【世の中の話⑧】都会と田舎

noteに関わっている人は東京を含む関東在住の人が多いのではないでしょうか?

当たり前すぎることですが、日本の首都は東京で、そこに多くの人、ビジネス、文化が集まっています。偏見かもしれませんが、私が住んでいる九州の田舎よりは、圧倒的に優秀な人が集まっている印象があります。

今の資本主義の世の中で台頭するためには、様々な人がうごめく多様な価値感の中で揉まれて、自分の武器を磨く必要があります。ひたむきな行動に加えて、その継続の中で人との出会いがあるのでしょう。物理的な接点が生まれ、より行動が洗練していくパターンを繰り返すことは、ビジネスでの成功の最大のポイントだと思います。

一方で、生活は過酷です。いたる所が過密空間で、物価は高く、時間はスピーディーに流れ、情報が溢れまくっています。一般のビジネスマンであれば、毎日満員電車での通勤を強いられます。のんびりと気楽に生活できる場所ではありません。

私は、九州の鹿児島で生まれ長崎で育ち、福岡の大学を出て、大分や佐賀で仕事をしています。山や田んぼがいたる所にあり、歩いている人の多くが高齢者の街で働いてきました。食事のコスパはすこぶるよく、時間がゆったりと流れて行きますが、ビジネスの最前線とは程遠い環境です。

地方創生が叫ばれても、地方の人は、年齢問わず変化を嫌う傾向が強く、保守的な考えをもつ人が多数派で、なかなかうまくいかないケースが多いのが実態です。このままでは、静かに衰退していくしかないのかもしれません。

コロナ禍をきっかけに働き方はどれほど変わるのでしょうか?

個人的には、ずっと言われて続けてきた東京一極集中はこれからも続くと思います。ノマドワーカーは増えるでしょうが、革新的な考えをもった多くの人は東京を拠点とすることに変わりはないでしょう。新しいビジネスが拡大し、より利便性の高いコミュニティーにバージョンアップされると思います。

地方は、東京には少ない自然豊かな開放的な空間が数多くあります。コロナを考えた時、その価値は高いと感じます。

私の専門はファッションビジネスですが、地方創生にファッションというひとつの文化が寄与できるのか妄想しているところです。

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