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やまがた百名山 百石山(ひゃっこくやま)-急登の先に待つ飯豊連峰の眺め-

先月に続いて、GWも自宅から近くのやまがた百名山に登ってきました。

今回は百石山という山で、標高は599mです(山頂の標識は598.9mでした)。東京の高尾山と同じ標高です。

599m・・あと1m!と言いたくなる標高です。余談ですが、似たケースに北アルプスの剣岳(2999m)があります。あと1mで3000mなのにそれを嫌った剣岳には強い頑なさを感じます。実際、剣岳は登山者を簡単には寄せ付けない岩山です。さて、この山にも何か頑なさはあるのでしょうか。それとも高尾山のようにみんなを歓迎してくれる山でしょうか。

地図を見ると、等高線が結構混みあっていて、急な登りが山頂まで続いていることが分かります。これは、キツそう。JR米坂線 伊佐領(いさりょう)駅からスタートです。

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実際、登山道に入ると山頂まで急登が何度か続きます。運動不足な私にはなかなかに辛い登りでした。

登り始めて1時間程度で、山頂近くの展望台に着きます。

樹林帯の登りが続き、身体もメンタルも疲れ始めていましたが、

展望台からの景色を見て疲れは吹き飛びました。

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残雪の飯豊連峰です。

GW前半の悪天候で山はまた白くなったように感じます。

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飯豊の山々は、まだまだ雪山です。

飯豊は、今年の夏山シーズンに登ってみたい山の一つです。ただ、今回の登山の自分の疲れ具合から考えると、体力不足を否めません。

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展望台から歩くとすぐに百石山山頂に着きます。山頂付近では、木の間からわずかに展望があります。

展望台に戻り軽く休憩を取った後、下山を開始です。

急登は登りも大変ですが、下るのも大変です。慎重に下り、1時間ほどで登山口に着きました。

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下山中、カタクリ?の花を見つけ大変癒されました。

今まで、山の植物に関心があまり無かったのですが、最近ちょっと足を止めてどの植物なのかをよく見るようにしています。

帰宅後にどの種類か調べているのですが、植物の同定は慣れないと意外と難しいですね。

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他にもゼンマイ(ワラビかも)がニョキニョキ。この時季は、山菜の季節ですね。山菜採りのおばあちゃんにも出会いました。

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地図通り急登の多いハードな低山でした。登ってみてこの山の頑なさをなんとなく体感。しかし、登りを頑張ればこの山は素晴らしい眺めのご褒美を準備してくれています。また機会があれば、登ってみようと思います。

※クマの遭遇に注意です。クマ剥ぎ(スギの樹皮をクマが剥ぐ)の跡や動物の糞を登山中に確認しました。登られる方は熊鈴の準備等、クマ避け対策はしっかり準備して入山するのが望ましいかと思われます。今回熊鈴は付けていましたが、登山者は少なく、前回に続きヒヤヒヤしながら登りました。十分お気を付けて。


最後に今回のコースタイムを記載しておきます。

JR伊佐領駅 8:37

百石山登山口 8:49

百石清水(水場) 9:05

百石山展望台 9:34 

百石山山頂 9:43

百石山登山口 10:42 昼食

JR伊佐領駅 11:08       合計 2時間31分

今日はここまで。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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