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唐辛子、伝統野菜。

どーも!ふたばです。
すっかりあったくなって春一番が吹きました。
暖かいというだけでなんだかわくわくしてきます。

さてさて、唐辛子の粉を引きながら考えたこと。書きます。

何かを作り出すって面白い。
作り、造り、創り続けたと思う。
音楽も絵も作物も遊びの小屋作りも。
割と作っていることが多い。

そしてかなりそれは面白い。
自分の好きなようにできるから。
描いたものは努力すれば出来るから。
それはかなり、いろんな方面へ興味を広げることができる。

最近、唐辛子を売っています。
此処の地の伝統野菜の唐辛子を作っている。
たくさん、いいよ!おいしいよ!てこえを聞くことが出来てとてもありがたいし嬉しい。

今年の分はおかげさまで完売致しました!
買っていただいた皆様、ありがとう御座います。

でね、この唐辛子、伝統野菜なんだ、てのがすごくいい。
伝統野菜てのはね、その地に昔から伝わる品種。
その地の人がずっと毎年種を受け継いできたもの。
だから、此処の此処にしかない野菜なんです。
それは有名なのだと、京都の聖護院大根とかいろいろあるけど、名前も知らないようなものも実はたくさんある。

なんでいいか

2018年3月に衆議院、農林水産委員会で種子法廃止可決。

主要農作物種子法(しゅようのうさくぶつしゅしほう、昭和27年5月1日法律第131号)は、主要農作物であるコメや大豆、麦など、野菜を除いた種子の安定的生産及び普及を促進するため、米、大豆、麦の種子の生産について審査その他の措置を行うことを目的として制定された日本の法律である。
戦後すぐ出来た法律で食料となる種を国が助成金などを出して守って行くと言う法律らしい。これが、2018年廃止さらてしまった。

そして。

2020年の11月に衆議院、農林水産委員会で可決されてしまった、種苗法改正案。
海外に日本の種や苗が流れにくいように、という名目で一部「登録品種」の種や苗は種取りをすることができなくなる、と言う法律。
要するに企業が作り出した種に特許的なものをつけられる、ということ。

種取りをしたりすると罰金やら懲役やらがついてきてしまう。
登録品種とは新しく作り出した品種で、種苗会社が品種改良したもの、つまり日本の市場にでてくる殆どの種が苗がそうなってくる。

今は表を見てみるとよく作られている作物、半々くらいの割合で登録品種とそうじゃない品種とあるけれど、これから国が助成金を出せないとなると、どんどん企業の利益の為に新しい種類を作っていって登録品種が殆どになるのが目に見えている。

登録品種でもいいのじゃないか、と思うかもしれないけれど、僕はそうは思えない。
よく話題や問題になっている、遺伝子組み換えやゲノム編集した種が山ほどでてくると思う。

農薬、肥料と種をセットで売りたいが為にたとえば、この種はこの農薬と肥料入れないと育ちません!という種類が実際海外で出ているそうだ。

そうすると農薬漬けの野菜はますます増えてきそうだ。
そう思うととても怖いし、これは農家さんだけの問題じゃないと思う。 
この国に生きてこの国のものを食べているすべての人に関係する問題だと思う。

さて。話を戻すと伝統野菜。
伝統野菜というものは全国各地にあるけれど、登録品種ではない。
そしてここから作り出すことはできても、伝統野菜を企業のものには出来ないはず。
だからとても良いと思うし、美味いものは美味い。
たしかに効率悪いものもあるけど、それがその野菜らしさなのかな、と僕は思う。
だから良いと僕は思う。

国の議員たちが僕らの考えや、やり方とあまりに違うことをしたりするとやっぱり怒れてくるし、ときに失望したりコノヤローて思ってしまうけど、やっぱり疲れてしまうしいい気持ちにはならないから。

できる範囲でやりたいように自分の信念を貫けたら、と思います。

此処の伝統野菜、旨いし。
育てるのは面白いし。

また今年も作ります。
ナスも唐辛子も。

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