【中間報告・隔週報07】能古島で商品開発⇒EC販売
私の働き方実験における自分の活動を振り返るために、隔週報を書いています。今回は「新しい働き方LAB2022」の中間報告を兼ねた報告になります。
EC事業化の中間報告
不甲斐ない?中間報告!
当初の予定では、ECサイトがオープンし、オープニング直後のプロ―モーション活動を終えた後に、アクセス状況・売上・費用を調査の上、EC事業化の中間報告としてレポートを作成する予定でした。また中間報告で作成したレポートを元に、EC販売強化策を検討し、歳末商戦に向けてのEC販売強化策を検討する予定でした。
しかし現実は、商品開発が思ったように進んでおらず、、、プロモーション活動どころかECサイト未構築、その前提となる商品企画もまだ実現していない状態。なんとも不甲斐ない中間報告となってしまいました。
中間報告結果の考察、原因と対策
スケジュール遅れの原因は前の記事でも記載しているので、詳細は省略しますが、大きく以下の2つ
時間の管理(短い稼働時間を別作業で使ってしまった)
商品企画の計画時間不足(他人と調整がいる企画の計画時間が短すぎ)
時間の足りない副業のデメリットがもろに出てしまった中間報告、上記の改善策としては、ひとこと時間の使い方の向上!
必要な作業時間の見積もり制度を上げ、週間計画時にきっちり作業時間を確保、かつ確保した作業時間の優先度を高めに設定する!
第12~13週目の活動・進捗概要
活動概要
それでは第12~13週目の活動を概要報告します。
この期間では原材料の仕入れの確度が高く企画実現性が高い「甘夏関連商品」を対象に以下の活動を行った。
「甘夏ピール」の試作改善
「ピール/ドライフルーツ」に適した素材のリストアップ
費用シミュレーションの実施
商品企画の相談準備
進捗状況
全体的な進捗は、リスケした計画に対し遅れなし、ただし「商品企画/売上・費用シミュレーション」も「事業計画打合せ」と歩調を合わせる必要があるため1ヶ月延長した。前回「EC事業化の検討・計画」の工程を1ヶ月延長したので全体スケジュールに影響は無し。
第12~13週目の活動詳細
「甘夏ピール」の試作改善
前回試作した「甘夏ピール」は、作ってから1週間弱ぐらい軒下で自然乾燥させていたが、正直苦くて、美味しくなかった。
その理由を以下の2つと仮定した
【仮定1】甘夏の薄皮(瓤嚢:じょうのう)の部分が苦い
【仮定2】乾燥が足りず、まだ甘みが凝縮されていない
途中で薄皮をはぐことが難しかったので【仮定1】の対策はできなかったが、【仮定2】の対策として、さらに1週間、軒下で自然乾燥させ、味の変化を観察してみることにした。
さらに1週間乾燥させたピールを食べてみると、やはり薄皮の部分はまだ苦かったが、外皮の部分は確かに少し甘みがました気がした。
また「【仮定1】甘夏の薄皮(瓤嚢:じょうのう)の部分が苦い」の検証のために、ピールを外皮と薄皮の部分にわけてそれぞれ試食してみた。
確かに、薄皮の部分は乾燥させても少し苦みが強いと感じた。
試作/試食の結果を受けて甘夏ピールの製造方法の見直しも行った。
【甘夏ピールの製造方法】 ver 0.02
※工数は一回で甘夏15個分まとめて作業することを前提としている
1.果実と果皮に分類(工数:0.5H)
- 「甘夏」の表面に切り込みを入れて、外皮を剝きやすくし、果皮と果実にわける
- <非採用>「甘夏」を輪切りにスライスしてから実と皮にわける(後工程で果実を煮るので輪切りスライスは非採用)
- <非採用>輪切りスライスの前にピーラーで外皮を虎狩にする方法もあるらしい(もったいないので非採用)
2.果実から果汁を取り出す(工数:1.0H)
- 薄皮剝きやすくするために、果実を重曹を入れた水の中で煮る
- 甘夏果汁の苦みを取るために、苦みのもとになっている薄皮を向く
3.果皮の下準備(工数:0.5H)
- 果皮の苦みを抜くために、水と酒を混ぜた(水1:酒1)液体に、1日漬け置きする
- 漬け置きした果皮を取り出し、大量の水で3回も揉み洗いする
- 食べやすい大きさになるようにスティック形状切り分ける、スティックの長さは、一旦4cm程度とする
4.調理(工数:1.0H)
- スティック状に切った果皮に搾った果汁と砂糖やハチミツ、オリゴ糖などを入れて煮込む(あまり加糖しすぎるとべたべたになるし、素材の味がなくなる、さじ加減が大事)
5.乾燥(工数:0.5H)
2週間天日干し(フードドライヤーで衛生面への気遣いと時間短縮も検討する必要がある?)
6.パック詰め(工数:0.5H)
ドライフルーツ専用のパックに、食品用乾燥剤(シリカゲル)を入れてパック詰め、真空パックを利用する方法もあるみたい
「ピール/ドライフルーツ」に適した素材のリストアップ
甘夏ピールの試作をしていると柑橘系の中でもピールに適したもの、ドライフルーツに適したものと適性に違いがあることがわかってきた。
そこで、「明石農園」で生産している柑橘類をピール系とドライフルーツ系に分類してリストアップしてみた。
また柑橘系の旬の時期は、意外と短いため「甘夏ピール」だけを年間を通して販売するのは無理がありそう、できれば旬の時期が異なる数種類の素材を使って「ピール/ドライフルーツ」を数種類商品開発すべきと感じた。
費用シミュレーション
「甘夏ピール」をEC販売する場合にかかる費用のシミュレーションを行ってみた。まだまだ粗削りな部分が多いがこれをベースとして費用を調整していきたい。ちなみに「甘夏ピール」の相場は2022年9月現在で300gあたり1800円程度でした。
商品企画の相談準備
準備した資料を基に以下のような相談を行う準備を実行中。
ピールに適した柑橘類、ドライフルーツに適した柑橘類の認識合わせ
7~10月に収穫できる柑橘類(or その他の作物)が無いか確認
よりよい商品を作るためにレシピの改善点に対する指摘
企画商品の実現性(過不足、費用感)に対する意見聴取
第12~13週目の振り返り
良かったこと
甘夏ピールの製作方法の改善が行えた
「ピールとドライフルーツ」の商品ラインナップを少しイメージできた
甘夏ピールの製造で、ある程度の費用感を出すことができた
難しかったこと⇒原因と改善
試作を繰り返すことができなかった!
【問題】試作に必要な甘夏が店頭で販売されていない
【原因】甘夏の季節が終わった
【改善】農園に仕入れる方法がないか聞いてみる
「ピール・ドライフルーツ」が一年中販売できないかもしれない!
【問題】7~10月にかけては柑橘類が収穫できるかわからない?
【原因】柑橘類の収穫に対する知識不足
【改善】7~10月に収穫できる柑橘類の有無を相談、ない場合は柑橘以外の作物も検討?
甘夏ピールの費用シミュレーションを完了できなかった!
【問題】費用の裏どりをとるための打ち合わせを開催できていない。
【原因】コロナウィルスのワクチン接種後の発熱や家族のイベント対応、台風対策などで、現地に行って会話できる週末の時間を取られてしまった。
【改善】農園とのコミュニケーション方法の改善、具体的にはオンラインコミュニケーションを活用できないか模索してみる。
第14~15週目の活動方針
次の2週間の活動方針として、以下を重視した作業を行う。
【優先1】商品企画に関する相談
商品の企画資料を基に相談を行い意見をもらう。ついでに甘夏果汁の小分けパッケージを作ってもらうことができないか相談してみる。
【優先2】費用・売上シミュレーションの改善と実施
「甘夏ピール」だけではなく、その他の柑橘類をベースとした「ピール」と「ドライフルーツ」を販売する場合の費用シミュレーションを追加で行う。また事業計画時の目標売上を作るために売上シミュレーションを行い損益分岐点をある程度明確にする。
【優先3】「甘夏ピール」の試作改善とその他商品の試作
競合となりそうな製品を仕入れて、甘夏ピールの製造方法を改善し甘夏ピールの商品力アップをはかる。またその他に現在仕入れることができる作物を使って新たな「ピール」や「ドライフルーツ」を試作する。
【優先4】甘夏加工品(果汁)のアクセス解析
小分けパッケージ検討に協力頂けることの前提条件が付くが、現状ECサイトのアクセス解析をさせて頂き、計画売り上げが現実的な予測になっているか、ターゲットとなる客層と客単価を確認する。
【優先5】商品企画を一緒にしてくれる仲間募集<継続>
甘夏果汁と果皮を使った商品企画を一緒にしてくれそうな仲間を募集し、アイデア出しや相談しながら商品企画ができるように動きたい。
その他
本業と本実験の空き時間を見つけ、あたラボの仲間の支援!何かできることがあればスケジュールを見ながら積極的に支援する。
補足
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
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