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「うっかり車検日を忘れて車が車検切れになった!!一体どうすりゃええんや!?」って時に仮ナンバーを貸してもらうまでの流れなど。

車は持っているが、たまにしか車を使わないって場合に「車検日を忘れて車検切れになっていた!!」ってなことが起こったりもするわけです。

今回は以前、友人の車が車検日を忘れて車検切れになった際に「助けて!!」ってんで自賠責保険費用の払い込み手続きをして来てあげたり、仮ナンバーを取りに行ってあげたりした時の話をしたいと思います。

とある日の早朝、友人から「車検を受けるのを忘れていて20日で車検切れになった。車検を受けたいので助けてくれ!!」ってな感じの電話がありました。

20日に車検が切れたということは、その日が23日でしたので車検切れから3日経過していたことになります。

ちなみに当然のことながら3日前に車検切れとなった車を公道で運転するのは違法です。

たとえ車検の切れたのが前日だったとしても、車検切れの車に乗ることは違法なのです。

「助けてくれ!!」って言われても私も仕事の予定が詰まっています。

しかし結局は助けなければならないだろうって確信があったので『厄介ごとは早く済ませるのが一番!!』ってのがモットーの私は承諾することにしました。

ってことで!!

本日の仕事スケジュールを何とか調整するしかありません。

ちなみにその友人は工場勤務で、働いていた工場は自宅の近所だったってこともあり、徒歩とか自転車で通っていたため、滅多に車に乗らないのです。

なおこの友人、数年前にも「車を動かそうと思ったけど、バッテリー上がりでエンジンがかからない!助けてくれ!!」ってなことがあり「おいおい、俺の電話番号の名前にJAFって入れてないやろな?」などと感じながらもバッテリーとバッテリーを繋ぐケーブル持参で助けにいったことがあります。

なんでも2ヵ月ほど車に乗っていなかったとのことで「そりゃバッテリーも上がるわ!!」ってな月並みな感想しか湧きませんでした。

そうした過去の出来事もあっての今回の出来事です。

「どうせ長期間、車に乗ってなかったんで車検切れに気づかんかったんやろなぁ……」

ってな風に感じながら、友人の車検切れに対処すべく動いたわけです。

もっとも仕事の予定があるので、まずその予定を調整する必要があります。

そこで午後一、つまり13時~15時の予定で入れていたアポ先に電話して、予定を来週にしてもらうようお願いしました。

そして友人には「13時から15時にかけて動けるから……」ってことで対処したわけです。

なお段取りを友人に任せていたんじゃいつまでたっても進展せず、時間がどれだけあっても足りないって感じたので、全ての段取りは私が行うことにしました。

「車検を受ける場所は特に決めていない」とのことだったので、友人は私が車検を受けている所で車検を受けるってことで了承したわけです。

ちなみに車検を受けようと思えば最低限かかる費用として、検査費、自賠責、重量税、印紙代といったものがかかります。

なお『自賠責、重量税、印紙代』っていうのはどこで車検を受けても価格は変わりません。

あと車検時に最低限の交換が推奨されるものとしてエンジンオイル、オイルエレメント、ブレーキオイルなどがあります。

私が車検を受けているところは、これらをトータルして軽自動車なら5万円程度で出来る感じですかね。

それにプラスして、タイヤの溝が減り過ぎているだとか、ワイパーのゴムが痛んでいるだとか、その他……、車検が通らない要因や故障個所や損耗箇所があれば、部品交換・修理なんかで車検代に別途費用が加算されるんは言うまでもありません。

さてと……

13時となり、動く時間になりました。

まず必要なこととして……

車検切れの車を車検を受ける場所へと乗って行くためには『仮ナンバー』というものが必要です。

『白地に赤い斜線が入った、まるでチープという言葉を具現化したかのような、いかにも安っぽい印象のナンバープレート』をつけて走っている車を、あなたも見かけたことがあるかと思います。

あれが仮ナンバーです。

車検が切れた車は仮ナンバーが無いと公道を走ることができません。

ですので、もし車検切れの車両を仮ナンバーが無い状態のまま、他の方法で車検を受ける場所へ車を持っていくとすれば、車を運ぶためのトラックみたいな車両に乗っけて運んでもらうなり、レッカー車みたいな牽引することが出来る車両に引っ張ってもらうなりするしかありません。

そうした方法は、仮ナンバーと比較すれば凄くお金がかかる方法となります。

まぁ当たり前の話です。

ああいった車両積載車やレッカー車に来てもらうってだけでも、お金がメッチャかかることは容易に想像できます。

たぶん来てもらうだけってな出張費ってだけで、最低でも市内5000円、市外10000円ってな感じでお金がかかるんじゃないですか?

そうした料金とか全く分かりませんが……

まぁ普通にタクシーに乗っても市内でも郊外なら5000円、市外10000円くらいかかることがあるんで、特殊車両がタクシーよりも安い金額とは思えないってことです。

ちなみに仮ナンバーの場合、必要なお金は750円でした。

市役所で仮ナンバーって貸して貰えるんです。

その料金が750円なのです。

恥ずかしながら私、市役所で仮ナンバーを貸して貰えるってことを、今回初めて知りました。

てっきり車のディーラーとか車の修理工場とか車検整備工場みたいな所が仮ナンバーを専有していて、個人的に仮ナンバーが必要な時にはそういった所にお願いして借りる必要があると思っていました。

なお、市役所には必要書類などを持参しないと仮ナンバーを貸して貰うことができません。

あと本人じゃない代理者が行っても大丈夫です。

ちなみに私が市役所で仮ナンバーを貸してもらった際に必要だったものは以下のとおりです↓

・発行手数料750円(私が行った市役所での金額。全国一律かどうかは不明)

・印鑑

・免許証

・車検切れした車の車検証

・自賠責保険証明書

この中の『自賠責保険証明書』というのは期限が切れているものではダメです。

「自賠責保険が切れた車は公道を走っちゃダメ!!そんな車に仮ナンバーは貸せないよ!!」ってことなんでしょうね。

つまり!!

車検切れと同時に自賠責保険も切れてしまったという場合は、まずは自賠責保険の費用を支払い、自賠責保険証明書を発行してもらった後で、その自賠責保険証明書を持参して市役所まで行き、仮ナンバーを貸してもらう手続きをする必要があるってことです。

そこで!!

まずは自賠責保険の費用を支払って来る必要があります。

普通は自賠責保険の費用ってのは、強制的に車検時に徴収されるものですので、その費用は当然のことながら車検を受ける場所へと支払いに行くことにしました。

そこで今回、友人の車検を受けさせる場所、つまり私がいつも車検を受けている場所まで、自賠責保険の費用を『私が』支払いに行ってきました。

『私が』ってのは私が一人で動いているって意味です。

つまり!!

友人本人が居なくても動くことが出来るってことを言いたいわけですね。

車検を受ける場所での自賠責保険証明書発行および、市役所で仮ナンバーを貸して貰うまで、つまり最初から最後までこの友人は一切動いていません。

友人が直接したことは『「助けてくれ!!」って私への電話』と、『車検切れの車検証などの書類』および『自賠責保険証明書発行&市役所での仮ナンバー申請にかかるお金』、それらを私に渡したってことくらいですかね。

ちなみに車検って通常は24ヵ月ですので、自賠責保険には普通は24ヵ月で入ります

なお、この車検切れ事件の発生当時、24ヵ月の自賠責保険料は軽自動車の場合は25,070円でした。

しかし今回は車検切れってことで「25ヵ月の期間で自賠責保険に入る必要がある」と、車検を受ける場所で言われました。

その25ヵ月の自賠責保険料は軽自動車の場合は25,880円でした。

もっとも24ヵ月と25ヵ月には、ほんの800円ほど金額に差があるだけでしたので、あまり気にするほどのことでは無いって感じましたね。

この自賠責保険料を支払ってその場で即、オンラインにより自賠責保険証明書は発行してもらえました。

あとは、この『自賠責保険証明書』『発行手数料750円(私が行った市役所での金額。全国一律かどうかは不明)』『印鑑』『免許証』『車検切れした車の車検証』を持って市役所まで行き『仮ナンバー』を貸してもらうだけです。

なお、市役所での手続きが終わると『仮ナンバー』と共に『臨時運行許可証』というものを渡されます。

この臨時運行許可証には仮ナンバーが使用できる有効期限が明記されています。

つまり!!

その有効期限内しか仮ナンバーは使えないってことです。

なお有効期限は5日間となっています。

つまり「5月13日から仮ナンバーを使用する」ということで手続きをすれば、『5月13日・5月14日・5月15日・5月16日・5月17日』で5日間ですので、最大で5月17日まで仮ナンバーを使用できるわけなのです。

ちなみにこの仮ナンバー、付けて走っている車をけっこう見るので、元々ついているナンバープレートを外してから仮ナンバーを取り付けなくてはならないって思ってたんですが、「仮ナンバーは実際に車体へと取り付ける必要はなく、車内に積んでおくだけでいい」と車検を受ける所の担当者は言っていました

そう言われてみると確かに……、もし素人が仮ナンバーを自分で取り付けた場合、ヘタすれば取り付け方が甘かった仮ナンバーが車の走行中、風に煽られてどっかへ飛んでいってしまうってな可能性もあります。

そう考えると「仮ナンバーは実際に車体へと取り付ける必要はなく、車内に積んでおくだけでいい」というのは納得のできる話ではあります。

たぶん仮ナンバーを付けて走っている車ってのは車検切れでオークションなんかに出されているような元々ナンバープレートが付いていない車だとか、新車でまだ車検を受けていないのでナンバープレートが交付されていない車だとかってな感じなんでしょうかね。

あと当然のことながら、仮ナンバーは借りているという特性上、返却期限があります。

なお返却期限内に仮ナンバーと共に渡された臨時運行許可証も一緒に市役所へ返却する必要があります。

その返却期限に関しては、市役所で仮ナンバーと共に渡された臨時運行許可証の備考欄に次のように書かれていました。

『備考:有効期限経過後、5日以内に本証とナンバープレートを返して下さい。返納されない場合は罰せられることがあります』

もちろん市役所というお役所の特性上、17時までに返さなくてはなりません。

なお、これは私が行った市役所の場合です。

こういった決まりが全国一律かどうかまでは分かりません。

今回は、車検切れの車を車検を受ける場所へと移動させるために、市役所で仮ナンバーを貸して貰うまでの流れってことで書いてみました。

蛇足ですが、、、その後……

あとは友人本人が車検を受ける場所まで、自分で車を乗っていって車検を受けるだけです。

その時点で仮ナンバーは不要となりますので、市役所に仮ナンバーと臨時運行許可証を返却すれば良いってことです。

ちなみにこの友人、車検を受ける場所に車を乗って行く際に、付いているナンバーを自分で外して仮ナンバーを取り付けたと言っていました。

「仮ナンバーは実際に車体へと取り付ける必要はなく、車内に積んでおくだけでいい」と車検を受ける所の担当者が言っていたのを友人に伝え忘れていました。


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