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かかとの痛み

踵が痛くて、つま先で歩いたことがある。このような経験のある方は多いのではないでしょうか?今回は、このかかとの痛みについてお話しします。

◎かかとはがまん強い!

かかとには、立っている時、体重の約3分の2が、また歩行時には一歩踏み出すごとに、なんと体重の25%増の力がかかるといわれています。これは、仮に体重68kgの人が1日7500歩(人間の1日の平均歩数)歩いたとすると単純計算85kg×7500歩、つまり約630トンもの力がかかとにかかることになるのです。また一生涯においては、想像を絶する負荷がかかとにかかることになります。

さて、つぎにこのかかとの痛みの代表的な2つ症状についてお話しします。

①疼痛性踵組織

これはかかとの痛みの原因として最も多い症状です。この原因は、靴底の硬い、クッション性のない靴を長時間履く、また硬い床に長時間立っている、体重が増える、そしてジャンプなどの着地の際の衝撃などに原因があります。これらは、かかとの皮下脂肪組織を損傷しショックや圧力を吸収する機能を消失させます。このことが、かかとの骨(踵骨)を刺激し痛みを発生させます。痛みはかかとに体重を掛けると鈍痛が発生します。

②足底筋膜炎

これは足のアーチが垂下し、足底筋膜が引き伸ばされ炎症が起こった状態をいいます。

足底筋膜とは踵の骨(踵骨)から指のつけ根付近に扇型に広がり、主に土踏まず(内.外側の縦アーチ)を支える役割をしています。

この足底筋膜は仕事で長時間立っている、長距離歩く、重たい物を頻繁に持ち上げる、体重が増える、また過度にスポーツをする等により疲労が蓄積し炎症をおこすことがあります。

最初は朝、起きた時の歩き始め、長時間 椅子に座っていて歩き始めた時など、足を休めていた状態から歩き出した時にジーンと足裏に痛みが発生します。痛みは徐々に頻発し痛みが増していきます。

痛む部位はかかとに最も多く、足の中央付近や指のつけ根付近にも発生します。

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③踵骨棘

足底筋膜が過度に引き伸ばされ続け、疲労が蓄積すると踵骨の接合部に棘状の骨が形成され、体重がかかるとチクチクと刺すような激しい痛みを感じます。悪化すると痛みで歩くことが苦痛になるほどです。

◎かかとの痛みの対応方法は?

⭐︎踵の痛みを軽減させるには、まず過度に引き伸ばされている足底筋膜の張りを弱めることです。そのためには、足のアーチ(内.外の縦アーチ)をしっかりと支えることが大事です。

また かかとは、球形をしているので、平面で支えると圧が集中してしまいます。かかとを お椀のような形で支えてあげ一点に圧が集中せず、四方八方に分散させることもとても大事です。症状によっては最も圧のかかる部分のみ柔らかい素材を施し、その周りはしっかりとした素材で支えることも有効です。

このためには、足の形を型採りし、足の負担を除くよう整形したフルオーダーメイドインソールをおすすめします!


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