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医療難民の私が3ヶ月でコロナ後遺症を治した方法


はじめに

 2019年に中国武漢で発生が報告された
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、
その後に様々な症状が残る後遺症が報告されています。

私は、不運にもコロナに感染し、
その後はコロナ後遺症との闘いが始まりました。

めまい、疲労感、集中力の低下、記憶障害、
うつ様症状など、1年半以上悩んだうちの1人です。
寝たきり生活も約半年間続き、医療難民としての過酷な経験をしました。

読者の皆さんの中にも、同じようにコロナ後遺症で悩む方が多いかと思います。
医療機関への受診が不十分であったり、周囲の理解が得られない状況に苦しむ方もいらっしゃることでしょう。


まだまだコロナ後遺症による情報が不足し、
周りからの理解も得られない中、


何がウソで何が本当で、どの方向を向いたら良いか分からなくなりました。


私は様々な視点から浅く広く情報を収集し、
それらを線で結び合わせることで、自身の状況について理解を深め、回復への道筋を見つけ出しました。


結論から言えば、コロナ後遺症を通じて、
自分の健康を守るためには「セルフケア」が欠かせないことを学びました。

私の体験を通じて、同じような悩みを抱える方々に少しでも希望の光を届け、回復への可能性を示したいと思い、この記事を執筆しました。

この記事では、私が3ヶ月間かけてコロナ後遺症を克服するために行ったセルフケアや情報収集の方法を紹介し、その重要性についてお伝えします。

脳疲労の方のために、最後にやることリストを作成しています。
文字を読むのがしんどい方はぜひ最後のやることリストを読んで行動してみてください😊




1.序章: 医療難民としての私の体験

・コロナ後遺症という難題に直面する

 私自身は管理栄養士として働いていましたが、
ワクチン接種後から体調不良が顕著になり、
2022年8月にコロナウイルスに感染しました。
そして、その後からコロナ後遺症との闘いが始まりました。

主な症状として、
・疲労感
・倦怠感
・めまい
・うつ様症状
・関節痛
・動悸
・ブレインフォグ
・記憶障害
・集中力低下
・不眠
・脱毛
・低血圧
・低体温
など主にこれらの症状がありました。

特にめまいと疲労感・倦怠感が強く、
半年近くも寝たきり生活を送りました。
 

当時は「コロナ後遺症」の概念を知らず、
慢性疲労症候群も疑い病院を受診しましたが、
どちらも今の日本の医療ではまだまだ認知されておらず、
病院への受診や検査も無力でした。

社会人としてまだ経験が浅いこともあり、
貯蓄が少なく、職場の理解も得られず、
社会保障制度の利用にも困難を感じました。

ブレインフォグなどの症状により、
文字を認識することも難しく、
書類の整備もままならず、借金をしてなんとか生活を維持しました。

動きたくても動けず、治療を受けたくても経済的に困窮し、医療難民としての経験をしました。

またコロナ後遺症になる前は1度も
「死んだら楽になれるかな…」
などと考えたことはありませんでしたが、
この病気により、日々そんなことを考えざるを得なくなりました。

このような経験から、

コロナ後遺症は軽視すべきではない

ことを痛感しました。


同じような経験をした方々に伝えたいのは、

自身が悪いわけではなく病気が悪さをしている

ということです。


もし、この記事を読んでいる方が、
自分の大切な人がコロナ後遺症に苦しんでいる場合は、
その方に寄り添って支えることが何よりも大切だと思います。




・医療資源が不足している中でのセルフケアの必要性

 医療資源が不足している状況下では、セルフケアがますます重要となります。
医療機関や専門家のサポートを受けることが難しい場合でも、日常生活で行えるセルフケアによって、自分自身の健康を回復させ、維持できるかもしれないということをこの記事を通じて感じていただけたら嬉しいです。

自分に合った適切な栄養摂取、運動、十分な睡眠、ストレス管理などのセルフケアを確立しておくことで、今後の病気や症状の予防にも効果的です。

人は環境に染まる生き物であり、生活環境を整えることが健康な生活を維持するうえで重要です。
しかし、生活スタイルは個人差があります。
そのため、コロナ後遺症を回復させる方法も多岐にわたることを理解しておくことが大切です。

また、私自身、情報の収集やSNSの活用も、
治療ができない状況下でセルフケアをサポートする重要な手段となりました。
セルフケアを行うことで、自分自身の健康を管理することができ、医療への経済的負担も軽減することができます。

私はこの「人は環境に染まる生き物」であることを利用し、健康に関する知識が多く飛び交う環境をSNSなどを通じて作り、浅く広く情報が見れる環境を作りました。

※注意すべき点は、自分の感情を負にする人との関係を少なくすることです。
自分の感情をネガティブにする人と多く関わると、ネガティブな状態が持続してしまいます。自分に合わない人や環境を手放し、お互いの良い所を認め合える関係を築くことが大切です。


2.セルフケアの重要性: 自分自身の健康を管理する能力

・セルフケアの定義と意義

 セルフケアとは、自身に降りかかったストレスに対して、自己管理や自己治療などを行い
「自分自身をケアすること」を指します。

このセルフケアは、身体的・精神的な健康を維持し、回復させる上で重要な役割を果たします。

 重症だったコロナ後遺症の方々の中で、回復させている方の共通点の一つがこの「セルフケア」です。

セルフケアを身につけることで、自分の身体の小さな変化に気づくことができ、気になる症状を管理し、正しい方向に向かって回復することができます。

セルフケアは、医療機関のサポートが限られている状況下でも、自分自身の健康を維持し、改善するための有効な手段となります。


・医療の限界を超えるための方法

コロナ後遺症はまだまだ解明されていないことが多く、薬などの医療にどうしても頼りがちですが、
医療のみでの回復を目指すには限界があります。

この医療の限界を超えるためには、視野を広げて、様々な角度からアプローチをすることが回復への近道です。
そのためには浅く広く情報収集することが重要でした。

SNS上には「〇〇が良かった」等という情報がいくつも存在しますが、
自分自身が納得していないと行動に移すことができません。

例えば、

「生活習慣のみで治したい‼薬は極力使いたくない‼」

という方に対して薬の提案をいくら行っても行動しませんよね? 

それと同じで、ご自身がまずどのような方法で治したいのかを明確にすると
目に入る情報も変わってきます。

参考までに、どのような方向性があるのか、例を挙げておきます。

①薬など医療のみで治したい
②薬で症状を緩和させながら、生活習慣を改善して回復させたい。
③薬は極力使わず、サプリメントを使用し、生活習慣を改善し回復させたい。
④薬もサプリも使わず、生活習慣のみで改善させたい。

経済面、回復するまでの時間等、
根本療法・対症療法など
それぞれメリット・デメリットがあります。

例えば、

①薬など医療のみで治したいを選択した場合
【メリット】
・今しんどい症状に対して緩和させることが出来る。
・社会保障を活用できる(場合による)
【デメリット】
・経済的負担が大きい
・副作用の可能性もある。
・対症療法でしかないため、生活習慣を改善しなきゃいけないという事に本人が気づくまで完治は難しい。

④生活習慣のみで改善させたいを選択した場合
【メリット】
・体が強くなる(病気になりにくくなる)
・自分の身体の変化に気が付きやすくなる
【デメリット】
・治るまでに時間がかかる

例を挙げてみましたが、
ご自身がどの考え方を大事にしているかによって
治療の方法が変わるので、

大まかにでも方向性を決めることで、
目に入る情報が無意識に選択され、
脳疲労の軽減にもつながります。

私自身は必要最小限の医療を活用し、
あとはサプリメントを使用しながら食事などの生活習慣を整えていき、
セルフケアを大事にして回復を目指しました。



4.コロナ後遺症に立ち向かう: 90日の健康再生計画


・身体的なセルフケア: 食事、運動、睡眠の改善

身体的なセルフケアは、健康な生活を維持するための基盤です。
私自身は食事→運動→睡眠の順番で改善していきました。

具体的な根拠や情報については、別の記事にまとめる予定でいますが、
セルフケアで実際に行ったことを以下に共有します。
これらは個人差は関係なく、コロナ後遺症に悩む全ての方が行った方が良いものとしてまとめました。

①呼吸法
 コロナ感染拡大に伴いマスクの着用が一般的になり、無意識にも呼吸が浅くなりがちです。呼吸を意識的に深くすることで、酸素不足を改善しました。

人は空気・水・栄養が無いと生きていけません。この3つの中で数分無くなっただけでも命に危険があるのは空気(酸素)です。
それくらい私たちにとって空気は大事です。浅くなった呼吸を戻すためにも意識して呼吸を行う必要があります。


②バイタルサインの記録

コロナ後遺症により、
自律神経が乱れている方が多くいますが、

体温・血圧・心拍数(バイタルサイン)

を毎日測定し、変化を見ている方は少ないのではないでしょうか?


バイタルサインは、
その人が生命活動を維持していることを示す
非常に基本的なサインでもあり、
医療現場で多く使用されています。

このバイタルサインと合わせて、
気圧の変化とその時の体調を照らし合わせることで、
自身の体調変化に対する理解が深まりました。

また、バイタルサインに合わせて、
その日の食事摂取量や水分量など、
具体的な数値を明確にすることで、
病院に受診した際に先生方も憶測ではなく、
より根拠に沿って治療方針を提案できます。


③食事量の管理
 
人の脳や臓器・メンタルを決める神経伝達物質は栄養素という材料をもとに作られていますが、

私たちの身体は食べているのもで出来ている

ことを知らない・忘れている人が多いのではないでしょうか。


 また、現代を生きる私たちは昔の食事と比較して、
カロリーは摂取できていますが、
質の良いたんぱく質やビタミン・ミネラルが
摂取できていません。

 私は、栄養素の摂取が不十分であることを認識して、
バランスの取れた食事を心がけました。
特に、タンパク質やビタミン・ミネラルの摂取を
意識し、食事内容を見直しました。

私は簡易的に知るために「あすけん」というアプリを活用しました。
有料版と無料版があるのですが、無料版でも効果的な栄養バランスを把握することができます。

5.成果と教訓: 後遺症からの回復と今後への展望

・3ヶ月後の体調と健康への改善

大きく分けると、呼吸法・バイタルサイン・食事の管理を3ヶ月継続し、行動したところ、私の体調は大きく改善されました。

・めまい
・関節痛
・動悸
・ブレインフォグ
・記憶障害
・集中力低下
・脱毛
これらは比較的1~2ヶ月程度で大きく改善されていきました。

・低血圧
・低体温
・うつ様症状
・疲労感
・倦怠感
・不眠
これらの症状についても1度改善しましたが、
実験的にたんぱく質を減らしてみたことで再度出現し、
最後までしつこく残っていました。
ですが、再度栄養素のバランスを整えたことで、
症状は薄くなっていきました。

セルフケアを実践したことで、現在は8割程度まで回復し、
寝たきり状態から社会復帰できるようになりました。


あくまでも私の身体に対する結論としてですが、
コロナ感染によって、
・元々ある花粉症等の慢性炎症
・腸内環境の悪化
・老廃物の蓄積
・臓器の機能低下 等により上手く栄養素が吸収できない状態となり、
栄養素不足に陥り、長期的な後遺症となったという感覚があります。

新型栄養失調、文明病
これらを調べてもらうとしっくりくると思います😌

現在は心の安定を保つことができたことで、
精神的な健康も向上しました。
このような健康の改善は、セルフケアの実践により
結果となって現れたものであり、
今後も継続して取り組んでいきたいと思います。


・セルフケアの重要性を再確認する経験から得た教訓

このコロナ後遺症の経験から、
セルフケアの重要性を再確認しました。


毎日の積み重ねが未来の自分を作ります。

自分自身の健康と幸福は、
日々の小さな選択や行動によって
築かれるものであり、
積極的なセルフケアが不可欠であることを痛感しました。

体と心の健康を維持するためには、
自分の身体を理解し、
適切なケアを行うことが重要です。

また、セルフケアは一時的なのものではなく、
継続的なものであり、
日常生活の一部として取り入れることが必要です。

そのため、本人が楽しく、無理せず続けられる方法
を見つけることが一番大切だという事を再認識しました。


6.自分の身体の再生能力を信じる

・医療難民としての体験から得た洞察

医療難民としての体験から、医療システムの限界や課題を痛感しました。
医療資源の不足やアクセスの困難さが、
健康上の問題を解決する障壁となっています。

身体が動かせず受診が出来ない、待ち時間が長い、
自費診療により経済的負担が大きい等から
適切な治療や診断を受けることが難しい状況に直面しました。

このような経験から、医療制度の改善と
より包括的な医療サービスの提供が必要であることを強く感じました。

・自分自身の健康に責任を持つことの重要性

 医療難民としての体験から、自分自身の健康に責任を持つことの重要性を再認識しました。
健康は個人の責任であり、自分自身の行動や選択が健康に大きな影響を与えます。
定期的な健康チェックや適切なセルフケアの実践は、健康の維持や問題の早期発見につながります。

また、自分自身の健康に積極的に関わることは、
医療の負担を軽減し、より公平な医療サービスの提供にも寄与します。
自己の健康に対する責任を受け入れ、健康的な生活を送るために積極的に取り組んでいこうと思います。


最後に

 私にとってセルフケアは、コロナ後遺症を回復させるうえで欠かせない存在となりました。
 セルフケアは個々の体調や状況に合わせて柔軟に調整できることが出来るため、自己管理と自己治療の組み合わせは、医療の限界を超える可能性を秘めていると実体験から学びました。

私の経験から、少しでもセルフケアで治せる希望を持ってもらい、回復を促進する有益な手段であることが伝わってくれたらうれしいです。 



★やることリスト

①方向性を決める
・薬など医療のみで治したい
・薬で症状を緩和させながら、生活習慣を改善して回復させたい。
・薬は極力使わず、サプリメント等も使用し、
 生活習慣を改善しながら回復させたい。
・薬もサプリも使わず、生活習慣のみで改善させたい。

②毎日の体温、血圧、心拍数
 必要なもの:体温計、血圧計
③気圧・天気の変化
 必要なもの:「頭痛ーる」アプリ
④食事・水分の把握
 必要なもの:「あすけん」アプリ

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