ん?ぎっくり背中?

一昨日、夜中に寝ぼけて背中をぐっと反らしたときに『ビキっ』という音というか感覚というかそんな感じとともにいきなり肩甲骨の間に痛みが走りました。

そこから寝返るのも痛いし、肩を動かすのも痛くなり、『あー、痛めたわ』と思い、何とかセルフで改善させようともがきました(笑)

反らして痛めた感じがしたので背中を丸めてみたり、肩甲骨を背中側に寄せてみたり。
色々格闘したんですが改善せず、その夜はもう諦めて我慢。

翌朝、起きてみてもやっぱり痛い。特定の姿勢になると痛いし、不意に姿勢を変えるときがズキッと痛い。

こんな時、以前なら『なんでこうなったん!もう最悪!』なんて怒りや虚しさなどが入り混じった感情に任せて当たり散らしてしましたが、今回はちょっとだけ冷静でした。


『うん、この痛みを観察してみよう!』


ここからこの痛みは身体のどの部分から発せられているのか探る旅が始まります。

ある姿勢でじっとしていると痛くはない。
うん、なんか内臓由来では無さそうやなと。

胸を反らしてみたり、腕を身体の後ろに持って行ったときに痛みが走る。
うん、筋肉や筋膜などの運動器由来っぽいな。

更にじーっと観察してみるとどうやら背骨の奥深くにある姿勢を維持する筋肉が何かしらの誤作動を起こしているっぽいと感じることが出来ました。
特定の動きで痛いというよりは背骨が今の身体の位置を維持しようとするときに痛む感じが強かったから。

じゃあどうするか?

『どうやったら痛まないか』に注目して、痛まないように身体を使っていくということを考えました。

今回の場合は意識を身体の中心に持っていく。腕を動かしたり、足を動かしたりするときに腕や足に意識を持ってい行きがちですが、そうではなく身体の中心。イメージの世界になりますが、背骨を整えるような感覚を持ったまま動いてみる。
ということをしました。

そうすると少しだけ、痛みを感じずに動くことができるようになりました。

今日は多少の違和感があるものの、ほぼいつも通りの身体に戻っています。


痛みがあると辛い、しんどい、もう嫌だなどネガティブな思考に陥り、どちらかというと【こう動かすと痛みが出るなぁ】ということに注目します。

そこまではまぁ良いとしても、そこで終了しては痛みに思考が占拠されてしまいます。
その先が大事で【痛みを感じて、一旦それを受容し、どうしたら痛みが出ないようにできるか】を考えることです。

内臓由来の痛みなどは内臓の調子などが改善しないと消えないとは思いますが、筋肉や関節などの運動器由来の痛みはこのことが重要になってくるのではないかと思います。

大きな怪我や重篤な疾患により酷い痛みが出ているときはそんな余裕はないですが、我慢できなくもない様な痛みの時には観察して、対処してみるという思考をもつことも個人的には必要なことだと感じた出来事でした。


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