1,200名の社員が集結!freeeの全社オフサイトはこんな感じ
freeeでは毎年7月にキックオフとして全社オフサイトを行っています。名前は「freee Spirit」略して「フリスピ」。
今年も全国1,200名の社員が一堂に会し、一日かけてさまざまなコンテンツを実施しました。今回はその様子と背景や準備などについて、紹介していきたいと思います。2部構成になっているので、後編は後ほど!
はじめに
こんにちは。freeeのCulture Developmentに所属しているkussyです。2023年1月1日に入社してあっという間に半年ほど経ちました。
Culture Developmentは読んで字のごとくfreeeのカルチャーを推進するチームです。社内広報と組織開発を掛け合わせたような業務で、全社オフサイトや定例の社員集会の企画運営をしたり、全社員に持ってほしい行動指針「価値基準」の浸透・進化を担っています。
さて、今回紹介する全社オフサイト「freee Spirit(フリスピ)」はCulture Development 最大の仕事と言っても過言ではありません。私が入社した1月から着々と準備を重ねてきました。
オフサイトの目的はfreeeの経営方針を理解し、組織について改めて考えることです。規模が小さかった頃は泊まりがけで実施したり、コロナ禍ではオンラインで実施したりしてきましたが、昨年からオフラインで1日かけて実施しています。
当日の1日を振り返りながら、それぞれのコンテンツの準備や背景などにも触れていきたいと思います!
受付・入場
開場は朝9時半から。1,200名もの規模になると、入場して自分の座席を見つけて座るのも大変です。入場時間はチームごとにずらして設定し、30分ほどかけて入場が完了しました。事前に座席番号が書かれた入場チケットの代わりとなるメール・チャットを送付していたため、受付・入場はそのメールを見せるだけで完了。非常にスムーズに行うことができました(会場の担当者様がびっくりしていたくらい笑)。
会場に1,000名を超える社員が着席すると、まさに圧巻。freeeの急成長を肌で感じた瞬間でした。
着席したテーブルにはネームプレートやそれをデコレーションするステッカー、トートバックなどのノベルティを設置。早速各テーブルではネームプレートに名前や所属を書いて、自己紹介が始まりました。
オープニング・CEOプレゼン
アタックムービーが始まり、遂にfreee Spiritが開幕!1日司会を務める社員2名が登場しました。司会の2名は週次で行う社内集会の司会も務めており、司会には慣れたもの。さすがのトークで会場が盛り上がりました。
それにつづく最初のコンテンツはCEO佐々木のプレゼンテーション。前期の振り返りと今期の経営の方向性を示しました。
佐々木のプレゼンの中では、freeeが経営している書店「透明書店」の取り組みを紹介するムービーも上映。
「透明書店」はfreee自らが書店というスモールビジネスを経営し、社員が実際にバックオフィス業務を経験することで、スモールビジネスの実情とそれに取り組むユーザーを理解し、その体験を自社サービスへ還元することを目的に実施している取り組みです。準備や業務に社員が参加しながら、今年の4月にオープンを迎えました。
実際にバックオフィス業務を体験してその大変さを知り、AIなどを駆使してその課題を乗り越えていく様子は、社員に多くの刺激を与えました。
運営では透明書店の開店前からオフサイト直前までの日々を収録。社員に伝えたいメッセージを映像に込めつつ、短時間でわかりやすくそれを伝えるため、ギリギリまで編集が繰り返されました。
透明書店に関する詳しい内容は、是非下記noteもチェックください!
各リーダーのピッチ・ランチタイム
佐々木からのプレゼンに続いて、各セクションのリーダーからのピッチを実施。一人3分という短い時間の中で、今期目指す姿を熱くわかりやすく語ってくれました。15名以上のリーダーが登壇したものの、それぞれの個性あふれる内容となり、社員からも「他チームが何をやっていくかわかって刺激になった」という意見を多数もらいました。
リーダーからのピッチの後はランチタイム!ランチは人数的に混乱を避けるためお弁当を配布する形式にしました。
お弁当の熨斗には「卓上札の共通点について質問をしてみよう」との記載が。実は、事前に自身の趣味や出身地を社員に回答してもらい、共通点を持った社員が同じテーブルになるようにテーブル分けをしていました。趣味のグループは登山、ジャズ、ペット、カレー、Vtuber…、出身地のグループは各都道府県やアジア出身など、グループの種類は多岐に渡り、計200ほどのグループができました。
お弁当の熨斗はその共通点について質問し合えるように数種類用意し、各テーブルで一人ひとりにそれぞれ異なる質問の書かれたお弁当が行き渡るようにしました。
freeeではここ数年で社員数が急増している中、コロナ禍もあり業務外のつながりが希薄になっているのでは、という課題がありました。
今回はその打ち手の一つとして、オフサイトの場で共通点を持つ新たな知り合いを作ってほしいという思いで、このテーブル分けを実施しました。
ご想像の通り、1200名をそれぞれの共通点でテーブル分けするのは至難の業(というか途方もない作業量)だったのですが、各テーブルその共通点の話で大いに盛り上がっており、実施してよかったと感じました。オフサイト後も連絡を取ったり食事に行ったりしているグループもあるようで、新たなつながり作りに寄与することができたと思います。
価値基準アワード
午後には「価値基準(全社員に持ってほしい行動指針)」を体現した社員を表彰する「価値基準アワード」を実施しました。
freeeは社会に対するコミットメントとして「マジ価値」(ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることをする)を置いています。そしてこのマジ価値を届けるために社員に持っていてほしい2つの原則(マインド)と5つの行動指針を「価値基準」として設定しています。freeeのカルチャーはこの「マジ価値」と「価値基準」を中心に形成されており、それぞれ社員からの共感度も非常に高いです。
一方で、以下のような課題感がありました。
そこで、この価値基準の更なる浸透を図るべく、価値基準を体現している行動を表彰するアワードを実施することにしました。
アワードの形式は以下の通りです。
まず、①での応募によって自分やチームメンバーの行動から価値基準を見出してもらう、そして ③での議論によってその行動のどの部分が価値基準の定義文と照らし合わせて体現していると言えるのかを考えてもらう、という狙いがありました。
事前の応募は当日の1ヶ月ほど前から実施し、100件以上の応募がありました。その中から経営メンバーで7つの価値基準とマジ価値につき3つずつ、計24個の行動を選出しました。
当日の議論では、まず受賞したそれぞれの行動が記載された冊子を読み、その行動のどの部分が価値基準を体現しているのかを洗い出しました。
その上で、3つの受賞した行動の中で最も価値基準を体現する行動はどれか、テーブルで議論してもらい、フォームで投票してもらいました。
どのテーブルも議論で盛り上がり、意見が割れた場合は多数決している姿も見られました。
ここで議論パートは一旦終了。続いて受賞した24名に登壇してもらい、一言ずつコメントをもらいました。それぞれ受賞した行動を実施した時にどんなことを思っていたのか、その価値基準に対してどんな考えを持っているのか話してくれました。
最後は受賞者全員で記念撮影をして価値基準アワードは終了!
社員からは「来年は自分もこの舞台に立てるように頑張りたい」というコメントもあがりました。
ユーザー登壇…?
そして最後のコンテンツは、ユーザーの方に登壇いただき、freeeを使って日々の仕事や生活がどう変わったかを語っていただく、という企画なのですが。。
このコンテンツもかなりのボリュームなので、これだけ次回のnoteに記載したいと思います。非常に面白い企画なので、乞うご期待!
追記:↓後編も書きました!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
freeeが実施している全社オフサイトの取り組みが少しでも伝わっていれば幸いです。
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