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子供の勉強の習慣化「ポケカにんじん戦法」のすすめ

はじめに

こんにちは!くるーめです。
私は、今、5歳の女の子の育児に明けくれている会社員です。

子供に、学習習慣を身に付けさせたい、習い事の練習を毎日させたいと日々奮闘している親御さんも多いのではないでしょうか。

そんな、教育熱心な親御さんに、私が編み出した最強の習慣化方法をご紹介します。その名も『ポケモンカードにんじん戦法』です。

もうお分かりですね。作戦名の通り、子供が学習したら、ご褒美にポケモンカードを1枚あげる。非常にシンプルな方法です。

モノで釣るのはどうなのか。ご褒美がないと勉強しなくなる。

こんな声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。
懸念されるのはわかりますが、一案として考えてみましょう。

私自身の経験

私、今はアラフォーの普通の会社員です。そんな私にも当然幼少期はありました。高卒、工場勤務、ブルーカラーの父親が、私に施した教育。それは、本を読んで、何が書いてあったか報告すると千円くれるというもの。

にんじん直球ど真ん中!工場労働者の親父ならではです。野口英世などの偉人の伝記や、シートン動物記、ファーブル昆虫記などを読んで、必死に書いてあったことを父親に伝えていたことを今でも覚えています。

そんな私ですが、今ではかなりの読書好きになりました。本を読んでも、オカネをくれる人はいませんし、ご褒美なんて当然何もありません。大人になった今、誰に何を言われるでもなく、自発的に本を読んでいます。

にんじんに釣られて、読書好きになれたおかげで、家族は全員高卒の環境でしたが、私は現役で慶應にも合格できました。

何が言いたいかというと、にんじん作戦が切っかけで、何かを始めたからといって問題ないということです。専門家や心理学者は、「外的動機付けはダメ、内的動機付けを重視すべし」と言ったお堅いことを言っています。これ、ただの精神論ですね。

多くの人は、学校で毎日アホみたいに掃除させられていたと思います。あれは、強制(ある意味の外的動機)が先行しますが、次第に、毎日掃除しないと気持ち悪いという内的動機が湧いてきて、習慣化される事例です。外的→内的に変化するのです。問題ありませんね。

経済学者の「にんじん」是非

世の中には、「にんじん戦法」で動いているモノ、人が多いですね。「資格試験を頑張ったら、ご褒美に少し高めのレストランに行く」、「販売目標を達成したら、報奨金をもらえる」などなど。

要は、「にんじん戦法」は人間の行動心理をついているのです。問題なのは、子供にそれを施す罪悪感、道徳観念の方です。それに引っ張られて、やってみる前から、子供を「にんじん」で釣るのはいかがなものか、と言った議論になってしまうのです。

それは、単なる思い込みに過ぎないと、私自身の経験から思います。経済学者の慶大総合政策学部中室准教教授も、同じことを言われています。非常に勉強になるので、ぜひご一読をお勧めします。

ポイント
・子どもをご褒美で釣るのは「あり」

・結果よりインプットへのご褒美が効果的

・ご褒美は勉強が楽しいの思いを奪わない

『「学力」の経済学』(著者:中室牧子)

ポケカにんじん戦法の実践

子供が約束した行動をとったら、ポケモンカードを1枚あげる。これだけです。私の子供には、幼児教育のプリント3枚(かず、もじ、ちえ)と、バイオリンの練習をしたら、ポケモンカードを1枚GETできる約束です。

ポケモンカードは、新品は人気すぎて入手困難ですが、中古ならブックオフや、イオンモール等に入っているトレカ専門店で、簡単に買うことができます。1枚30円です。メルカリでも買えます。

予めポケモンカードを30枚ほど用意しておきます。約束(プリント3枚、バイオリン練習)が履行できたら、30枚から1枚を引かせてあげます。好きなカードを選ばせてしまうと、楽しみの要素がなくなるので、裏返して1枚引いてもらいます。

結果として、子供は、毎日、楽しみながらプリントとバイオリンの練習が続けられています。カードがどんどん溜まっていくのが嬉しいようです。

シールやスタンプでは?

ポケモンカードではなく、シールやスタンプではどうなのか。シール、スタンプでも楽しくやってくれるなら、全く構わないと思います。

私の子供も、シールでスタートしましたが、習慣化には失敗してしまいました。楽しみの要素が少なったかったのかも知れません。試行錯誤の結果、たどり着いたのが、大好きなポケモンのカードだっただけです。

宿題に取り組んだら、シールを貼るのも、つまるところ「にんじん戦法」です。シールだと罪悪感が少なく可愛げ。ポケカだと少し刺激強め。現金だと罪悪感も刺激もけっこう強め。この違いだけですね。どれでもいいと思います。

ポケモン好きのすすめ

トレーディングカードは色々なアニメの種類がありますが、ポケモンがダントツにお勧めです。やはり歴史。1996年にスタートして、27年経った今も、新シリーズがテレビ放送されています。

歴史が長い分、キャラクターの厚みもあり、カードの種類もたくさんあります。中古マーケットもしっかりしており、どこでも簡単に入手できます。

毎日1枚カードをあげるので、種類が多くないと続けられません。ポケモンだけでも1,000種類強いるみたいです。複数のバージョンがあるポケカは、1万種類もあるようなので、毎日あげても数年は「にんじん戦法」に使えます。

ポケモン好きになるには

まだ、小さい乳児の親御さんにおすすめなのは、動物園や水族館にたくさん連れていくことです。

幼児期に読む絵本の世界は、登場人物として動物がたくさん出てきます。くまさんや、ぞうさんや、うさぎさん、ねずみさんと言った類です

絵本の世界で認知した動物が、リアルの世界にもいることを知り、「知ってる」になります。本を読むと、外の世界を、未知の世界を知ることができると、感覚的に理解していけると思います。本好きになる最初の一歩ですね。

翻ってポケモンの世界。キャラクターはほぼ、動植物がモチーフになっています。私の娘は、動物・魚好きから、意図せずにポケモン好きになっていきました。

おそらく、馴染みある世界観だったから自然とハマったんだと思います。

自然科学に関心を持てるメリットもありますし、逆算的に動物好きに育てるといいかも知れませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。お子さんがポケモン好きなら試してみる価値はあると思います。

また、まだ幼児のお子さんの場合は、将来、「ポケカにんじん戦法」をとれるように、動物好きに育てておくのも良いかもしれません。

入手しやすさ、種類、コスト、罪悪感の低さ、子供の人気を考えたとき、最大公約数はやはりポケモンカードだと思います。激レアカードが出れば、数十万で売れるおまけ付きです。

モノで釣るのは良くないとの思い込みは捨てて、ぜひ試してみてください!
子供の無限の可能性を伸ばしてあげましょう。

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