見出し画像

【インタビューレポ】『森林ノ牧場』/山川将弘さん -前編-

今日は先日行ったインタビューのレポートを。
いまつくっている「農」にまつわるZINEでは、最後のインタビューでした!

お話を伺ったのは、那須にある『森林ノ牧場』代表・山川将弘さん


ちなみに山川さんをご紹介してくださったのは、最初にインタビューさせていただいた『稲作本店』の井上さんご夫婦。

実はそのときのインタビュー中に、山川さんが井上さんのもとを訪ねてくる場面があり、そこで簡単ですがご挨拶はさせていただいてました(ZINEでもその場面を収録しようか最後まで悩みましたが…ページ数の都合で泣く泣く割愛)。

その後連絡先を聞いて、改めてお時間をいただけないかとご相談させていただき、今回のインタビューさせていただくことに。

酪農家の方にもお話を伺えたら…と当初思っていたので、とてもうれしかったことを覚えています。

HPには「那須の自然と人とジャージー牛の牧場」とあるように、『森林ノ牧場』ではジャージー牛を約20頭飼っていて、その1頭1頭に名前を付けています。そしてその名の通り「森林」のなかで牛たちを放牧するスタイル。これは、牛舎で飼育・管理する酪農家が多い中で珍しいそうです。

それだけでも十分魅力的ですが、HPには『森林ノ牧場』の目指す世界がさらに言葉にされていて、それを見たときに「ぜひ山川さんに直接会ってお話が聞きたい!」と思ったのです。それがコチラ☟

『田舎で暮らす』をつくる

大それたことかもしれませんが、
森林ノ牧場は牧場の仕事を通じて本気でやりたいことです。

田舎には豊かな自然がある一方で仕事は少なく過疎化が進み、
これまでの暮らしの仕組みや、文化が続かなくなるという不安もあります。
「森林ノ牧場」という仕事を作ることで、人と人とのつながりを作り、
働くスタッフや牛や自然の価値を引き出し、生活の基盤となる収入を得て、
「田舎で暮らす」をつくりたいのです。


牧場をつくることで、「田舎で暮らす」をつくる。

これをみたときに、頭の中に浮かんできたのはいつかの誰かの言葉。

「いつか田舎暮らしがしたい」

「仕事さえあればすぐにでも東京から地方に移住するのに」

「田舎に住みたいけど、仕事がない」

そう。案外多くの人が仕事を理由に田舎暮らしを断念しています。

少なくとも僕の周りではけっこう多くの方からそういう声を聞いてきました。

自分自身もこの春から地方移住する人間として、決して他人事ではないテーマ。「田舎で暮らす」をつくるために「農」はどういったアプローチができるのだろうか。

そんなことを聞きに那須塩原へ行きました。

そこでは「牛」のことはもちろんのこと「人」の話をたくさん聞きました。

山川さん、牧場で働く方、牧場に足を運ぶ方、そしていつかの誰かの「田舎で暮らす」をつくること…。

「農」のZINEのインタビューを終えたいま思うことは、たくさんのお話を聞いてきたけどその中心には「人」がいた、という当たり前と言えば当たり前の事実。そして、僕は聞きたかったのは、「人」の話だったんだ、ということ。

「牧場づくりのきっかけとなった原風景は、中学生のときにみた北海道の牧場の景色」

そんな話から山川さんへのインタビューが始まりました。

後半はまた後日!

1冊ができるまで日記 : 21/04/12

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?