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大丸有SDGs映画祭

8月31日から開催されている「大丸有SDGs映画祭」皆さんご存知でしょうか?こちらは大手町、丸の内、有楽町の3箇所で大々的に行われているSDGsをテーマにしたサステナブルアクションの一環です。

今回、ご縁あってこちらの映画祭のお手伝いを一部会場にてオープニングの31日と1日の2日間させて頂きました。この期間中にそちら会場で上映されたのは計4本。

まずはショートフィルムの「水の番人」。
舞台は2022年のメキシコ。一見ドキュメンタリーかと思わせるほどのリアルさでしたが、架空の話。それでも家庭内だけでなく多くの産業で使われる水についての未来を考えさせられる大事なお話でした。日本では水が豊かで水道をひねれば好きなだけ水が使えている現状なので、なかなか実感が湧きにくいですが、実際インドでは深刻な水不足がすでに起きています。


そして2本目は『0円キッチン』

廃油で走るキッチンカーにて家庭や企業から出る大量のまだ食べられるのに廃棄予定の食品を使って各地を回りながら調理するというドキュメンタリー映画。国際連合食糧農業機関が2011年に発行した「Global Food Losses and Food Waste」では、世界全体で人の消費向けに生産された食料のおおよそ3分の1、量にして年約13億トンが捨てられているという研究結果が発表がされました。一方で2018年に発表された国連の調査によれば世界で約8億人以上、世界人口の9分の1が飢餓の状態にあるとされており、飢餓人口の約3分の2がアジア地域に集中しているといいます。飢餓と廃棄される大量の食品。これがバランスよくいけば世界から飢餓は無くなるのでしょうが、その地域でのインフラの充実が必要ですし、度重なる自然災害や紛争などが大きな要因とされています。まずは紛争を止めることが求められますし、年々大きな被害をもたらせている気がする自然災害はやはり環境問題も大きく関わってきていると思うので、少しでも環境に配慮していくことは大事なのだなと思います。


3本目は『ザ・トゥルー・コスト  〜ファストファッション 真の代償 〜』
先ほどは大量生産される食品についてのお話でしたが、こちらは大量生産される衣料、ファストファッションについて。
皆さんは普段ご自分が着ている服がどこでどのように作られているか知っていますか?実際、なかなかそれを知る術はないですよね。。

こちらの映画は過去実際にバングラディッシュで起きた縫製工場が入ったビルの崩落事故がきっかけで作られました。ここに入っていたのは私たちも普段よく目にするようなブランドもあります。


この事故から7年が経ちましたがどのくらい状況は改善されているのかと言えば、現状はまだまだ改善の余地があるようです。
昨年には低賃金の改善を求めた平和的なストライキが起きましたが、警官による催涙弾や放水銃などによる強硬手段にて一人の方が亡くなられ、70名近い方が負傷、そして逮捕されたといいます。またストライキに参加した多くの人が再就職出来ない状況に置かれたとか。この構図どこかで最近見かけませんでしたか?

私たちは単に安くて嬉しいと喜んでいる商品のその背景には、技術的な進化もあると思いますが、このように遠い国の誰かが犠牲になっているという事も知っておかないといけないですよね。。もちろん選べるかどうかの経済的な理由もありますが、選べる状況であるならばそれを知った上でそれを選ぶかどうかは自分次第です。


そして4本目は『インディペンデントリビング』

こちらの映画は今までご紹介したものとは少し違って、障害を持った当事者の方が運営する自立支援センターでの人間模様を描いたドキュメンタリー映画です。


そもそもSDGsは『「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包
摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標 』
を掲げています。なので、今回の映画祭では内容も環境問題だけに限らず多様な視点のものが選ばれ上映されています。

SDGsとは。


https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/2001sdgs_gaiyou.pdf

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環境問題は様々な視点でも話題に取り上げられやすいですが、障害を持った方達のお話はなかなか取り上げられていない現状があります。社会の中で実際に関わりがないとなかなか触れづらい話題になっているのかもしれません。こちらの映画は当事者の方達が自らこの映画製作に携わりながら監督は自立支援センターのヘルパーをされているので、信頼関係があるからこそ出来てた映画だと思います。

このように様々な映画を上映している今回の映画祭。
もっと早くお知らせ出来たら良かったのですが、開催は明日まで。
一部ではありますが、まだチケットが買えるものもありますのでご興味ある方は是非サイトを覗いてみてください。


そして「くるみの森プロジェクト」でも引き続き商品だけでなくその背景を大切にしていきたいと改めて思いました。🐿

























































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