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贔屓球団の優勝パレード運営に寄付するという応援

2018年埼玉西武ライオンズはパリーグ優勝を記念して、10年ぶりに所沢で優勝パレードを行いました。

所沢市は所沢市街でおこなわれる優勝パレード運営のため、一般からも寄付を募っていました。
寄付金は一口3000円。返礼として一口ごとにライオンズ優勝記念のロゴが入ったネックストラップが記念品としてもらえる、という内容。

【参考】埼玉西武ライオンズ2018優勝パレードに協賛すると記念ストラップがもらえます

10年前の日本一以来の所沢パレードということもあり現地に行きたかったのですが、一緒に行く人が行けない事情もあり、さらに直前に浅村選手の退団が決まって気持ちが大幅に落ち込み、結局現地へは行かないことに。

それでも当日のパレードの様子はその日のニュースやファンが撮った写真でいろんな角度から知ることができました。
選手、監督、コーチの充実した笑顔、そして沿道のファンの声援。
CSで負けちゃって日本シリーズにも出られなかったけど、あんな強かったソフトバンクに確かにリーグ戦では勝ったことは胸張っていい。
前日に同一リーグへFA移籍を決めた浅村選手にも罵声を浴びせることなどなくがんばれよ〜という声援が飛んでいたという話も聞いて、心底このパレードが無事に笑顔のまま成功に終わってよかった、と安堵しました。

微力ながらもこのパレードに寄付したという行動によって、まるで自分も現地にいてパレードを一緒に疑似体験できたような気持ちになりました。
寄付したお金は確実に自分の好きな人たちを笑顔にするために使われた。
それを自分の目で確認できたことがこの寄付の意味なのかな。
これが生きたお金の使い方というものなのかな、と教えられました。

リターンがあることは寄付のきっかけになる

今回寄付しようと思ったそもそものきっかけは、優勝記念ストラップにパリーグ優勝ロゴが入っていて非売品だったから。
優勝直後に販売された優勝記念グッズは結局買わなかったし、なにか今年の優勝の証を手元に残したかったという寄付に対するゲンキンな理由はあります。

もっと自分が人としての器が大きかったら、返礼にこだわらずにただ純粋に好きなチームが久しぶりにできるパレードが成功して欲しいという想いだけで寄付できるんでしょうが、そこはまだまだ寄付に目覚めたばかりのビギナーです。

もし今回も寄付に対して返礼がなかったり、返礼もメットライフドームですぐ買えるようなものだったら、おそらく寄付を受け付けていたとしても気づくこともなくスルーしていたと思います。

でも、はじめの寄付のきっかけなんて、返礼がきっかけでもいいのかなと思います。

お金の振込の手続きとか少し面倒だけど、今回のわたしみたいに、好きなことに一歩踏み出して支援してみたことではじめて、そこから得られる充実感みたいなものに気づくことができます。

クラウドファンディングのように、ひとりの出せるお金は少なかったとしても、それをひとつに束ねることで救われる人もいる。

お金は自分の衣食住や欲求を満たすためだけに使うものという概念を取っ払って、寄付という行為がもっと気軽にできる世の中になればいいのにな、と思ったできごとでした。

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