【世の中の話⑩】大学の仲間

西南学院大学。

私の出身大学です。福岡市の西新というソフトバンクホークスの本拠地のドーム球場近くにある小さな街にある私立大学。

長崎で育った田舎の若者には、東京はあまりにも遠く、でも地元のままはイヤで、間をとって福岡。まああまりにも短絡的で、下心と臆病が入り混じった決断によって進んだ大学です。

私にはこの大学で出会った3人の仲間がいます。実は今でも毎月必ず飲みに行ったり、ゴルフしたりしています。かれこれもう30年以上も経過し、自分達の精神的成長のなさに呆れることを通り越して驚きに変わるほどのながーい時間が経っています。

当然外見も、性格も、思想も、それぞれがまったく違うので歩いてきた道はバラバラ。

超安定している仕事と生活を得ていても息子との関係に悩む人間もいれば、30代で妻をガンによって亡くし二人の女のコを必死で育てる人間、誰よりも当時から理想の家族を願っていたにも関わらず結婚一年目からセックスレスとなってしまい子どもに恵まれずとも現実に押しつぶされず生活している人間もいます。

大学卒業後、紆余曲折を経て福岡で生活することになった4人がいまだに関係を続けてきたことに偶然と言え不思議な気持ちを抱きます。

「人生とは人との出会い。」そんな耳障りのよい格好よいものではまったくないけれど一期一会であるし、その出会いの中から色々な価値観や視座を見つけていくという哲学的な側面は振り返ると少なからずあったのかもしれないと思う今日この頃です。

今日のゴルフもやはり大変楽しかった。

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