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泣かない
逃げない
諦めない

彼によく言われる言葉である。

逃げない
諦めない

は、負けず嫌いな性格も相まり達成することは出来ると思っているが、
どうしても

泣かない

だけが出来ない。

小さい頃から、
「泣くな」と言われても涙だけは自分でコントロールできない。
自分でもよく分からない。
感動で涙することはあるが、嬉しくて涙が出ることはあまりない。
どちらかと言えば、どうしても怒りが抑えられない時や、自分の話をする時に涙が出る。

小さい頃「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と再三言われてきた。
だから、何かあれば「自分が我慢すればいいや」と思ってきた。
「自分がここで我慢すれば場が平和に終わる」と。

だから、自分が商品と言われる世界に入った時、
かなり自分の出し方について悩んできた。
我慢することばかり覚え、自分の感情に蓋をし続けた私は、
自分の感情について深く考えた事なかった。

自分が商品と言われるその世界は、場の空気を読みながらもある程度自分を出さないと誰も自分に注目することなく空気化する。

そして空気化することを繰り返しては、
「くやしい」「何で」と泣いてばかりいたし、自分の事で精一杯だった。
今思えば自業自得だと思う。

あるワークで、「今自分がこの時どう思っているのかを考えなさい」というお題をだされ、初めて「今自分がこう思っているのか」と客観的に捉えることができたときは「おぉー!」とちょっと感動した。

事あるごとに自分のその場の感情を分析していると、
冷静に感情分析できるようになり、感情のままに動くことが少なくなる。
また、相手の目線に立って物事が考えられるようになる。

これが自然と出来るようになると人間関係が少し上手く回り始める。

自分の感情に蓋をしてきた代償として、未だに涙に乗せてじゃないと自分の感情が外に出して話せないことが多々あるがこれでもかなり減った方だ。
自分の中のものを出し切っていつか、

泣かない
逃げない
諦めない

が出来る日が来るといいな。
と思う。


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