【アパレル人の本心⑬】洋服は組み合わせを考えず買ってはいけない
九州は、豪雨で緊急警報が出される事態になってしまいました。明日の朝まで降り続くそうです。
豪雨による災害はここ数年続いています。河川の決壊や土砂崩れは多発しているので、政府には最も積極的に治水事業に予算を投入してほしいものです。我々人類が想像する以上に地球環境は悪化しているのかもしれません。
さて、今回は洋服の買い方のお話。
みなさんは「かわいい」「かっこいい」と子供心に踊らされて洋服などを買うことが多いと思いますが、そんな時はちょっと待ったです。気持ちはとっても分かりますが、簡単に捨てるものでも処分するものでもないので、是非慎重に選びましょうという話です。
当然「そんなこといちいち気にしてられないよ」という声が聞こえてきそうですが、逆にそこだけでも気をつければいずれ着なくなるムダなものを買うことは避けることが出来ます。
洋服を着て外に出かけるとなると、上と下、専門的な表現だとトップスとボトムスをイメージする人がほとんどだと思いますが、それ以外にも必要です。よく考えれば当たり前ですが実はそこが盲点です。
トップスとボトムス以外に、
靴、靴下、バッグ、ベルト、今の時期には傘が必要な時もあるでしょう。それらが全て自然と調和している状態がベスト。
しかし、それら全てのアイテムにデザイン性や装飾性が強いものを組み合わせたならば、かなりチグハグになってしまいます。そんなことは言われてなくても分かっていると思っているでしょうが、知らないうちにそれに近づいてしまいがちです。
例えば、スニーカー。ハイテクなもの中心に様々なカラー、デザインのものがありますが、インパクトのあるものを購入した場合、その他のアイテムとの組み合わせ、バランスがとても難しくなります。
また以外にも手強いのは、傘やバッグです。カラフルな主張の強いものを選ぶと大変です。洋服で遊び、小物でも遊ぶとコーディネートのハードルが上がってしまうので苦労することになります。
加えてビジネスシーンでもその最たるパターンが、ネクタイやシャツ、ポケットチーフなどです。かわいい色、キレイな色を女性のアドバイスで選んで実際に使いづらい目にあった男性は少なくないでしょう。成人式なども知識がないままバランスを考えず主張満載の組み合わせのスーツ姿をよく見ますが個人的にはちょっと残念です。
結論ですが、
身に着けるものには主役と脇役がある!
これを十分理解しておくことが重要です。
主役と脇役の関係、組み合わせを無視して主役級の主張が強いものを選ぶ時には要注意!
特に気に入ってよく使っているバッグや靴があるのであれば、それと合わないものは避けることが必要かもしれません。逆に好きな洋服があればそれに組み合わせる靴やバッグを用意することも検討してみるといいでしょう。
ファッションにそれほどのエネルギーを費やしたくないという人には主役がない脇役のみの組み合わせもオススメです。
カジュアルについては以前投稿しものがあるので、よければ参考にしてください。
メンズカジュアルの基礎|クスオのフクオ @kusuonofukuo #note https://note.com/kusuofukuo/m/md5515986a855