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【夫婦で海外移住 in NZ】チャンスの神様の前髪は何が何でも掴むべし➁

前回の続き

※念のため補足※
前回から私が書いているのは、NZのresident visa(居住権)の申請についてです。記事の中では分かりやすく永住権と書いてしまいましたが、厳密には居住権の申請になります。

PTEの結果を受けて

前回の記事で、残念な結果になってしまったPTE。英語のスコアがない限りは先にも進めない。提出したEOIもどうなるか分からないのということで、いったん今回の申請については諦めて、仕切りなおすことに。せっかくいただいた仕事のオファーでしたが謝罪してお断りして、今までの元の生活に戻り日々を過ごしていました。


まさかの朗報!?

ところが8月下旬ごろにアドバイザーさんからメールが来ました。

なんと、EOIに無事通過したとのこと。(゜o゜)
移民局から本申請の招待が来たのです!
私のもとにも、8月31日付けでメールが来ていました。

まさか通るなんて思ってもみなくてビックリ。
アドバイザーさんも驚いていました。
まさか過ぎた展開に、私は英語のスコアもまだないし、なんなら一番重要なお仕事のオファーも断ってしまいどうしようかという状態。。。

でも招待が来た以上、4か月以内に必要な条件をそろえなおして書類を準備しなくてはいけない状況に( ;∀;)
本音を言うと、私は前回いったん仕切りなおしになって内心ほっとしていました。このまま、いつもの平穏な暮らしでいれるなら、それはそれでよかったなんて思っていました。だから、まさかの朗報に嬉しさ+まじか、この流れになったか、どうしようという感じで複雑でした😂

アドバイザーさんと作戦会議

招待状が来たのを受けて、とりあえずすぐに話しましょうとのことでアドバイザーさんとミーティングをしました。話の中でアドバイザーさんはもちろんどうしたらこのチャンスを生かせるかを一緒に考えてくれました。一方の私は、実はいろいろ煮え切らない状態。いろいろとアドバイスしてくれるのに、えー、でも、と言い訳する私の態度にアドバイザーさんからちょっぴり喝を入れられてしまいました。(笑)

足りないもの

本申請の締め切りまでには4か月の期間が設けられていましたが、その時点で私が足りていないもの。

  • 条件を満たしているマネージャー級のお仕事(給与、業務内容、役職名)

  • IELTS6.5相当の英語力の証明

私の迷い

上記を満たすために、とりあえず英語の勉強を再開しました。それとへ並行してお仕事も探すことに。とりあえず、今住んでいるクライストチャーチで条件を満たす職場を探し、面接1件とメールのやり取りを1件することができました。しかし、残念なことに交渉はしてみたものの条件に合うような結果とならず、やはり今住んでいる場所以外でも仕事を探す必要が出てきました。
ただ、私は仕事探しも英語の勉強も正直身が入りませんでした。このまま行ったら、私はきっとまた苦しまなきゃいけないのは分かっていたから。
今住んでいる地域で仕事が見つからない以上、このままいくと夫とは離れて、違う地域で仕事をすることになるかもしれない。昔は一人になることなんて平気だった私ですが、夫婦で移住生活を始めて早3年、本当に精神的に疲れ切っていたし、前回の遠距離が結構トラウマでした。結婚してから一緒に暮らした期間、よく考えるとあんまりなくて、ようやく夫婦でちゃんとした暮らしができるようになってきたのに。仕事が仮に決まっても、英語のスコアがないし、それならとりあえず英語のスコアを取ることに集中して取れたら仕事を考えればいいか。英語のスコアが取れなかったら諦めようなんて中途半端な気持ちになっていました。

アドバイザーさんともう一度ミーティング

なかなか仕事も見つからないし、英語にも身が入らない。どうするか何も決まらない状況の中で、もう一度ミーテイングをしてもらいました。このミーティングでも未だに次のステップに進むことに前向きになれず、何も決められない。そんな自分にもビックリでした。

私の性格

私は基本的に優柔不断ではなく、どちらかというとスパッと決められるタイプの人間です。オーストラリアのワーキングホリデーも、NZの移住も決めるときはスパッと行こう!と決めてきました。その時はなぜか根拠のない自信がいつも自分を支えてくれました。でも今回の状況ではなかなか決断できない。自分でもびっくりするくらいに自分が弱っていました。辛いことばかりが続いて、何も報われない、正直今までもこんだけ頑張ったのに、まだもっと大変な困難をこれからやろうと選択する気力が正直なかったんだと思います。それくらい自分の人生の中で一番自分が弱く脆くなっていました。

いつもの私が戻ってきた?

でも、なんのタイミングでか分からないのですが、アドバイザーさんと話していくの中で一瞬だけいつもの私が戻ってきたんです。ミーティングの途中から、何故かわかりませんが腹を決めて、よし、やろう。という気持ちになりました。今まで夫には頑張ってもらったから、今度は私が頑張るべきだとその時思いました。
なぜいきなりそんな方向転換ができたのか、理由は分かりません。(笑)

決心してしまえばもう早い。私ならできると信じて、「とりあえず仕事探します」とアドバイザーさんに伝えて、ミーティングを終え、仕事を探すことにしました。

ありがたいご縁

実は、前にオファーをお断りしたレストランから、また仕事を探す状況に戻ったりしたら是非連絡してくださいと言ってもらっていました。
だから、本当は連絡を早くすればよかったのですが、そのお店は遠く離れた場所にあるし、遠距離はしたくない。英語のスコアをまず取れたら仕事を探そうと完全に逃げの姿勢だったので、連絡しないままにしていました。ただ、今はもう違う、私はやると決めたので失礼であることは承知で、連絡をしてみました。
ありがたいことに、まだそのポジションは決まっておらず、私が大丈夫ならぜひ来てほしいと言ってもらい、採用してもらうことが決まりました。

今の仕事を辞めて、新天地へ

とりあえず仕事は決まったのですが、実は採用していただいたお店は新店舗としてオープンする予定でオープン日が9月の下旬でした。お店はクイーンズタウンの方になるので、それまでには仕事を辞めてこちらに来てほしいというのが条件でした。当時勤めていた会社のノーティスは1か月。この時点で、9月10日くらい。どう考えても1か月もない。しかもマネージャーがホリデーを取っていて、他の社員の人もホリデーを予定していたために私はその業務をカバーするため引き継ぎ真っ最中でした。タイミング悪すぎですが、どうしようもないので上司に相談してどうにかしたいと伝えたら、その方は自分の人生の大事な時だからそれでいいんだよ、大丈夫だから希望日通りに退職しな、と言ってくれました。他の人にもいきなり辞めるんですか?と聞かれたりしたけど、事情を話したらみんな応援してくれてとてもありがたかったです。退職するまでも、何日かお休みを貰ってIELTSを受けたりして、退職宣言からは会社へはそんなに出勤できずのまま、10日後くらいに退職しました。

遠く離れて小さな町へ

無事に退職をして、あとは引っ越すだけ。引き続き勉強をしながら、引っ越し準備をして、退職した3日後に荷物を車へ積んで、クイーンズタウンの近くにある小さな町にお引越ししました。
夫の運転で約5時間かけて大移動。着いた時には二人ともへとへと。夫も就職活動中の中で大変でしたが、到着してからも必要なものを買い揃えたり、食事を作ってくれたりして、私の勉強時間を確保してくれました。

まだまだつづく。


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