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四季折々の俳句 1


「 五月富士 」

揚がりゆくひばりとなりし心かな

はなふぶきいまは庶民の天下なり

はなしにも花が咲くなり団子茶屋

最後にはひとりとなりて花見かな

未来へと絮ふぶかせるたんぽぽか

幸せを吹いてをるなりしやぼん玉

四万十川へ網打つてゐる日永かな

平和なることしの春も終はりけり

仰ぐたびはつとおどろく五月富士

さかな屋が腕まくりして五月来ぬ

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