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【世界の結婚式を巡る旅】メキシコで初めて海外の結婚式に参列①

今から5年前、約半年にわたって行った『世界の結婚式を巡る旅』。
今更になりますが、記録と記憶として残していきたいと思いますので、お付き合いいただけますと幸いです。

旅に出ることを決意したいきさつについては、以下の記事を見てみてください。


序章:世界一周前の留学生活

世界一周に行く前年の9月~12月のクリスマスまで、カナダのトロントに約2か月、アメリカのニューヨークに2週間留学しました。

留学の目的は「英語を少しでも話せるようになるため」。

結論を先にお伝えすると、英語はそんな短期間では話せるようにはならなかったのと、ほとんどスペイン語圏を巡ったのでそもそもそんなに英語必要なかったです。

でも私の場合、留学に行って正解でした。

なぜなら、約2か月のトロントでの生活は「海外で暮らすことの難しさ」と、「大抵のことは何とかなる」という両極端な2つの学びを得た、世界一周の前に必要な時間だったから。

2週間のニューヨーク留学は「海外の友達を作って、結婚式を巡る旅への足がかりに出来たら…」との思いから決めたのですが、その願いが叶い、その後の世界一周の旅で再び出会うことになる友達を作ることができたからです。

前置きが長くなりましたが、またこの2国のお話はおいおい書きたいなと思います。

いよいよ「世界の結婚式を巡る旅」に出発!

留学後は一度日本に帰国して(この時の安堵感は一生忘れない)、年を越した1月にいよいよ「世界の結婚式を巡る旅」に出発しました。

まず最初に向かった国は、中南米のメキシコ。
私の日本の友人が、留学先でできた海外の友達に「近々結婚式に参列する予定はない?」と聞いてくれて、それに対して「あるよ!その子(実際に結婚する人)に聞いたら来ていいよって言ってたからおいで~!」と言ってくれたのが、メキシコ・グアダラハラに住むLo(ロー)さんでした。

初めはそのフランクさにびっくり!
そしてLoさんの友達も日本人が結婚式にきてもいいんだ!?ってそれもまたびっくり。
直接メッセンジャーでLoさんとやり取りをし、あれよあれよという間に最初の結婚式訪問が決定したのです!

こうしてあっさりと決まった初めての海外結婚式への参列。
心の中では「やったー!夢にまで見た海外の結婚式!!」と、浮かれまくっていました。

ちなみに「グアダラハラって何の名前?」ってくらい、事前の知識は皆無でしたが、メキシコ第2の都市で、メキシコの中だとそこまで治安も悪くないようで、ほっ。

いざ中南米のメキシコへ

日本を出発する日。朝起きたら母が鮭のおにぎりを作ってくれていました。

もちろん野宿とかする予定はないし、知り合いの家か、少し高いお金を出してでもいいホテルとかに泊まるつもりだけど、行き先は中南米。日本より治安が悪いのは分かりきっていること。
おにぎりを受け取りながら、「絶対に無事に帰ってこよう。」とあらためて心に誓いました。

日本からサンフランシスコを経由してメキシコ・グアダラハラへ。
基本安い飛行機を取っているので、サンフランシスコでのトランジットが、朝の9時から夜の24時までとめちゃくちゃ長くて、旅への心の準備時間がたっぷり取れました。

ラウンジはコンセントも完備 食事やドリンクもいただけます

トランジット中ずっと滞在していた空港ラウンジは、楽天プレミアムカードをつくると、プライオリティパスがもらえて無料で使えます。(世界一周した人みんな言っていると思うけど、本当につくって大正解でした!)
ちなみにどこまでも真面目な私は、出発時刻までお小遣い稼ぎと思って初めた某ウェディングメディアに投稿する記事をひたすら書いて過ごしていました(笑)

メキシコのタンブラー ちょっと欲しかった

長時間のフライトを経て、メキシコ・グアダラハラに到着。
この時点で、結婚式参列の2日前です。

空港にスタバがあることに少し安心しつつも、Loさんとの待ち合わせ時間までは「もし来なかったらどうしよう…」と内心どきどき。(このときが旅の中でも一番緊張してたかも…。)
その後、無事に会うことができて、Loさんの車でお宅へ向かいました!

メキシコ・グアダラハラの最初の印象

カナダ、アメリカときてからのメキシコは、なかなかカルチャーショックが大きかったです。
例えば、道中にスラム街みたいなところがあったり、物乞いの人が車道を歩き回っていたりと、一気に「ここは中南米なんだ…」と緊張感が走ったのを覚えています。

Loさんの済む住宅街も、警備員のいる厳重なゲートをところを通って入る仕様でした。中に入ると高級住宅街という感じでとてもキレイなんですけど、そのギャップにも恐怖心が芽生えます。
そして極めつけはLoさんに言われた、
「決して一人でゲートの外を出歩かないこと!」
まぁ今思えば海外の女性一人旅では当たり前のことなんですけど、そのときは完全に怯えきっていました…。

住宅街は綺麗なんですが、
敷地の外にはスラム街みたいなところが…

Loさんのお家に入るととてもキレイで、ワンちゃんもいました。

癒しでしかなかった!

私が滞在する部屋に案内してもらいました。
ゲストルームを使ってよいとのことで、本当にありがたかったです。

光の入る明るいゲストルーム

荷物を運び入れると、Loさんが「少し部屋で休憩してね。」と言ってくれたので、スーツケースの中身を整理しつつ、日本で母が持たせてくれた鮭のおにぎりを食べようと開けてみると、

腐っていました…。

そりゃあ丸2日くらいたっているので、当たり前っちゃ当たり前なんですけど。
だけど、今まで張り詰めていた緊張と無事に着いた安堵感、そして「もう引き返すことはできない遠い国へ来てしまった、これからどうなるんだろう…」という不安が一気に込み上げてきて、部屋でひとり涙を流しました。このときの不安な気持ちったらもう、人生で一二を争うレベルだったと記憶しています。

泣きながらも 腐ったおにぎり写真撮ってた(笑)

いまそのときの自分に声をかけてあげられるならば、その《不安》はすべて《感謝》に代わるから大丈夫だよと伝えたい。
ただまだ見えないものへの不安なだけだから。

そんな私の気持ちを知ってか知らずか、Loさんが「ランチに行こう!」と誘ってくれました。

Loさんとお家の近くのレストランへ

ランチしながらLoさんとお話ししてみると(ゆっくりの英語で話してくれるのでなんとか理解できる)、なんと今日は私のために仕事を休んでくれたとのこと。
日本からやってきた友達の友達(つまり他人)である私にこんなに親切にしてくれるなんて…さっきは自分勝手に不安になって泣いていた私ですが、「こんなに親切にしてもらっているうえに、結婚式に参列できる機会に恵まれたんだからしっかりしないと!」と、あらためて気を引き締めました。

「ポソレ」 ジャイアントコーンと肉の煮込みスープ

結婚式までの2日間

さて結婚式は2日後。
当日まで何をするのかなと思ってはいましたが、とても暇でした。

到着した1日目の夜に、Loさんと彼氏さんとデパートのようなところに新郎新婦さんへのプレゼントを買いに行きました。

海外の結婚式には、日本のような現金でのご祝儀制度はなく、新郎新婦があらかじめ欲しいものを「ウェディングレジストリ」として登録して、そこから好きなものをゲストが購入するという仕組みになっています。(地域によっては、「ウィッシュリスト」とも言うそうです。)

デパートで番号を入れてリストを出します
長ーい「ウェディングレジストリ」新郎新婦の欲しいものリスト

もちろん私も結婚式に参列させてもらうので、何かひとつ購入することに。

「一番リーズナブルなものでいいんじゃない?」とLoさんに言われて、250メキシコペソのアイテムにしました。日本円で約1600円。ご祝儀安すぎ(汗)

そしてデパートの帰りには、新しくできたモールのようなところへ連れて行ってもらいました。

建物が全体的にオシャレだった

そこで、3人で夕飯にホットドックを食べて、

左上のジュースもかわいい♪

そのあとは、ウェディングドレスの路面店が立ち並ぶ通りにも連れて行ってもらいました。

まだあいてた店舗では、Loさんがお店の中に入ってカタログまでもらってくれました。ありがたすぎる…!

次の日は、Loさんの仕事後に2人でプチ観光へ。
ローカルっぽいお店でタコスを食べて、貴重な体験ができました◎

リプトンってこっちにもあるんだなぁって思ったらイギリス発祥なんですね

わりと至る所で見かけたタコス屋さん。
小ぶりで食べやすく、日本人にもなじみのあるタコスの味で美味しかったです。
Loさんが彼氏さんの朝食にと買って帰っていたのも印象的でした◎

明日はいよいよ結婚式参列の日

結婚式1日前のこの日は、お家に帰ったあとに今回参列予定の招待状を見せてもらいました。

エンジカラーにゴールドの箔押しがオシャレ!

ちなみに右上のシルエット、見覚えありませんか?
実は新婦さんがセーラームーンの大ファンだそう!

実はもし日本からゲストが来てくれるなら、ルナとアルテミスのショルダーバッグをぜひ買ってきてほしいと言われていて、今回お土産として持ってきていました。
そのため、セーラームーンが好きだということは知っていたけど、まさか招待状のデザインに入れるまでとは…。

次回はいよいよ初めての海外での結婚式参列!
ドキドキワクワクです◎


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