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「決して美しくはないけど現実に物事を進めるには起こることが書かれた本」~読者のご感想から

テクノプロデューサー(TechnoProducer株式会社)CEO の 楠浦(くすうら) です。

4月28日にテクノプロデューサー(TechnoProducer株式会社)と「発明塾」初の著書の発売を開始して、約一週間が経ちました。メルマガで最初に告知します、とお約束した関係で、出版告知は30日の午後からとしました。

お読みいただいた方から、

「共感する内容ばかり」
「オモロすぎる」
「教育論も参考になる」

など、ありがたいコメントを多数賜っております。

ここではその中でも、核心をよく捉えていただいていると感じるコメントを一つ、ご紹介いたします。

「読者の方のお声」を紹介

まずは、抜粋編集をせず、そのまま引用いたします。

知財戦略は、なにか価値ある新しいものやこと(狭義の技術面だけでなく、ビジネスモデルや物事の手順なども含む、つまりほとんどのこと)を世の中に生み出して拡大していく上でほぼ必須と言えると思います。
本書の優れているところは大きく3点あると思います。

①当事者が書いた本であること
設計者、発明家、起業家である著者が自分の経験を踏まえて、どうやって知財戦略を立てるか、特許情報を分析するか、発明を生み出し育てていくのかを論じています。
知財戦略関連の本は、研究者や知財実務家の方が書かれたものが多いと思います。それはそれで意味があります。
とはいえ、発明の当事者側からの視点も同様かそれ以上に重要です。特に実際に新しいものやことに取り組む人にとって説得力ある話が多いと思います。

②世の中の流れを踏まえた本であること
米国や国内の(文中では“エッジ”と表現されている)事例を踏まえて、世界の最先端の流れの中でどう知財戦略を捉えるか、発明を生むかという話が書かれています。
“アイデアを出そう“系の本にありがちな、独りよがりな見方ではなくて、大きな文脈の中で知財戦略と発明を定義している面白い本です。

③実際の経験や事例に基づいた本であること
この本はひとことで言うと、手を動かして汗をかいた人が書いた本です。
知財関連に留まらず、戦略論や新規事業関連の本ってマクロ分析に留まっていることが多いような気もします。
この本には“決して美しくはないけど現実に物事を進めるには起こること”がちゃんと書かれています。物事を前に進める必要がある人にとって納得しやすいと思います。

以降、言及していただいている内容について、若干の補足やコメントをいたします。

知財戦略は新事業・新製品・サービスに必須

新事業(新規事業)と知財戦略について、冒頭で、以下のようにコメントいただいています。

知財戦略は、なにか価値ある新しいものやこと(狭義の技術面だけでなく、ビジネスモデルや物事の手順なども含む、つまりほとんどのこと)を世の中に生み出して拡大していく上でほぼ必須と言えると思います。

非常に的確な表現です。知財や特許というと、技術の話かと思われる方が多いですが、本書の5章をお読みいただくと、特に新事業において「ビジネスモデル」を想定した知財を生み出すことの重要性と、それが大学生でも十分可能であることが良くご理解いただけると思います。

新事業と知財を生み出す当事者の目線で書かれている

新事業と知財戦略について、新事業と知財を生み出す当事者の目線で書かれていることが、本書の特徴であると看破いただいています。

①当事者が書いた本であること
設計者、発明家、起業家である著者が自分の経験を踏まえて、どうやって知財戦略を立てるか、特許情報を分析するか、発明を生み出し育てていくのかを論じています。
知財戦略関連の本は、研究者や知財実務家の方が書かれたものが多いと思います。それはそれで意味があります。
とはいえ、発明の当事者側からの視点も同様かそれ以上に重要です。特に実際に新しいものやことに取り組む人にとって説得力ある話が多いと思います。

これまでも、既に世の中にある事例について、専門家や実務家の視点で解説したものは数多くありました。それらの中には、緻密な取材に基づいたものもあり、発明塾でも活用させていただいています。

それらを踏まえた上で、「実際に、設計者・技術者・発明者・研究者・開発者」が、新事業を生み出すために何をしなければならないか、まさに、新事業を量産するための知財戦略の考え方を書いたのが、本書です。特許情報分析に基づいたアイデア出しの手法も、こと細かに説明しています。特許分析も、知財戦略の立案と戦略的知財活動に必須の作業です。

最新動向を捉えた上での新規事業と知財戦略の作り方

新事業と知財戦略に、そもそも共通するものがあります。それは、最先端を捉えた上でそれを超える必要があることです。発明塾では、最先端を示す情報を「エッジ情報🄬」と呼んでいます。

②世の中の流れを踏まえた本であること
米国や国内の(文中では“エッジ”と表現されている)事例を踏まえて、世界の最先端の流れの中でどう知財戦略を捉えるか、発明を生むかという話が書かれています。
“アイデアを出そう“系の本にありがちな、独りよがりな見方ではなくて、大きな文脈の中で知財戦略と発明を定義している面白い本です。

言及していただいている通り、みんなでワイワイアイデア出しをしよう!とか、特定の発想ツールを使いましょう!というものではありません。もちろん、必要ならアイデア出しもしますし、必要ならツールも使いますが、そういうことを書いている本ではないですよ、ということです。

発想法系の本は既にたくさん出ており、それらを踏まえた上で、「最先端の先」にどのように可能性や事業機会を見出すか、ということを解説したのが本書です。

新事業と知財戦略の実体験や実例にもとづいている

新事業と知財戦略を密接に結び付けながら、15年以上にわたり、新事業・新製品・新サービスの開発提供と知財戦略の立案実行を進めてきた、僕の経験をコンパクトに解説したのが本書です。

③実際の経験や事例に基づいた本であること
この本はひとことで言うと、手を動かして汗をかいた人が書いた本です。
知財関連に留まらず、戦略論や新規事業関連の本ってマクロ分析に留まっていることが多いような気もします。
この本には“決して美しくはないけど現実に物事を進めるには起こること”がちゃんと書かれています。物事を前に進める必要がある人にとって納得しやすいと思います。

もちろん発明塾では、僕の経験だけでなく、知財戦略に関する広く知られている理論や、各種事例を学んでいただいています。弊社の「e発明塾🄬」にも、知財戦略や戦略的知財活動に関する講座があります。

強い特許の作り方
知財戦略(1)
開発テーマ・企画立案における特許情報分析の活用

が該当します。新規事業・研究開発を担当する方には必須の講座です。また、発明塾動画セミナーには、事例を交えたより実践的な内容のものがあります。

優れた知財戦略で世界を変えたクアルコムに学ぶ「知財戦略」の基礎
技術者に知ってほしい「知財・特許で得する」こと~ 技術者・起業家・経営者・投資家の視点から
「投資に活かす」特許の調べ方・読み方

が該当します。

新事業は投資ですから、投資目線は必須です。新事業と知財戦略、は、投資と知財戦略と言い換えてもよいでしょう。

新事業を量産するための知財戦略を知り、実践したい方に

これは、アマゾンのレビューの方にあったコメントでも触れていただいていますが、弊社は「教育」IT企業でもありますので

「自ら学んで実践したい、という方は e発明塾発明塾動画セミナー で、じっくり学びながら実践」

「すぐに結果を出したい、という方は、企業内発明塾🄬 で指導を受けながら成果を出し、成果を出しながら成長・スキルアップする」

いずれにも対応が可能です。まずは学んでみたい、という方には「発明塾®8週間集中パッケージ」がお勧めです。

起業を考えている、という方など、法人費用ではなく、自費で受けたいという方は、以下をご参照ください。講座内容は同一で、お支払い形態が異なります。

新事業と知財戦略について、もっと情報が欲しいという方は弊社TechnoProducer株式会社(テクノプロデューサー)のHPもご覧ください。

楠浦 拝

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