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9月29日 実はコロナ前から市場規模が半減しているクリーニング業界
普段の仕事を離れた、翌日にちなんだ過去の出来事をネタに「頭の体操」。
そこから問いや興味を広げたり、抽象度を上げて他への応用を考えてみたり…
さまざまな「頭の体操」に活用ください!
頭の体操のための質問例はこちら。
→コロナ以前からクリーニング業界の売上は減少しており、30年で半減している。先にあげた理由以外に、街中でコインランドリーを見かけることが多くなったがそれも売上減少の要因となっているだろうか?
全国クリーニング生活衛生同業組合連合が制定した「クリーニングの日」です。
ク(9)リーニ(2)ング(9)の語呂合わせです。
クリーニング業界、実はかなり厳しい経営環境のようです。
矢野経済研究所の「クリーニング関連市場に関する調査」によるとクリーニング関連市場規模は2019年には回復の兆しを見せ3,475億円だったものの、感染症の影響を受けて2020年には約2割減少し、2,825億円となっています。
特徴的なのは、その中でもコインランドリーは980億円から1,001億円へと成長していることです。
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データは少し古いのですが、長期の推移を見ると、市場規模のピークは平成4年(1992年)で8,170億円ありました。それが、徐々に減少し、平成28年(2016年)には3,692億円と半減しています。
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クリーニング業界の市場規模減少要因ですが、家計の節約志向、ブランド品などの高くて良いものを手入れをして長く使うという顧客の減少(ファストファッションの流行)、ノーアイロンシャツの登場、クールビズの定着、などがありました。
そこに感染症の流行です。
3月、4月、5月はコートなどの冬物がクリーニングに出されるため売上が大きい時期だそうですが、不要不急で来店なし。また、テレワークによりワイシャツ等も激減。売上が半減したところもあるそうです。
実際、家計調査によると「洗濯代」に費やすお金は2015年から2021年へ36%も減少しています。
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こうした厳しい経営環境を受けて施設数、従業員数も減少しています。
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なお、コインランドリーがクリーニングの売上を奪っているか否かですが、実は顧客層はほぼ重ならず、むしろ、無人のコインランドリーの管理運営委託を近隣のクリーニング店に依頼することが多く、共存共栄の関係とのことでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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