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【沖縄ゆいレールフリー切符】隠れ家カフェで大人時間&知られざる史跡・戦跡を巡る日帰り旅【2024年5月】

みなさんこんにちは
今回は沖縄に日帰り旅行に行ってきました。
ゆいレールのフリー乗車券を使って史跡とカフェを巡っていきたいと思います。
ゆいレールで首里の先に行くのは始目手なので楽しみです。
それでは行ってみましょう。

羽田空港にやってきました。
羽田空港は朝早くからフルスロットルで稼働しています。
このジンベエちゃんは、沖縄ではなく、小松空港行きだそうです。

さて、私たちが乗るのは6:30発、JL901沖縄那覇行きです。
今回はクラスJシートを予約したので、快適な空の旅を楽しめそうです。

それでは出発です。
さて、今回の旅、今は隣に夫が座っていますが、夫はマイル修行で那覇に着いたらすぐに羽田にとんぼ返り。
私はというと、修行は夫に任せて沖縄観光を楽しみます。
羽田から再び那覇に戻って来る夫とは夕方18時に集合の予定です。

今日の那覇の天気は雨交じりということでやや残念ですが、久しぶりのひとり旅なので楽しいで来ようと思います。

富士山がきれいに見えますね。

沖縄が見えてきました。

那覇空港に到着しました。
いつもの「めんそーれ」に出迎えられた後、夫とはしばしのお別れです。
それではゆいレール乗り場に向かいましょう。

今回、ゆいレールは1日フリー乗車券を購入しようと思います。
通常、1日フリー乗車券はおとな/800円なのですが、
こちらのJAL MaaSのクーポンで、何とドリンクチケットがついて700円というセット券を見つけました。かなりお得だったので即購入。こちらを使います。
URLはこちらですので興味があればご覧ください。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/collaboration/okinawa/

ホームに上がるとちょうどゆいレールが発車するところだったので見送ります。

これから向かうのは首里の一つ前の儀保駅。初めて降りる駅です。
こちらの9:26発で向かいます。

儀保駅に到着しました。
首里城の最寄り駅は「首里駅」と思われがちですが、こちらの儀保駅からもアクセスできます。
この途中に大人の雰囲気のカフェがあるというので寄っていこうと思います。
このように案内があるので迷わず歩くことができます。
ここから首里城まではおよそ1.2キロです。

さて、目的地が見えてきました。
やってきたのはこちら、山下珈琲店です。

最初この1階のスペースなのかと思ったのですが、お店は路地から入った2階です。ぱっと見では2階に喫茶店があるなど想像もつかない外観ですね。

それでは細い通路を入っていきましょう。
正面に看板が無ければ躊躇するような路地。
まさに隠れ家喫茶店ですね。
階段脇にはメニューも出ていました。
それでは入っていきましょう。

店内はレトロな雰囲気。調度品ひとうひとつにこだわりを感じます。
オーブン直後に入店したので、お邪魔した時は誰もいませんでしたがその後属足とお客様が来店してきました。知る人ぞ知る人気店です。

メニューはこちら。
一杯一杯丁寧にドリップしたコーヒーを楽しめるようです。
こちらのお店はワンドリンクオーダー制となっています。
有名なのはプリンパフェ。迷ったのですが今回はあきらめて次回にしようと思います。

お冷はセルフです。イチイチ素敵。
レバーを上にとあるのに下にひねっちゃってますね。

そしてやってきました。
その名も「夜の月」。甘みをつけたコーヒーの上に生クリーム。2層になっていますが、混ぜずにそのまま飲んでくださいとのこと。
味はもちろん、見た目も味わえる素敵なドリンクです。
この対となっているのが「昼の月」で、甘みをつけた牛乳の上に濃厚な珈琲がのるのだそう。飲み比べてみたいですね。
素敵な空間で優雅な時間を過ごせました。

山下珈琲店から首里城公園までは比較的すぐです。ほどなく首里城公園に到着しました。

梅雨の時期だからか、まだ早いからなのかわかりませんが比較的すいていました。
世界遺産の「園比屋武御嶽石門」はいつ見ても荘厳です。

今回は首里城には入らず、次に向かいます。
この石垣、何度も見ていますが、何度見ても迫力に圧倒されます。

それではこの歴史を感じる通りを通って、石畳方面に向かいましょう。

首里金城町石畳道は総延長500メートル、幅4メートルの石畳の道で、造られたのは1522年頃と推定されています。
この石の敷き方は、乱敷き(みだれじき)というそうです。雨上がりなので滑りそうで、歩くのにかなり神経を使います。
ここは幸運にも沖縄戦の戦火を奇跡的にまぬがれた場所で、琉球王国が豊かだった時代を感じることができます。
素敵な道なのでぜひ来ていただきたい場所ですが、観光されたい方は歩きやすくて滑りにくい靴を履いてくることをお勧めします。

さてここで、左に曲がると「大アカギ」があるというので行ってみることにしました。

首里金城の大アカギは、推定樹齢200年以上といわれるアカギの大木。
もともと沖縄県内では普通に見られる樹木ですが、大木群が人里にみられるのはここだけとのこと。戦前は首里城内及び城外周辺にも生育したようですが、戦争でほとんど消失してしまい、現在みられるのはこちらのアカギだけだそうです。

やってきたのは金城村屋(かなぐしくむらやー)。
休憩所として無料開放されているので一休みです。
この一帯は、琉球王国時代、樋川毛(ひーじゃーもう)と呼ばれる広場になっていて、国王一行が識名園へ向かう際、村人が お茶でもてなした休憩地だったそう。今も昔も憩いの場所ということですね。

それではランチに向かいましょう。
石畳エリアから東方面に歩きます。
すると見えてきたのは「首里崎山公園」です。

こちらには高台の展望台があるそうで、八重瀬方面から那覇市まで一望でき、サンセットや夜景スポットとしても有名なんだそうです。
沖縄に何度か訪れていますが、全然知らない公園でした。

さて目的地は崎山御嶽の近くということでしたが入口が見つかりません。
うろうろしてこの駐車場から入っていくことがわかりました。
場所が難しいとは聞いていましたが、確かに「ほんとにココ?」という感じ。

やってきたのはBABYBABY HAMBURGER&BOOKSです。

もともと牧志に合ったお店ですが、2021年10月にこちらに移転したようです。
高台にあるし、広々としていて素敵なお店です。
店名にBOOKSとあるだけあって、店内には本も置かれています。

さてメニューですが、100gパティのハンバーガー、マッシュポテト、ドリンクはセットになっていて、1400円。
そこにトッピングを選ぶスタイルで、自分好みのカスタマイズバーガーを作れちゃいます。
トッピングは2種類までは無料、3種類目からは100円の追加料金がかかります。
何を選ぶか、迷っちゃいますね。

窓からは風が入ってきて気持ちいいです。
……と思っていたのですが、途中から豪雨が降り始めました。
この後の予定が不安です。

それはさておき、バーガーがやってきました。刺さったレモンが印象的ですね!
私が選んだのは、マッシュルーム、チェダーチーズ、そしてレタスです。
店長さんに相談してこの3種に決めました。
ドリンクは、バーガーにマッチするコーラです。
缶で出てくる感じもアメリカンですね。

レモン、どうすればいいかなーと迷いつつ、とりあえず外しました。
パティに絞ったり、マッシュポテトに絞ったりとお好きにしてよいとのことなので、私はコーラに絞りました。
茸もいい感じでソテーされています。
パティもこんがり焼き色がついてておいしそう。
それではいただいていきます。
パティが肉厚で食べ応えのあるハンバーガーでした。

それでは首里駅に移動です。
途中、見上げると首里城の東のアザナが見えました。

さて、ゆいレールはもともと首里が終点でしたが、
2019年10月1日に首里~てだこ浦西間が延伸開業しました。
首里より向こうって、何があるんだろうとずっと思っていたのですが、今回せっかくフリー切符があるので行ってみたいと思います。

ここまでくるとゆいレールの混雑も緩和されているので、先頭の座席をゲットすることができました。

これから移動するのは、首里駅から浦添前田駅です。
雨が降り続いているのが心配です。

浦添前田駅に到着しました。
向かうのは歩いて5分ほどのところにある、「浦添大公園」です。
この中の浦添城跡を散策していこうと思います。https://www.urasoedaipark-osi.jp/history.php

雨の中、若干迷っておりますが園内に進んでいきます。

浦添グスクは、首里グスク以前の『中山王都(ちゅうざん)』があった場所であり、13 世紀末に造られたグスクです。後の王都・首里の原型と考えられており、尚寧が1589年に首里城の王に即位するまで国の中心地でした。
琉球王国を知るうえで、外せない場所なのですが、私は全く知りませんでした。多くの方が、首里は知っているけど浦添グスクは知らないのではないかと思います。

ものすごい雨になってきました。
さて、今歩いている石畳は、首里城と、旧城とを常に往来をするために整備されたものです。かつてはこの道が首里まで続いていたんですね。

それにしてもすごい雨です。
どっち方面に行くか迷いますが、とりあえず屋根のあるようどれ館へ避難することにしました。390メートルです。

途中、クチグヮーガマがありました。
かつての王朝があった場所であるのと同時に、沖縄戦最大の組織的な激戦地だった浦添城跡。ここは住民たちの避難壕群だったそうです。

浦添グスク·ようどれ館が見えてきました。すっかりびしょぬれです。
こちらのようどれ館、入場は大人100円、雨宿りがてら寄らせていただきました。
ここでは浦添グスクと浦添ようどれの歴史について展示されており、古写真や発掘調査成果のパネル、出土遺物などを見学できます。これは浦添ようどれの内部の再現・レプリカです。
そして、沖縄戦についてのパネル展示もありました。

雨も弱まったので、見学を再開です。
まず向かうのは浦添ようどれ、王家の墓です。
この階段を降りた先にようどれがあります。

13世紀に造られたとされ、英祖王の墓として知られています。
この高い石垣は沖縄戦で破壊されたものを、平成17年に復元したものです。

こちらから向かって右側が西室で、英祖王陵、左側が東室で尚寧王陵と言われています。

それでは戻りましょう。

散策を続けます。
ここには、伊波普猷(いは ふゆう)の墓があります。
伊波普猷とは浦添が首里以前の古都であったことを最初に論じたといわれており、「沖縄学の父」と言われている人です。

先ほどのようどれの上部付近に来ました。
ここにも戦争の爪痕が残っています。

この陣地壕跡は、壕口が一つ破壊されても問題がないように、壕同士が繋がっていたといわれており、その一つの出入り口です。

前方に展望台が見えてきました。
沖縄戦当時、ここは米軍からは「ハクソー・リッジ」、日本軍からは「前田高地」と呼ばれた日本軍陣地でした。
北側が急峻な崖地となっており、日本と連合国両軍の激戦地となった場所です。
令和6年の今、シロツメクサが一面に咲く、穏やかな風景となっていて、悲しい歴史があったなんて信じられないくらいです。

今回訪れた浦添城跡、観光客の姿はあまり見かけませんでしたが、体格のいい外国人男性グループに何組か会いました。
基地軍人の方かもしれません。
ようどれ館の係りの方も、アメリカ軍や自衛隊の方々がよく訪れると教えてくれました。
平和の大切さを感じるための重要な場所となっています。

それではゆいレールで戻って行きましょう。
浦添前田駅から次に向かうのは、おもろまちです。

やってきたのはT ギャラリア 沖縄 by DFS
毎度のことですがここで化粧品を買います。
おもろまちにはこれだけの用事ですが、フリー切符があると気にせず乗り降りできるのでありがたいですね。

次に向かうのは県庁前駅です。
ここでは、冒頭で紹介したJAL MaaSのクーポンでドリンクをいただきます。

対象のお店はこちらの「樂園CAFÉ」です。
駅前のデバートリウボウにはいっているお店。
メニューも豊富にあり、すごくにぎわっていて人気のお店です。
映えるメニューもあったので何か追加で注文しようかと思ったのですが、次に行きたいところがあったのでここではフリーのコーヒーのみにしました。

それでは再び移動です。
県庁前駅から向かうのは小禄駅。空港まで近づいてきましたね。
目的地は駅から歩いて10分弱のところです。

見えてきました。沖縄ぜんざいの店 Kugani くがにです。

なんとこちらの店主は、LAの一流和食店で修行したとのことで、こちらの豆は、煮崩れないようにかつ、柔らかくもちもちとした食感になるようこだわりを持って豆を炊き上げているそうです。

店内でもテクアウトでもいただけます。
メニューはこちら。
ぜんざいにちょこんと乗ったくりーむは、豆乳から作ったクリームだそうです。こだわりを感じますね。

​注文したぜんざいがやってきました。
紅芋クリーム 練乳のせ レギュラーサイズ 700円。
かなりでっかいですね。

早速いただきます。
沖縄ぜんざいは下に煮豆があるのでそれを掘り出しながらいただいていきます。
食べられるか心配でしたが、ぺろっといただいちゃいました!

入店時は誰もいませんでしたが、その後何組も入ってきました。
小禄というマイナーな駅から少し離れた場所にもかかわらず、人気がある穴場的なお店です。

フリー切符最後の利用は、小禄駅から那覇空港まで。
いよいよこの旅も終わりです。

夫の修行フライトが到着するまで、到着口でしばし待機です。

無事に合流し、夕飯としてやってきたのは、国際線ターミナルの一番奥にある「ケンミン食堂」です。
このケンミン食堂、コロナで国際線ターミナルが完全閉鎖状態だった頃も元気に営業していて、頑張ってるなーと思ってみていました。
今回、初めての訪問です。
オーダーはこちらのタッチパネル。精算まですべてこの機会で完了し、お料理はパネルに番号が表示されたら鳥に行くスタイル。
かなり効率的です。

注文したのは、私が沖縄そば(中)590円
夫はCランチ690円。とんかつとポーク卵の定食です。
このCランチが一番人気なんだそうです。
ライスもセルフでよそる、なかなか面白いお店です。

さあ、あとは帰るだけです。。
19時発のJL918 羽田行きで帰ります。

さて、ゆいレールフリー切符で巡る史跡とカフェめぐりの旅、いかがでしたか?
私にとっては、今までよく知らなかった浦添の歴史を知ることができ、貴重な体験をすることができました。

少しでも皆さまのお役に立てればうれしいです。

動画(https://youtu.be/hIqWIq3QQd8)もあわせてご覧ください!


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