見出し画像

サラエボ通信第2号

沼津市添地町のサラエボスナックのサラエボ通信第2号を作りましたので、その内容を掲載します。

〇日々の事

ヤフーニュースを見ていた時の事、タクシーの乗客マスク着用でああだこうだというやりとりの最近ありがちなあおり記事みたいのを読んだ後に、セクシー女優のマンションに強盗の見出しを見たら、瞬間、セクシーがタクシーに見えました。

天気の良い日が続いており、雪化粧の富士山が綺麗です。

先日、いただいたキノコを使って赤味噌のキノコ汁を作りました。アンクルに出したら、同じ名古屋者なので喜んでいました。ひと口飲んで、あーさっぱりする、と言っていたけど、さっぱりするものだろうか。さっぱりわかりません。きっぱり。

僕が20歳の時、合宿免許で山形の新庄市へ行ったのですが、教官の中に、やっぱりが口癖の人がおりました。一文の中に5回はやっぱりを使っていました。1秒に2回位言う時もあった程です。真剣なシチュエーションの時こそ面白くて、こらえるのに骨を折りました。商店街の道端でやっぱりおばさんを見たというタレコミもありました。

〇本について

湯本香樹実の「夏の庭」はとても好きでした。という事を書きながら思い出しました。僕は読書するようになったのが20代前半なので最初に読んだ時は、1992年に出版されてから10年程経っていたようです。内容は、よく言われているのですが、日本版スタンドバイミー。夏休みの少年達がちょっと冒険してみようぜって事で、近所の一軒家に住んでいる年寄りが死ぬのを見ようと連日張り込むって内容だったような気がします。僕の少年時代より少し前位の様な感じがしますが、日本的で何だか懐かしくて好きでした。2~3回読んだような。湯本香樹実の本は他に2冊位読みましたが、他も心温まるどこか懐かしいものでした。夏の庭は2回位友達に買って上げました。そこまでしたのは、その本と、貫井徳郎の「私に似た人」位です。夏の庭から派生して柏原兵三の「長い道」(藤子不二雄の少年時代の原作)とか、「ぼくの神さま」の本の方とか読んだけど、夏の庭が一番しっくりきました。やっぱり。

〇音楽について

合宿免許の時に仲良くなった二人と今も付き合いがあるのですが、その一人が熊谷然といって、ヒッピー系の祭りとかでライブしています。そのお父さんがヒッピー界のカリスマと言われる人物で、熊谷門という人です。モナケパという自作のエレクトリック瓢箪三味線を弾きながら歌います。他の楽器もやります。その人の代表曲の1つに宇宙の大丈夫というのがあります。宇宙の、の「の」ってとこがミソだそうです。歌詞は「あー宇宙の大丈夫」しか言いません。前は特に良いとも思ったりしなかったのですが、沼津に住んでから、落ち込んでいた時に聴いたら、随分と心が救われました。なるほど、パワーのある曲だと思いました。この前、久し振りに熊谷然と電話してそれを告げたら、でしょうって言っておりました。そのまま伝えても面白く無いので「宇宙でだいじょうび、いいね」と言ったら、宇宙の、の「の」は重要なとこだからと念押しされました。

10年位前に、名古屋で、タイチとマヤっていう二人と良く遊んでいた頃に、タイチが夜に原付で転んだが為に腕を骨折した時がありました。タイチが骨折して以来、久し振りにマヤと僕との3人で酒を飲む事になり、先に僕とマヤで立ち飲み屋で会い、タイチを待っておりまして、ただタイチを迎えるのも何なので、タイチをシテン(京都の共通の知人)と呼び換えて、脱臼を脱糞に置き換えて話してみようと打合せをしました。そうして、タイチが来て、シテンが脱糞したという風で話をしたけどタイチに何も反応が無いので20分位で正常の単語に戻しました。現在タイチは名古屋で「大大大」という中々な人気の飲み屋をやっています。マヤは堀江まやとして陶芸作家として立派にやっております。それを自分の事の様にして身にまとうのが今の私です。

〇店の事

サラエボスナックには熊谷門のCDは有りませんが、熊谷然と息子のノイで作ったCDはあるので聴けます。少しずつ店のグルーヴが増しております。サラエボ通信があなたの手元に届く頃には2つ隣のアンクルの店もオープンして添地がもりあがるヨ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?