【3分で読める】技術者の企画プレゼンが飛躍的に良くなる3つのポイント~決裁が通りやすく、資金もつきやすくなります
こんにちは、楠浦です。
「企業内発明塾」
で、技術者(研究職を含む)の方に、
「新規事業の企画提案」
「(新規事業を前提とした)研究・開発テーマの企画提案」
を行っていただくと、必ず出る質問があります。
それは、
「プレゼン資料/提案資料の作り方」
に関するものです。
以下、いつも行うアドバイスを、圧縮して、記載しておきます。
●ゼロ)どうしてもやりたいこと、これだけはやりたい、ということを明確にする
ゼロは反則技で恐縮ですが、そもそも
「何がしたいか」
が、いまいち明確でない方も、意外に多かったりします。
●1)事実と意見を分けて、それぞれを明確に
意見だけだと
「根拠は?」
と言われるし、事実だけだと
「で、どうしたん?何が言いたい?」
になります。分けたうえで、明確に、が鉄則です。
●2)タイトルを「メッセージ」にする
プレゼン資料をパワポで作るとして、その
「タイトル」(上に大きな文字で書くやつですね)
が、
「XXについて」
「XXについての調査結果」
とかの方、すぐにやめましょう(笑
読めばわかります。
スライドは、
「面積が限定されている」
資料なので、無駄な情報、あるいは、情報量がゼロに近い文字は入れない、これが鉄則です。
●3)文字と絵のバランスは50:50
クリエイター系の方々は
「絵」
重視です。そういう方々のプレゼン術的な本を読み、絵ばっかりのスライドを作成される方が居られます。
しかし、あなたは
「技術者」
です。
「数字+ロジック」
から、意見へ落とし込む仕事です。
なので、文字での説明は極めて大事です。
もちろん、見た目も大事なので、絵は入れていくのですが、あとでその資料読み直してもらって、
「なんだっけ」
にならないためにも、文字50%、絵50%ぐらいを目安にしましょう。
●おまけ)各スライドのメッセージを明確にするために「空パケ」方式で作成を
僕は20年ほど前から、
「空パケ」
方式でパワポ資料を作成します。セミナーでも企画書でも、同じです。
空パケとは、
「中身の入ってない、空(から)のスライド」
を、想定している資料の枚数分準備し、そこに
「そのスライドで、絶対伝えたいメッセージ」
(キラーワード、キラーフレーズ、キラーメッセージ)
を入れていくことから、資料作成を始める方法です。
以下のような感じですね。
企画の初期段階では、
「プレゼンというよりは、情報収集結果の説明資料」
になっている場合がります。
そうなると、資料が増えすぎて、論旨が見えにくくなるので、空パケで作り直します。
僕が前職で、投資家向けに企画書を作成し、プレゼンを繰り返した時も、上記鉄則を徹底しました。
資金調達が、非常にスムースに行きました。
現在、企業内発明塾に参加いただいている方々にも、同じことを行っていただいておりますが、
「格段に伝わりやすく」
なります。見違えるので、こちらもびっくりします(笑
楠浦 拝
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