セミナー動画)「ロジカル」に考えすぎて行き詰まる人&「クリエイティブ」過ぎてまとまらない人へ ~ ロジックツリーの「あなたに合った」使い方があります
こんにちは。TechnoProducer 株式会社 CEO の楠浦です。
本日は、セミナーの告知を兼ねて、
「ロジカルすぎて、アイデアが広がらず、行き詰る」
という方、および
「アイデアがいろいろ出てきて、散らかりすぎて、まとまらない」
という方へのアドバイスを書きます。
「ロジックツリー」を用いた、研究・新製品・新事業開発テーマの創出法~「公開情報」から、「まだ気づかれていない」チャンスを見つける方法~(7月30日開催@オンラインと会場から選択可)
注)セミナー動画の販売を開始いたしました!
ちなみに、ロジックツリーとは、こういう感じのチャートです。
「原因」「理由」などを考えて、枝分かれのチャートに表現していく、というのは、多くの人が無意識に行っている作業かもしれません。ただ、普通にこれをやっても、よいアイデア、つまり、「他の人が思いついていないけど、市場性/実現性があるアイデア」は出ません。
ちなみに私は、過去、「ロジカル」に考えすぎて行き詰まる人でした。
その私が「発明」の世界で生きていけるわけですから、同じ悩みの方には、朗報だと思います。多くの塾生も、ここで紹介する方法で「ロジカル一辺倒の行き詰まり」から脱却しています。
「発想」「論理」「大局観」の3つのバランスを意識する
まず大前提として、発明塾で、新規事業や新規の研究開発テーマ創出時に、特に重視している視点を3つご紹介します。
① 発想
② 論理
③ 大局観
以下、それぞれについて、補足いたします。
① 発想
「先行技術」を分析し、未来の姿を合理的に描き出すために、「発想」(アイデア)を上手く活用します。アイデアに飛びつくのではなく、アイデアをさらに分析し、「その先」へとたどり着くイメージです。
ここで、「課題‐解決」の考え方、および、「ロジックツリー」が活躍します。アイデアを出す際も、それを分析する際も、「課題 -解決ロジックツリー」(*)を用います。
② 論理
発明塾には、「発明は証明問題」である、という考え方があります。アイデアを手掛かりに導き出した「未来の姿」(仮説)について、実現可能性を検証するために必要なものが「論理」です。
「ソフトな証拠」(*)「ハードな証拠」(*)をもとに、論理を積み上げ、可能性を示し切れるかどうか、発明の「後半戦」にあたります。
以下でも、解説しています。
③ 大局観
そもそも、勝つために、未来の「どこを押さえる」べきか、という視点も
重要です。「(ある未来において)解決する価値のある課題」を見つけ出す、という考え方です。知財戦略の面からも、重要な視点になります。
「論理的に考えすぎて煮詰まる人」、および、「アイデアがどんどん出てきてまとまらない人」は、それぞれ、「発想力が足りない」「論理的思考力が足りない」と考えがちです。
それらを意識する必要があるのはもちろんなのですが、実は「大局観」が欠けていることで、行き詰りから逃れられない、という場合が多いようです。委細は割愛しますが、大局観を持つために「ロジックツリー」は、かなり有効です。
発想(仮説)と論理(検証)を「秒で回す」ための「ロジックツリー」
「思いついた」アイデアは、必ず調べて検証する、ことを、発明塾では義務付けています。すべては、ここから始まります。
どんどん思いついてしまう人は、思いつくままに任せず、すぐに調べましょう。
煮詰まってしまう人は、だいたい、調べて解決しようとしますが、一旦、PCから離れ、少しアイデアを考えてみます。
それらをすべて、「ロジックツリー」に表現していきます。ロジックツリーを作りながら、調べて、考えて・・・を「秒で回す」中で、あるところから、自身が思いついたものが、世の中になさそうだ、ということになります。「論理」「発想」「大局観」が、噛み合った瞬間です。
ここまでくれば、しめたものです。
まとめ
ここまで紹介した内容を、一旦まとめておきます。
①「考えすぎて煮詰まってしまう人」「アイデアがあふれ出てきてまとまらない人」どちらも、「大局観」を持てれば、ブレークスルーできる可能性が高い
②「調べてばかり」「考えてばかり」ではなく、調べて、考えて・・・を「秒で回す」中で、「論理」「発想」「大局観」が、噛み合う瞬間が来る
③上記のために、「ロジックツリー」が非常に有効
詳細は、以下セミナーで、実例と演習を交え、ご紹介します。
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楠浦 拝
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