、そもそもの成育歴や能力の差というのがあるといわざるを得ない。、、それは別記事にするとして・

時間術本の多くは、いかに1日無駄が多いか、効率を上げるにはどうするかが詳述されている本がほとんどだ。

名著とされる本は優れていてその通りにやれば、人によっては週に何時間か捻出できたり、ゆとりある時間を作れるかもしれない。

ただ問題なのは、その捻出した時間をどう使うかである。

時間術本は、「ほら時間がこんなに捻出できました。ゆとりが出来ましたので余裕を持った人生をおくろう、普段やれなかった趣味に当てましょう。めでたしめでたし」で終わるパターンが多い。

余裕が出来るという点では正解なんですが、そうすると今度はその「余裕な時間」をどう効率よく使うかの話になり、結局循環してどうどう巡りでさらにさらに効率をあげて何かしようということになったり、逆にただぼーっとしたり、リラックスの名で無駄かもしれない時間を費やしてしまうかもしれない。本末転倒

で、何が言いたいかというと結局のところ人間は無限に効率を上げたところで、それが最終的に何らかの価値観、達成感につながっていないと、生きている実感、(というと大げさですが、)効力感を感じないとあまり楽しくないのではないかということです。そこがロボットと違うところ

自分が何らかの形で、誰か、何かに影響を与えた、自分が成長できた、そんな比較ができてこその効力感です。

比較するには何が必要かというと、自分が影響を与える前の地の状態と、自分が影響、効力をあげた状態との比較です。

で、標題につながるわけですが、計画という自分が影響、効力をあげた状態の予想図を描くという「計画術」の方が時間術よりも、個人の具体的な効力感につながります。

計画といっても個人差が大きいので、頭の中で今日やるべきことを3本くらい描くのもありですし、ペンと手帳を駆使して細かく計画するのもありです。誰でもできるという点では手帳かスマホに予定を3、4入れることでしょうか。・・ってこれは誰でもやってますね、普通。

大切なのは自分や周りに与えたい影響を比較できる形で記すということ。このように比較できると自分が、単に時間効率があがりましただけではない、自分の影響、自分が出来たことをポジティブにとらえることができるのです。自分で自分をコントロールするということです。

自分への効力感を実感するには、時間術より計画術を意識しよう




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