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オタクだけど引っ越してみた〜引越し当日編〜

今回13年ぶりの引っ越しなので大方針として基本的には本棚、ベッドなど将来的耐用年数も考えてこれを機に全て買い換えることにした。 また買い替えてなかった白物家電の冷蔵庫なども同じく13年ものなので買い換えた

耐用年数やランニングコストに上乗せされる運送コストも考えれば、思い切って買い替えたほうが得なのは間違いない。
ないのだが色々と手を広げすぎると新居への家具搬入が過密スケジュールになって地獄を見ることになる
ということを後で思い知るのだった。

・見積もり
引っ越し屋の見積もりを取るにあたって下記の条件付を行った

・荷造りは手伝ってもらう
・1日で荷造りから運送までおこなう
・本棚やベッドの廃棄も頼める

何社か見積もった結果この条件で飲んでくれるのは結果としては最大手のアート引越センターしかなかったので、アートにした。
値段は最安ではなかったが、選択としては良かったと思う。
ちなみに引越し見積もりサイトは避けようと思ったが寝不足で検索してたら誤って登録してしまい、翌日一日中電話がかかってきた上に、新居のガス電気の営業が後々までかかってきたので、使用しないことを強くおすすめしたい。
偏った友人たちに囲まれて生きていると忘れてしまうが、オタクの部屋は特殊だ。まず本が多い。次に精密機械が多い。
引っ越し屋は「ネット見積もりでもいいですよ」と言う事が多いが必ず実地で見積もりしてもらうようにお願いしよう。後々トラブルの元になりかねない。見積もりに来た営業も口を揃えて「実際に見に来てよかったです」と言っていた。

・当日梱包
荷造りして運ぶだけけなので、本が多くてすいませんという罪悪感にさいなまれる以外は特筆することはないのだが

といっているがエロ漫画なども梱包してもらってたりした(少量ですよ少量!)
天気予報では当日台風が直撃しそうでかなりヒヤヒヤした。
結局該当時間にはまだ圏外だったため引っ越しは行えたのだが、雨が想定外の悲劇を引き起こすがそれは後述する。

会社にもよるのだろうが、近年の引っ越し屋さんは苦情が出ないように非常にシステマチックにできており、段取りも完璧に決まっていて不快に思うことは一切なかった。
逆に雑談したりとかもあまりなく、従業員の不満も出ないよう指示出しや休憩などもしっかりしている印象だった。
あと、テレビやネットなどの配線周りは自分でやらないといけないのだが、自分は趣味なのでストレスは感じなかったが苦手な人は時間のない中やるのはキツイかもしれない。
余談だが、女性の従業員さんがボックスパチンコとカメラ防湿ケースを同じものだと勘違い(確かに似ている)したのと、廃棄処分屋のおっちゃんが「IKEAだけは買っちゃいけねーよ!」といっていたのが印象深い

・搬入&収納
ダンボールを開けてしまう作業はセルフでやるコースにしていた(ほとんど本であり、この時点で本棚を搬入できていなかったので)
そのため荷物ボールの搬入自体は(当たり前だが)荷造りに比べればあっと言う間の出来事で、ドラム洗濯機のサイズがギリギリで設置できないかも、と危ぶまれた(偶然もうひとり助っ人の設置員がいたためなんとか出来た)くらいだった。
しかし、本当の地獄はここからはじまるのだ・・・

立ち並ぶダンボールタワーにより収納が開かないため倉庫番のように箱を移動する手間が膨大に増え、さらに開けたあとの膨大な空ダンボールは風呂場に突っ込んだため風呂に入れず、雨で濡れた積まれたダンボールが自重に耐えかねてピサの斜塔みたいに傾いてきたり、その上翌日に契約していた家具が搬入されるスペースには段ボールが山積みで、それらを翌日までになんとかしてスペースを空けねばならず、フローリングの部屋を荷物を持って裸足で右往左往したため足の裏が腫れていたくて寝れなかったりと、この歳になってこんなデスマーチを体験するとは思わなかった。
ダンボールに埋め尽くされ全くスペースがないので、仕方なく台所の床で食べたセブンの親子丼の味は一生忘れないだろう。

後日同僚などに「引っ越しが辛い」といっても「あーそうだよね引っ越し大変だよねー」と言うような返事が来る度「違う!そんな生易しいもんじゃねえんだ!!」と心の中で幾度も血の涙を流していた。

と言いながらも1ヶ月後には大体の箱は開け終わり普通の生活をしていたわけで、人間何でもやればできるものである。

収納編へ続く

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部屋探し編
荷造り編
引っ越し当日編
収納編

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