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【夫婦で海外移住 in NZ】チャンスの神様の前髪は何が何でも掴むべし①

あけましておめでとうございます🌄
2024年がやってきました。
NZでの年越しは今回で3回目になりますが、一人なのもあり、好きなことしてひっそりと過ごしました(*´ω`)
2023年は私にとっては、もういろいろありすぎて年越しくらいゆっくりひっそりするかーという感じでした。

今年の目標は、まず 無事にニュージーランド永住権を取得すること。
このために2023年の後半はすごい勢いで走り切ったので、どうか報われてほしい✨
少し状況が落ち着いた中、今思うことは、海外生活において降ってきたチャンスはすぐにでも掴むべき!ということ。
私たち夫婦はもともとは、夫がメインとなり学校へ行き、卒業して就職後に永住権に挑戦する予定でした。(就職して時点で、申請するための条件がそろうため)
しかし、技能移民部門のポイント制の新制度移行に伴い、それが難しくなりってしまいました。(厳密には、就職後からさらに3年経たないと永住権の挑戦はできなくなってしまいました。)
当時、ちょうどその時期に卒業をして、あとは就職するだけの段階だったので、新制度の施行日が確定したのを知ってとても落胆しました。。
ところが、ビザアドバイザーさんに相談したおかげで、私の方でも永住権に挑戦できる可能性が残っている。ということを教えていただき、挑戦したおかげで今、永住権の申請するところまでこぎつけました。

事の始まり

上記でも書いた通り、技能移民部門の永住権申請制度が変わることを知り、私たちは残念に思いながらも今後どうしていくかをビザアドバイザーさんに相談することにしました。新制度では、職歴が最低でも3年必要となるのでその間に何かできることはないか、就職してから3年経験を積んでる期間に気を付けることはないかを確認するつもりでした。当時、2023年7月の時点で、新制度の開始は2023年10月ということが分かっていました。180point制の旧制度で申請できる期間は残り3か月を切っている状況で、卒業したての旦那さんがその期間内に就職先を見つけるのはかなり難しいのではないかという状況でした。なので、180point制の旧制度での申請には間に合わないという諦めの状態でした。でも、就職して3年経験を積めば、また申請できるという前向きな気持ちで、とりあえずビザアドバイザーさんに相談してみることにしました。

アドバイザーさんのアドバイス

ということで、面談の予約をして面談してもらったのですが、ここでの一声が、”kumiさんでも今の制度(180point制)で挑戦できる可能性なくはないですよ。”の一言。
聞いたときは、え!でもどうやって?? と驚きと、???がたくさんでしたが、聞いてみると以下の条件をクリアしたら100%ではないが、可能性はある。とのこと。

  • 条件にあった仕事に転職する(私の場合、可能性があるのはレストランやカフェのマネージャー)

  • 条件のお給料をもらう(NZの平均中央値、時給$29.66以上)

  • 英語力の証明をする(IELTS6.5またはそれ相当のスコアに値するもの)

箇条書きすると少ないですが、これ聞いたときクリアするのはかなり難しい!とすぐに感じました。まず、私、飲食店ですぐにマネージャーができるような経歴がない。そしてなんといっても、この高すぎる平均中央賃金。当時住んでいたクライストチャーチでは飲食店でこの時給貰うのはかなり厳しい。(当時働いていた事務の仕事でも程遠い時給。。)そして、極めつけのIELTSは6.5と大学入学に必要レベルの高い英語のスコア。しかも、この事実が判明したのは7月31日。そして180point制の最終の締め切りは実は8月15日でした。ということは、残りの時間あと2週間。。。無理無理😂! って感じでした。

でも、やらずに終わるよりはやるべきたよね?

面談が終わった後、まず思ったのはとりあえずやるだけやるかー!やらないよりは、やって後悔しようでした。
ということ、でまずは職探し。facebookで求人を見ていると、いくつかマネージャー級の求人を見つけました。そこである求人を見つけて、応募することに。その時、直感的にもしかしたらいけるかもしれない。と思って応募したのを覚えています。メッセージを送ると、翌日さっそくオンライン面接していただけることになりました。

面接

オンラインで面接していただき、初めてのマネージャー職にも関わらずすぐに採用したいと言っていただけました。なんとなくいけると直感的に思ったけどまさか面接の中ですぐに採用と言ってもらえるとは思っていなかったので、ビックリしました。ただ、ここで本音を言うと採用してもらえることになり、嬉しいけど嬉しくないという微妙な気持ちでした。
なぜなら、、採用してくれたレストランは今住んでいるところから遠く離れたクイーンズタウンの方だったからです。職種も、時給も、実はしっかり条件クリアでした。でも、ここに行くことを決める=旦那さんと離れて暮らす可能性が高くなるのでした。

遠距離のトラウマ

私たち夫婦は、結婚前から何度か遠距離を経験してきました。ただ、何度も遠距離する中で、前回のコロナ下での遠距離は今までとは違い、想像以上に辛く二人にとってかなり大変な経験でした。遠距離をする前からお互いの精神状態はかなりギリギリで、遠距離後はお互いが一気に精神的に悪い状態へ悪化したので、互いに支えあうことが難しく、ほんとに辛かったのでもう二度としたくないよね。と私がNZに戻ってきたときに話したくらいでした。だから、採用が決まった時思ったんです。これは少しづつ流れが行く流れになってる。どうしよう。と( ;∀;)

英語のスコア

そんなことを考えながらも、仕事が決まった以上はとりあえず前に進もうということで、英語のスコアを取得することに。アドバイザーさんの助言もあり、結果に時間がかかるIELTSではなくて、PTEというテストを受けることにしました。
Pearsonという機関が運営する英語の能力テストです。よく聞くIELTSとはテスト内容が異なり、このテストの良いところは何といっても結果がほぼ即日で出ることろ。IELTSだと数日かかってしまうので、今すぐにスコアが必要な人はあまり知られていないかもですがPTE受験を選択する人もいるようです。

PTEの結果

期限である8月15日までに実はPTEを2回受けました。1週間猛勉強して受けた1回目。結果は必要スコアより少しだけ足りないという惜しい結果(´;ω;`)その時点で8月15日まであと1週間。すぐに2回目を申込みました。ただ、2回目を受けられたのは期限当日の8月15日。当日に結果が出ると見越して受験をしました。。。


が、結果が来ない( ;∀;)
期限である8月15日の夜10時頃まで待っても、結果が来ない。
これはどうしようか、とアドバイザーさんに連絡したらこの時点で、"英語のテストが受かると見越してとりあえず英語のスコア以外の資料で申請をするか、今回は諦めるかを決めてください。"と言われました。

私たちは一瞬迷いました。今回8月15日までに申請しなければいけないのはビザ審査の前段階であるEOI(Expression of Interest だったかな?)という申請でした。この前段階の申請が通ると、本格的に永住権の本申請に進めます。このEOI、当時の申請時には$600ほど支払う必要がありました。そして、私たちはアドバイザーさんにお願いをするので、もしこのまま先に進むならもちろん契約金を支払ってお願いします。なので、申請するだけしてテストの結果がダメだったらテストの受験料もろもろ込みで30万くらいお金をドブに捨てることに。(もしかしたらもっとかな。。)
当時テストを受けた私の手ごたえは、何とも言えない感じで正直ダメかもしれないという気持ちが勝っていました。なので、夫にもその気持ちを正直に話して、そのうえでお金を捨てる覚悟で挑戦するかしないかを決めることにしました。たかが30万、と思うかもしれませんが、私たちにしたらビザの申請のために一生懸命貯めてきたお金。学費を払いながら生活して、節約しながら貯め続けたので、今回払ってしまったら、ダメだった場合はまた一からお金を貯め直して申請になります。正直、もともとは夫がメインで申請をする予定なのもあって、夫が今後就職して、ある程度の年数の経験を積めば、夫の方で永住権の申請はできます。さらに夫の方が、こちらの学校を出てるので申請自体もおそらくスムーズに問題なく行く可能性が高いです。ただ、その申請ができるのは、少なくとも、夫が就職して3年経ってから。
今やるか、安パイを取って今回は諦めて仕切りなおすか、というのもポイントになりました。
あと、ここまでさらっと書きましたが、この期間は私にとっては、精神的にけっこう辛い期間でした。だって、2週間で仕事を見つけて、見つかったがゆえに別々で暮らすために、英語のテストの勉強して受からなければいけないという訳の分からない状況だもん。正直、ここでやめたら気持ちは楽。離れて暮らさなくていいし、私がやらなくても3年後にはまた挑戦できる。そして、そっちの方が確実に永住権が取れそう。


でも、可能性があるなら、、、

今回、予想外で教えてもらって、与えられたチャンス。いろんな気持ちが交錯して、特に私は結構後ろ向きな気持ちで話し合いました。夫は、せっかくなら挑戦してみるべきなんじゃないかとの意見。結構話し合って、私は決めました。これはもう自分もどうなるか分からんが、今の流れに身を任せてみよう。そしたら、自然に進むべき方に進むでしょう、と。

ということで、とりあえずダメもとでEOIの申請をしてみようと夫婦で決断しました。ただ、アドバイザーさんからは”EOIというのは、本申請に進める人をふるいにかける段階です。申請したからと言って必ずその先に進めるとは限らないし、次の段階に進めるのがいつになるかも分かりません。さらに、今回英語のスコアは提出できないので、どうなるか本当に何とも言えません。”と提出の前に念押しされました。

それでも、申請できるなら。ということでお願いをして、申請期限ギリギリの8月15日の夜11時50分ごろにEOIの申請をしてもらいました。この時点で二人ともかなり疲労困憊。大変だったから、PTE受かってるといいね。と話しながら眠りにつきました。


PTEの結果

翌朝、というか、夜中にじつはテストの結果、来てました。
前日、一応カスタマーサービス的なところに問い合わせをしてみていたので、一応急いでくれたようで夜中の2時くらいに結果来てた😂
時間ギリギリアウト。笑

そして結果は、、

必要スコアからは程遠く、1回目よりも悪いスコアでした。
とりあえず、二人で落胆。30万近く、無駄にした💦
アドバイザーさんの労力まで、無駄にしてしまった。

テストの結果をとりあえず、アドバイザーさんに報告して、とりあえず今回やれることまでやった、頑張ったじゃんと自分を励ましました。
それにしても、あれだけ必死に約2週間の期間突っ走ったので、抜け殻のような気持ちになりながらも、とりあえず仕事のオファーも断ることにして、離れて暮らすこともなく平和に過ごせるという気持ちも、正直あり心のどこかで少しほっとしている自分がいました。

落ち込みましたが、とりあえず仕切りなおして頑張ろうとこの時は思いなおししばらく生活をしていましたが、ここからまさかの出来事が起きます。

長くなりそうなので、次回に続く。

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