見出し画像

眠りの講習会 in 広島市佐伯区皆賀公民館

みなさん、こんにちは!
広島では梅雨入り宣言がまだですが、蒸し暑い日が続いており
夜も寝苦しさを感じてはないでしょうか?

今回の”眠りの講習会”は
広島市佐伯区皆賀公民館にお邪魔して
開催させていただきました。

さきに
広島市佐伯区と皆賀(みなが)地区の
地理を簡単にご紹介します。

まず
広島市佐伯区ですが、この地域の中心駅は
JR山陽本線と広島電鉄宮島線の併設駅の
五日市(いつかいち)駅になります。

JR・広島電鉄 五日市駅

広島駅からはJRの電車で
20分弱で行けるため、この地域は広島市中心部の
ベッドタウンという性格もあります。

ちなみに2021年度での統計で
一日の五日市駅の乗降者数は
JRで21,528人、広島電鉄で5,676人で
地方都市のなかでは大変多くの方に利用されています。

さて
この五日市駅から北に向かって
ゆっくり歩いて30分、ゆるやかな坂を登ると
閑静な住宅街のなかに”皆賀公民館”があります。

コチラの皆賀公民館
2024年6月20日(木)の午後1時に到着しましたが
館内は、小さなお子さんを連れたお母様や中高生もいて、
幅広い年代層に活用されているようすがわかります。

そこで
公民館主催『皆賀ふれあい大学』の講師として招いてくださり
「良質な眠りで認知症予防」というテーマで
眠りの講習会を開催させていただきました。

講座のようす(プライバシー保護のため一部画像を加工しています)

ところで
認知症症に関しては、全体の7割におよぶくらい
発症例が多い”アルツハイマー型認知症”タイプには
昨年”レカネマブ”という新薬が厚労省により認可され
健康保険の適用もできるようになりました。

しかし
もともとは発症してしまった認知症を根治する薬ではなく
進行をくい止めて遅らせるのが目的の薬です。

さらに
副作用のリスクはもとより、長期間点滴での使用で
費用もたいへん高額にもなります。
(厚労省では薬価、年間298万円と発表)

いっぽうで
良質な睡眠には、アルツハイマー型認知症の予防に
役立つのではないかというのがわかってきました。

じつは、
アルツハイマー型認知症の原因のひとつに
脳内の老廃物”アミロイドβ”というタンパク質の一種があります。

これが脳内のゴミとなって、
うまく排出されないでいると、
どんどん増えて脳内の正常な神経細胞を侵して
徐々に認知機能を低下させるというものです。

それに対して
良質な眠りに入ると、脳内の環境がアミロイドβを排出するに
大変良い状況となって、アミロイドβが排出されやすくなります。

それにより
脳内の環境が保たれて認知症予防につながるというものです。

しかも
眠りは、お金がかかりませんし、副作用もありません。
良い眠りだと気持ち良くて、元気よく活動できますね。

そういった流れで
良質な眠りは、なぜ認知症予防につながるのか?
という趣旨で講義をさせていただきました。

さらに今回は特別に
”眠りのことをもっと学びましょう”
ということで

高齢者に多い
「夜中に何度も目がさめて、トイレにいく」という
中途覚醒・夜間頻尿の不眠のお悩みも取り上げました。

良い眠りのためのケア法実習(プライバシー保護のため一部画像を加工しています)

このたびの講座には
60代以上の男女、14名の方に受講にお見えになりましたが
お聴きすると半数以上の方が、眠りに何らかのお悩みを
もっているとのことです。

今回の特徴としては
”質問”が大変多かったことです。

講義途中にも、質問が相次いだり
休憩中も、講座修了後も質問待ちで並ぶような状態でした。

なかには
ご自身の眠りのお悩みや、お身体の状態からの
ご質問もありました。

それだけ
”眠り”の問題は切実なことが、わかります。

”眠り”の問題
年代をとわず、切実なお悩みを抱えている方が多いのが実状です。
こうした眠りの講習会を通じて、少しでも解決・改善につながる
お手伝いができればと思います。
(おわり)

《ご案内》
広島県(一部山口県・島根県)において、社会福祉協議会さん・公民館さん
自治会サークルさんのご要請におうじて出張睡眠講習会・眠りの実践ケア講習を行っています。お気軽にお申し付けください。
(ご依頼・お問い合わせは下記ホームページの”お問い合わせ”からどうぞ)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?