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知財戦略のこと知らずに、特許は読めないよね、という話

弊社の新入社員が、e発明塾の

「知財戦略」

講座を、受講してくれていました。


e発明塾 知財戦略(1) についての note 記事
https://note.mu/ehatsumeijuku/n/necd7892bc6b0


多分まだ、彼は気づいてないのですが、知財戦略の知識は

「特許を取る」

ときよりも、むしろ、

「特許を読む」

ときに、大活躍します。


起業家でもない限り、

「自社の事業戦略に沿った、知財戦略を立案」

したりすることは、人生の中で、そうそうありません。

もちろん、そうそうないから、知らなくていい、という意味ではありません。


ですが、

「特許を読む」

ことは、多くの技術者や投資家にとって

「日常茶飯事」(おそらく、毎日か、すくなくとも、毎週読む)

だと思います。


そのときに

「そもそも、この特許を出している企業、どういう戦略なのか」

がわかってないと、読んでも無駄、になる可能性が高いのです。

「特許出願は、結果」

であり、その原因(大元)は

「研究開発活動」
「技術戦略」

あるいは

「事業活動」
「事業戦略」

です。


その、大元の活動や戦略が、どう

「特許出願や、特許取得として現れるか」

「推定」(推測、予測?は違うか)

して読むのが

「特許を読む」

という、行為です。


この

「推定」

の手がかりになるのが

「知財戦略」

に関する知識です。


「こういう意図がある企業は、こう出してくる」

という

「一般論」

だけでなく

「花王は、こういう戦略で、通常、攻めてくる」

のような、個別企業の戦略も知らないと、特許は読めません。

e発明塾 知財戦略(1)
https://e-hatsumeijuku.techno-producer.com/senryaku_1


当たり前ですよね。

この当たり前が、出来ていないと、

「特許の読み方が甘いため、アイデアを出せない、先読みできない」
「目をつけるべき特許が、見つからない」

ということになりがちだなぁと、いつも感じます。


楠浦 拝


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