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韓国ワーホリ生活 35

バスに乗って、隣の席のおじさんにこのバスはデジョンに行くのか聞いた。

僕「このバスはデジョンにいきますか?」

おじさん「デジョン?デチョン?」(声がでかい)

僕「デジョンですよ!」(こっちも声がでかくなる)

おじさん「あんたどこの人だ?」

僕「日本人です。」

おじさん「フェアーアーユーフロム!?」

僕「日本人です!」

おじさん「それでなんだ!?」

僕「このバスはデジョンにいきますか!?」(発音の問題かもしれないのでメモを見せた)

おじさん「このバスじゃねえ!降りろー!」

それでバスを降りたら、僕達の声が大きかったので運転手さんが下で降りるのを待っていてくれた。

それでもう一度チケット売り場に行き、ちゃんとデジョン行きのチケットを買った。

危ないところだった。おじさんに感謝だ。

そうして、ひとまずデジョンに着いた。

アニメのモンスターを全部見た後だったので、それになぞらえて、移動する度に花子に「ここにもヨハンはいなかった」と連絡していた。

チムジルバンを探そうと思って大きい通り沿いを歩いた。

中々見つからず結構歩いた。繁華街から離れてきて、お店も少なくなってきたけどビールを飲みながら歩いた。最悪野宿かななんて思いながら。

そうしていたらチムジルバンが見つかった。泊れるのだろうか。

受付のおばちゃん二人に、明日の朝までいても大丈夫ですか?と聞いたら、いくらでもいていいですよと笑っていた。よっしゃ。

その夜は、そのままお風呂に入って寝た。

翌朝、バスターミナルまで行ってチョンジュへ行った。

バスを降りて、日本語の観光案内を貰った。

パンフレットによると韓屋村という伝統的な建屋が集合している場所があるという事だったので、行ってみる事にした。

韓屋村までの途中に歴史的な建造物とかに偶然通りかかるかと思ったけど、道中は特にこれといったものに出会わなかった普通の田舎町という感じだった。

韓屋村は伝統的な家が沢山経っていた。平屋や二階建ての建屋ばかりなので空が広く見えるし、太陽の光がよくあたるので気持ちが良かった。建物も道も綺麗だった。歩道が広くて歩きやすかった。岐阜の高山に少し似た感じがした。

しばらく韓屋村をぶらぶらした。

他に行こうかと思いパンフレットを見たが、ピンと来なかったのでクァンジュ(光州)へ移動する事にした。

韓国人の姉さんと連絡していて、クァンジュへ向かっているとメールしたら。何で?クァンジュで見るものってあるかなーときた。

少し気分が萎えた。下調べしていないからなー。

クァンジュに到着した。

ぶらぶら歩いていたら、大きい公園に辿り着いた。

5.18記念公園。

その時はそれが何なのか分からなかった。僕の拙い韓国語能力で少しそこにある資料を読んだり、物々しい石像から何となく察した。

資料館はフロアまでは入れたが、それ以上は入れない感じだった。17時を過ぎていたから遅かったようだ。

それで、フロアにある写真や資料の文字を読んだ。

暗くなって来たのと、ちょっと不安な気持ちになってきたので移動しようと思ってバスターミナルへ戻った。ここで宿泊してもう一回ともふと考えたのだけれど。

後で気付いたのだが、愛知県の半田市に少し雰囲気の似ている公園がある。

日本に帰ってから、映画 光州5.18を観た。

そうして、バスに乗ってヘナムへ向かった。朝鮮半島最南端の地タンクッに行くために。

つづく。。。

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