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5年前、創作復帰した年に書いた文を5年ぶりに読んでみたらそこまでおかしくないような気がする件

5年前、創作復帰したとき、文章のみでやってみることが初めての体験で、兎にも角にもよくわからなかったときのものがこの記事の最後に掲載したやつ。結局、お絵描きは捨てられなくて挿絵を挟みまくったこれ ↓ 『虚構処置室LOVE&VОID』に変化したわけだけど。更にその変化形がその後の絵物語に繋がっていたんだな…と解るのは今振り返っているから。


初めから徹底されていたのは他人のエネルギーを自分に入れないということだった。徹底『されていた』というのは、自分のハイヤー守護霊指導霊チームからという意味です。

【他人のやり方を使わず自分のやり方を創造する】と人生の設定をして生まれて来てる人は、どうやったってそれをやってる間は前進出来ないってことなんです。例えば、起承転結などの誰かが生み出したセオリーを使っては前進できないということ。

前進できないというのは、セオリーを参考にしてやってみようとするけどどうしても解らない、みたいな感じ。

それくらい人間の思考も肉体も霊チームに制御されてるんですよ。それに気づけず長い間、上手く取り組めずにいるわけですよ。

で、私は指導霊から与えられる『人間が考えたセオリーと創造は違う』というワンフレーズを指標に、

え…:(;゙゚''ω゚''):
意味が解らない……:(;゙゚''ω゚''):
小難しすぎる……:(;゙゚''ω゚''):

と思いながらも不安の中で様々なことを解き明かしていった。

本当に右往左往しながらここまで辿り着いた。

ここまでというのは、自分の魂が宇宙や地球で転生した人々やハイヤーセルフが何者か明らかになったという意味。

ちなみに私は40代半ばまで自分に霊的な能力があるとは一切思っていませんでした。内観を進める中で、低い周波数を自分が沢山抱えているから、本当は肉体一丸となって魂の成長を進めていくはずの守護霊指導霊チームとの連携が取れなくなっていたんだとわかりました。

スピリチュアル的に発達している人々は別にして、ほとんどの日本人は謎を解き明かす以前の私のような状態を引きずっているのだと思います。



ここまで来てハッキリわかることは、5年前に自分が書いた、下記掲載の作品内でコンピュータって言ってるのは創造の源(創造主)のことなのだ。それと繋がって生きるための方法をこの5年、創作活動を通して身につけていたということなのだなあ。創造の源が実際に人間次元でイメージするようなコンピュータであるという意味ではないです。


文が下記のマシな状態になる以前にめっちゃ支離滅裂な私小説を書きましたね。懐かしい~。

創作で物語をつくりたいけど、方法論を読んでも身体も頭も動かず何やっていいかわかんない人はまず私小説を書いてみるといいですよ。思うままに。ガチの支離滅裂で大丈夫です。そんで絶対に紙にプリントアウトしておいてください。
言葉も文字も全て振動を持った素粒子なので、あなたのエネルギーフィールドで整理され、組変わるときがきます。ここで重要なのは、あなたのエネルギーフィールドに影響を及ぼす住まいなどは整理整頓、掃除などを普段からしておくこと。他にもあるけど書ききれないから動画に。


誰かに読んで欲しくて載せるのではないけど、暇で読んじゃった人がおられたらどうもありがとうございますー!

以下、『虚構処置室LOVE&VОID』のベースとなった5年前に書いた文。途中まで。この作中では、生体脳を残すことが重要なんだと思っているけど、今はそんなの必要無いなとわかりますね。霊体ありき。

それから作者の私自身の特徴である、主人公の『面白いことが好き』な設定に合わせるように、今年描き上げた最新作で現れた元々の魂のパートナー(新しい守護霊)がちゃんと面白い方であることに気づく。
そのパートナーと私の魂の合一が成されて、創造の源とその他の魂の繋ぎ役になっていたけど、これからは一人ひとりが創造の源と繋がって生きてもらいますよ。そのコツはこれから私がお伝えしますよ。的なことをやっていた5年間。だった。と気づく。

***

どんなに科学が発達しても、都会の高層ビル群から外れた薄汚い一角が整備されることはいつまでも無かったし、どんなに計算の早い多次元量子コンピュータが開発されても、人の心に巣食う虚無というポッカリと空いた穴の修復に効く処方箋も癒やす方法も見つからなかった。
 
二〇九一年、世界は医療科学による飛躍的な発展を遂げていた。
医療都市なるものが社会の中心の国さえ存在した。日本がそうだ。高齢化社会がきっかけとなり、医療科学が進展することがあらゆる意味で必要不可欠だったのだ。過酷な医療業務はAIに任せ、管理は人間とAIの半々でしている。どんなに繊細さが必要な医術であっても、ナノマシンや優秀な医師の技術のトレースデータベースの保管されたサーバにアクセスしながら手術を行うことが可能な、という意味での遠隔操作ロボがあたりまえになって50年は経っている。人間の肉体の失われた部分を助けるためのサイボーグ化は百年以上の歴史があり、そのラインは日常的になっていた。
 
医療科学の歩みと成果。それは個人企業では開発に成功していても、業界的に発表されていないものや、一般に公表されるまでに時を要するものもあった。遺伝子とそこに含まれる生体光子(バイオフォトン)の情報をDNAごと取り出して保存するための外骨格というだけでなく、素粒子の反応を観測しつづける働きをするAI内蔵マシンの開発に、二〇四九年には成功していた医療科学企業が存在していたが、その技術の切り売りはしても、稀有な完成品の全貌は企業外に明かすことはなかった。
稀有な完成品。その医療科学技術による義体を許されているのは、この企業のCEOである二人の研究者だけであった。
 
一人は、空間の性質について研究するホストコンピュータ
もう一人は、量子コンピュータ内蔵DNA保管アンドロイド
 
大きな箱型と人型の違いはあるが、どちらにも量子コンピュータが内蔵されており、元の人間の生体脳が移植されている。その上で脳から遺伝子情報と記憶がリアルタイムで抽出データとしてマシンに保管され続けている。その仕様の理由として、DNAにはその人物固有のバイオフォトンが存在していて、量子コンピュータと固有のバイオフォトン素粒子を併せ持ち分析・演算・実験することで、ある研究に進展をもたらしたいという望みが二人にはあったからだ。
 
『君が虚無に落ちてから・何年経っただろう』
『…………』
『研究のためとはいえ・あまりに報われない思いを体験する設計をしてしまった・あのとき出会った君は・そこまで虚ろに吸い込まれていたんだね・僕が君の心のカケラにぴったり見合うものを創り出すよ・必ず……』
 

 
気がつくと、とても綺麗で広々とした、そして誰もいない病院内を歩いていた。タブレット端末のようなものを胸元に、両手で抱きしめるようにして歩いていると端末から音が鳴った。驚いてタブレットの画面を見るとフワフワと柔らかな光が明滅していた。その光を見ていると、瑠恵は自分の胸に何かが溢れてくるような感じがした。

『あわしま るえさん おはいりください』 

そう聴こえて顔を上げると立派なつくりの白い引き戸が見え彼女を誘うようにゆっくりと開いた。彼女は名前を呼ばれるまま診察室の入口へと近づいていった。恐る恐る中を覗くと、既に彼女自身が診察室の椅子に座っていて、自分を客観的に覗き観る形になった。もう少し姿勢を斜めに顔をずらして覗くと、ひとりの医師が彼女に向き合っている。顔は彼女の頭にちょうど隠れてしまって見えないが男性医師であるのは判った。
 
『ピ────────────』
再度、タブレット端末から音が鳴ってビクリとした。ちょうど医療ドラマでよく見る、心電図モニターの波形が真っ直ぐになったときのような音だった。と同時に医師と向かい合っているほうの彼女が、覗き見ているほうの彼女をゆっくりと振り返った。
 
「───────! !」
 
目が覚めると同時に、布団から上半身を勢いよく起こすと心臓が音を立てて鼓動を打っていた。
「夢か……」
淡島瑠恵は言いようのない不気味な感覚の寝覚めにしばらく呆然としたが、公休日であることを思い出すと、気を落ち着けるために体温で温もった布団にもう一度潜り込み、眠りによる安心感へと自らを浸した。
 
 
二〇二五年、妙見市総合医療センター。
入院に必要な荷物を大部屋のロッカーにしまうと、看護師が入院病棟の設備の案内をしてくれた。その総合病院には10年以上前の建物が古いときから通っていて、数年前に移転新築され驚くほど立派になっていた。ダヴィンチだかなんだか言う内視鏡手術支援ロボットの最新版もあるらしかった。カーテンで仕切られた部屋には、ベッドの他に液晶パネルが埋め込まれた棚があった。
 
患  者 『淡島 瑠恵(あわしま るえ)』
担当医師 『樹 奏哲(いつき やすあき)』
 
パネルには、患者名、担当医師、本日の担当看護師、食事の種類、その他患者の状態などの情報が表示されていた。情報はナースステーションから更新出来るようになっているらしかった。棚には貴重品を入れておくセーフティーボックスもついており、入院手続きの際に腕にはめて貰ったリストバンドについているバーコードでロック&解除して使う。院内に置ける患者情報の管理は全て、このリストバンドのバーコードでするようになっていた。
手術の内容を再度確認するということで、入院病棟にある診察室へ母とともに呼ばれ説明を聞きに行った。見た目40歳前後くらいの男性医師が待っていて、前もって撮っていたCT画像などを見せながら説明をしてくれた。
「事前に聞いていた内容と相違ないですか?」
そう言って執刀医であるらしい彼が、瑠恵と正面で向かい合う形になるように身体を椅子ごとぐるんと回した。その瞬間。

…………  あ。 ?  …………

ほんの一瞬、それまでとは違う空間が彼にあったように瑠恵には感じられた。
続いて、セカンドオピニオンを求めることも出来る旨を話していたが、明朝には手術室に入る予定なのにセカンドオピニオン?なんじゃそりゃと瑠恵が思っていると、こちらの頭についている?マークを感じ取ったのか、明るい声音と絶妙な間で、
「ま、今さらなんですけど~! 話す決まりというかね」
ニコニコしながらまるで頭上の?マークを指でつまみ、抜き足差し足で他の場所に置きにいくような、そんなコメディタッチの雰囲気で空間を充たした彼を見て、無駄に明るいお調子者の医師なのだなと瑠恵は判断した。そのことに気が行ったせいか樹医師に一瞬違和感を感じたことは忘れてしまった。
大部屋の自分のベッドに寝転がると、いろんな感情がごちゃまぜになった靄で胸の中がいっぱいになった。瑠恵は面白いことや人が好きだったが、それと無駄に明るいこととは違っていた。そういう人間を見るだけで虫唾が走った。そして自分の存在が否定されるかのような感覚を覚えた。自己否定感を感じる人間なんてそこらじゅうにいたが樹医師に対しては妙な反感が意識に上ってくるのを覚えた。
 
 
 



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